放射線医療のスペシャリスト診療放射線技師
医療技術学部 診療放射線学科
2018年4月 新設 (新設※)※掲載内容が変更となる場合があります。入学定員 90名
2018年4月 新設 (新設※)※掲載内容が変更となる場合があります。入学定員 90名

「X線撮影」「画像検査」「放射線治療」
チーム医療の一員として医療の最前線で活躍する“診療放射線技師”を養成

目標とする
資格

診療放射線技師(国家資格)

医師または歯科医師の指示のもと、人体への放射線照射を行うことのできる専門職です。
主に病院で、X線撮影やCT検査、放射線治療などの場面において、放射線を出す医療機器を扱うほか、
MRI検査、超音波検査など放射線を使わない検査や画像診断における読影の補助も行います。
また、診療放射線技師が提供する検査画像は、病気の診断や治療方針を決定するための重要な情報となるため、
チーム医療の一員として重要な役割を担っています。

取得可能な資格

第1種・第2種 放射線取扱主任者(国家資格)

放射線発生装置や放射性同位元素の放射線障害防止のための監督・監視を行います。これらを扱う事業所、販売所、病院や研究機関、製造業などでの現場では放射線取扱主任者を1名以上選任することが法律で決められています。

エックス線作業主任者免許(国家資格)※1

エックス線を用いた作業における被ばく等の障害を防止するために、作業者への指導や安全管理を行います。エックス線を取り扱う事業所では、管理区域ごとにエックス線作業主任者を選任することが義務付けられています。

ガンマ線透過写真撮影作業主任者免許(国家資格)※1

ガンマ線を用いた写真撮影(透過写真)による障害を防止するための指導や作業環境の保全を行います。ガンマ線透過写真撮影を行う事業所では、管理区域ごとにガンマ線透過写真撮影主任者を選任することが義務付けられています。

作業環境測定士(国家資格)※2

医療機関をはじめ、工場や工事現場など、水銀や放射性物質、鉱物の粉塵などが発生する環境で、有害物質の測定・分析および作業環境の改善に関するアドバイスを行い、労働者の健康保持を支えます。

  • ※1 診療放射線技師(国家資格)の取得後、届出のみで取得が可能
  • ※2 診療放射線技師(国家資格)の取得後、試験が一部免除
医療現場の最前線で活躍する「放射線医療」のスペシャリストを育成

ますます拡大する診療放射線技師のニーズ

ますます拡大する診療放射線技師のニーズ全国のがん疾患数(推計値)

超高齢社会の進展等により、がんの診断件数は2000年から2016年までに約50万件増加しており、がん治療におけるCT検査やMRI検査などの画像検査や放射線治療の重要性がますます高まってきています。こうした中、2010年4月には、厚生労働省から「放射線治療等に関わる業務の専門家として診療放射線技師を積極的に活用することが望まれる」という通知※が発せられています。これら社会背景を踏まえ、がんをはじめとする重大な病気の発見・検査から治療まで幅広い業務に対応することができる診療放射線技師へのニーズは今後ますます高まることが予想されます。
※厚生労働省「医療スタッフの協働・連携によるチーム医療の推進について」

開設準備室長メッセージ

より高度な知識・技術を有し、
地域医療、救急医療を担う診療放射線技師を育成します

診療放射線技師は、医師からの依頼内容をもとに疾患に適した検査を実施し、その検査画像を正しく構築する必要があります。そのため、他の医療専門職種と的確なコミュニケーションを図りながら、最適な画像を作成し、診断の根拠となる質の高い画像情報を提供することが重要です。また、地域や時間を問わず実施される救急診療においては、安定して最適な画像情報を提供し、かつ安全性を確保するための知識と技術が必要です。

本学科では、診療放射線技師の経験豊かな専任教員を数多く配置し、入学した皆さんに対して、きめ細かな指導・支援にあたることが可能です。診療放射線技師としての役割や使命はもちろん、地域医療や救急医療において必要な臨床実践能力、多職種間連携による問題解決力を最新の画像診断機器を使用して養います。

