本学科では、学内外の連携による教育・研究活動を通して、学生の「実践力」を育てる豊富な現場活動の機会を提供しています。高齢分野からスポーツ分野まで理学療法の多様な領域を研究フィールドとし、社会課題の解決に直結する研究に学生が主体的に参加できる点が特長です。スポーツ分野では、「メディカルサポートクラブ」を中心に、理学療法学科の研究力を現場で活かす取り組みが展開されています。公認アスレティック・トレーナー資格を持つ教員の指導のもと、テーピングや外傷予防などの実技研修に加え、新潟大学整形外科サークルと連携した肩関節をテーマとするワークショップ等を実施。さらに、本学強化指定部のメディカルチェックや大会救護、高校・中学生アスリートへの検診活動にも関わり、競技現場で求められる評価・対応力を養います。これらの活動成果は、学術集会でのポスター発表として発信され、研究と実践を結びつける学びへと発展しています。また、高齢分野では、慶應義塾大学、北里大学、新潟南病院などと連携し、地域高齢者を対象とした「トキめき会」を展開しています。本活動では、運動機能や認知機能の測定を通してフレイルの早期発見を目指すとともに、AIを用いた歩行解析研究に取り組んでいます。歩行速度を重要な健康指標と捉え、スマートフォンから取得したデータを長期的に解析することで、将来の疾病や要介護状態への移行を予測する研究を推進。学生は測定、解析、結果説明まで一貫して関わり、データに基づく理学療法の視点を実践的に身につけます。このように本学科の研究活動は、大学内にとどまらず地域やスポーツ現場へと広がり、学生の実践力を高める教育基盤となっています。