骨塩量・骨粗鬆症の危険因子の研究
通常骨密度とは、超音波を用いた骨塩量の測定から推定され、骨の丈夫さを示す指標とされています。本グループでは、新潟県内の2地区で、体脂肪率などを測定する体組成計などを使用して、体格や食生活と骨塩量との関連性、骨粗鬆症の危険因子(原因として可能性の大きい因子)について調べてきました。
健康栄養学科では、4年次に下記グループに分かれて卒業研究を行います。卒業研究は、食・栄養・運動や健康に関して興味のあるテーマを設定し、自分で調査、実験を行い、論文にまとめるというものです。各グループでは複数の教員が協力しながら卒業研究指導を行います。卒業後、さらに、大学院に進学して研究を続ける学生もいます。
※学生の在籍学年は平成22年度在籍時のものです。
骨塩量・骨粗鬆症の危険因子の研究
通常骨密度とは、超音波を用いた骨塩量の測定から推定され、骨の丈夫さを示す指標とされています。本グループでは、新潟県内の2地区で、体脂肪率などを測定する体組成計などを使用して、体格や食生活と骨塩量との関連性、骨粗鬆症の危険因子(原因として可能性の大きい因子)について調べてきました。
健康栄養学科4年
高山 優実
新潟県
長岡大手高校出身
ゼミ生からひとこと
高齢者との交流から学ぶ
私は、特定健康診査に参加させていただき、高齢者の体組成・骨塩量の測定を行いました。また、「骨の健康度アンケート」も実施し、骨塩量の結果と生活習慣との関連についても調査しました。多くの方とコミュニケーションがとれ、貴重な体験となりました。苦労した時期もありましたが、ゼミの雰囲気はとても良く、この仲間がいたからこそ一緒にやり遂げることができたのだと思います。
<ゼミ生の研究テーマ>
バングラデシュ小学生の体格に及ぼす要因の検討/野菜使用量に着目したコンビニエンスストア弁当の解析/幼児における野菜栽培体験が野菜摂取に及ぼす影響/スポーツコース専攻高校生の栄養摂取状況・体組成の現状把握および比較検討/高校柔道部の体重コントロールや食事状況の実態把握および介入指導による食事状況や食意識・体組成変化の観察/慢性腎不全(透析期)患者の身体計測・臨床検査値に関する研究/主食のエネルギー量及び炭水化物量把握と血糖コントロール・食生活との関連~小児1型糖尿病サマーキャンプでの実態調査から~
調理とおいしさのサイエンス
食品は、調理や加工・保存により栄養価やおいしさなどが変化します。本グループでは、おいしく食べ易く栄養価の高い食品を作ることを目的に、調理加工方法を検討し食品の成分・食感の変化などを調べています。また、高齢者・スポーツ選手・若者を対象に食生活の現状を分析し、対象者に適した食品の開発などを行っています。
健康栄養学科4年
酒井 麻依子
新潟県
三条高校出身
ゼミ生からひとこと
ビタミンC量の変化
野菜に豊富に含まれるビタミンCは、失われやすい栄養素のひとつです。最近、干し野菜が注目されていますが、野菜を乾燥させた場合のビタミンCの変化については、知られていないことが多く興味を持ちました。切った野菜を日数を変えて干し、ビタミンC量を測定したところ、切断・乾燥によりビタミンC量が増加する可能性があることが分かりました。今後はそのメカニズムについて詳しく研究したいと思います。
<ゼミ生の研究テーマ>
干し野菜の作成及び乾燥過程におけるビタミンC含有量の変化/低温スチーム調理における茶豆のβ-アミラーゼの変化/まいたけと低温スチーミング装置を利用した軟化肉の作成とその特性/施設高齢者における嗜好と咀嚼能力の関連/各種飲料がスポーツ選手の疲労に及ぼす影響/行事食と新潟の郷土食~世代間における食文化の継承について、郷土食を中心に~
食べ物が語る未知なる感覚世界
日々口にする食べ物には、特徴的な硬さや粘りなどのいわゆる「テクスチャ」、あるいは特有の「味」や「香り」があります。本ゼミでは、われわれがどのようにして食品の「テクスチャ」「味」「香り」などを知るのか調べています。毎日口にする身近な食べ物が語る未知なる感覚世界を探求していきます。
健康栄養学科4年
樋口 辰也
新潟県
五泉高校出身
ゼミ生からひとこと
米粉の持つ大いなる可能性
近年、米粉が新たな食品の開発や、我が国の食料自給率の向上を期待させるものとして注目されています。私は、この米粉を用いた食品の開発に大きな可能性を感じ、今回の研究テーマに携わりました。研究は、同じゼミ生と4人で共に行い、常に一定の品質を保った試料を作るにはどうすべきか、得られたデータをどのように活用すべきかを先生の指導や助言を頂きながら、試行錯誤を繰り返して研究を進めました。
<ゼミ生の研究テーマ>
酸味を呈する溶液に対するミラクルフルーツの作用に関する研究/米粉を使用したホワイトソースの食味に関する研究/ミラクルフルーツ作用下におけるクエン酸を配合した「あん」の食味に関する研究
運動と食事で生活習慣病を予防
体内に入る栄養素のほとんどは筋肉で代謝されますが、運動不足で筋肉の栄養素代謝能力が衰えると、生活習慣病になります。本ゼミでは、これらのメカニズムの研究や、食品会社と共同で生活習慣病予防になる食品素材の研究も行います。これらの研究は、生活習慣病予防の食事処方やサプリメント開発に繋がるでしょう。
健康栄養学科4年
浜本 真梨菜
新潟県
佐渡高校出身
ゼミ生からひとこと
「考える力」「他人に伝える力」
私は、ラットを用いた動物実験により、高強度・短時間の運動でも内臓脂肪の蓄積を防止して、生活習慣病の予防に効果的であることが分かりました。この研究を通し、知識を修得できたことはもちろん、深く考える力や自分の意見を相手に正確に伝える能力が身についたと思います。熱心に指導をしてくださった先生方、研究を共にした仲間達に支えられながら、満足のいく卒業研究を行うことができたと思います。
<ゼミ生の研究テーマ>
高強度・短時間運動が有する内臓脂肪蓄積およびインスリン抵抗性の防止効果/高強度・短時間運動が内臓脂肪および血中脂質に及ぼす影響/低強度・長時間の歩行運動がラットヒラメ筋の糖取り込みに及ぼす影響●運動頻度が内臓脂肪及び耐糖能に及ぼす影響/クエルセチンが有する内臓脂肪の蓄積防止効果/タラたんぱく質による内臓脂肪蓄積抑制効果