今後、診療放射線技師の業務はさらに拡大することが予想されています。医療・診療放射線技術の進歩に広く関心をもち、他の医療専門職と協働して地域医療や救急医療に貢献したいという熱意と意欲溢れる皆さんの入学を待っています。

教授 児玉 直樹(新学科開設準備室 室長)

教授 児玉 直樹

(新学科開設準備室 室長)

【略歴】
(公社)日本診療放射線技師会 理事
(一社)新潟県診療放射線技師会 理事

教育の特色

学生全員で“診療放射線技師”を目指すカリキュラム

学生全員で“診療放射線技師”を目指すカリキュラム

本学科では、診療放射線技師国家資格の取得に必要な科目をすべて“必修科目”として配置し、卒業時に学生全員で国家試験受験資格を取得します。各科目は学年進行に応じて段階的に配置され、すべての学生が安心して学べるカリキュラムとしています。また1年次には、学生7~8名に対して担当教員を配置する「アドバイザー制」を導入し、学習面の不安から学生生活の心配ごとまで、あらゆる相談に対応します。さらに、早期から国家試験合格に向けた特別講義や模擬試験を実施するほか、学生一人ひとりの学習状況等に応じた個別指導を徹底し、学生全員の国家試験合格をサポートしていきます。

“高度な撮影技術と画像診断能力”を磨く本学独自のカリキュラム

“高度な撮影技術と画像診断能力”を磨く本学独自のカリキュラム

診療放射線技師が提供する検査画像は、病気の診断や治療方針の決定を左右する非常に重要な情報となります。そのため、診療放射線技師には卓越した撮影技術と画像診断能力が求められます。本学科では、これら高度な技術を身につけるため“画像検査”や“画像診断”について実践的に学ぶ専門科目を数多く配置しています。また、近年ニーズが拡大している“救急医療”での活躍を想定した「救急撮影技術学」を必修科目として設け、迅速で正確な業務が求められる救急医療における撮影法などについても学んでいきます。こうした学びを通じて、あらゆる現場で高い専門性を発揮できる診療放射線技師を育成します。

臨床経験豊富な教師陣による実践的な指導!

臨床経験豊富な教師陣による実践的な指導!

本学科では、将来“即戦力”として活躍できる診療放射線技師の育成に向けて、全ての教員が「医師」または「診療放射線技師」の資格を有し、より高度な知識・技術を提供できる指導体制を構築しています。医療機関で20年以上の臨床経験を持つ教員をはじめ、「X線検査」「放射線治療」それぞれの部門で経験豊富な教員を数多く配置し、医療現場の実際に即した実践的な指導を行います。また、多くの教員が各都道府県の診療放射線技師会の役員を務め、医療機関との強いネットワークを有しており、臨床実習等において、より充実した指導を行うことができます。

“チーム医療”の一員として活躍できる診療放射線技師を育成

“チーム医療”の一員として活躍できる診療放射線技師を育成

本学では、医療系総合大学であるメリットを活かし、他学科の学生と共にチームで学ぶ「連携教育」を導入し“チーム医療”の一員として求められる、他職種への理解やチームワークスキルについて学んでいきます。また、救急救命学科と看護学科を併設する全国でも数少ない環境を活かし、学科独自の「救急チーム医療論」を配置し、診療放射線技師へのニーズが拡大している“救急医療”におけるチーム医療についても実践的に学んでいきます。

“チーム医療”の一員として活躍できる診療放射線技師を育成

カリキュラム

※平成30年度 入学生用のカリキュラム予定であり変更になる場合があります。(平成29年4月現在)

>3つのポリシー(アドミッション・カリキュラム・ディプロマ)の詳細はこちら(PDFファイル/160KB)

カリキュラム カリキュラム
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診療放射線学概論

診療放射線技師が活躍する様々な職場の現状について学び、専門職としての役割や業務について理解を深めます。また、新潟県とその周辺地域における地域医療や救急医療の実態についても学ぶことで、将来、幅広いフィールドで活躍していくための基礎的な知識を身につけていきます。

画像診断学Ⅰ・Ⅱ

X線検査、造影検査、X線CT検査、MRI検査、超音波検査などにおける画像診断法について、その特性や違いを理解し、様々な症例に応じた画像診断レポートの作成法について学びます。また、臓器の形態や異常など、画像診断に必要となる画像解剖についても学びます。

救急撮影技術学

救急搬送された患者の中には、標準的な体位での撮影が困難な場合もあるため、状況に応じた撮影体位・撮影条件を設定する必要があります。この科目では、こうした救急医療において、診断に適した画像を撮影するための方法について学びます。また、救急患者の病態についても理解し、その安全管理についても学びます。

学内実習+臨床実習で高い実践力を磨く!

“学内実習+臨床実習で高い実践力を磨く!

本学科では、総合病院をはじめとした新潟県内外各地の医療機関を実習先として数多く確保し、4年次の臨床実習を通じて臨床現場における画像検査・診断技術を実践的に学びます。また、学内には画像検査や画像診断で使用する機器を全て整備し、さらに全国でも数少ない読影システムを導入することで、より高度な学内実習を行うことができます。
学生は、こうした学内での学びを活かして、臨床実習に臨むことで、これまで身につけた知識・技術をより確かなものにしていきます。

専門性を高めるための充実した教育環境

専門性を高めるための充実した教育環境

診療放射線学科の実習棟には、最新の画像検査・診断機器を配置し、また全国でも導入例の少ない読影システムを整備することで、医療機関さながらのリアルな環境で実習や演習を行うことができます。

専門性を高めるための充実した教育環境

実習設備

  • X線CT装置

    X線とコンピュータにより身体の内部構造を調べる装置で、がんや脳内の出血などの症状・病気の発見に関わる検査について学びます。

  • X線TV装置

    バリウムなどの造影剤を使って臓器や血管を撮影する装置で、人体の形態や機能に応じた撮影技法について学びます。

  • マンモグラフィ装置

    乳がん検査に必要なX線撮影を行う装置で、マンモグラフィ検診で必要とされる撮影技法や検査技術を修得します。

  • 超音波検査装置

    超音波を体外から当てて、臓器や血管などの人体内部を反射波(エコー)により映像化する装置で、人体内部の検査法について学びます。

  • 読影室

    X線CT装置やMRI装置などで撮影された画像を3D化する方法や、診断に役立つ画像処理について学び、画像読影能力を養います。

  • 医療画像情報学実習室

    画像管理システムを用いて、X線CT装置などで撮影された医療画像の管理方法や、モニター診断に必要なモニターの精度管理について学びます。

  • 理工学実習室

    診療放射線技師として必要な電気電子工学、放射線計測学などの実習や演習を行い、各種機器の扱い方について学びます。

  • 基礎医学実習室

    基礎医学や放射線基礎科学、医療安全管理学などの実習や演習を行い、診療放射線技師として必要な基礎知識を身につけます。

全国の養成校でも導入例の少ない最新鋭の“MRI装置”を導入!

全国の養成校でも導入例の少ない最新鋭の“MRI装置”を導入!

本学科のMRI室には、全国の養成校でも導入例の少ない3テスラの高磁場MRI装置を導入します。高磁場のMRI装置を導入することで、脳や臓器、血流などの画像をより鮮明に撮影することができるため、より詳細な画像解析を行うことができます。
これにより、通常では発見が困難な症例に対しても、効果的な解析を行うことが可能となり、より高度な読影・診断能力を修得することができます。

MRI装置とは
強力な磁気で脳や臓器など体の断面を撮影する装置で、様々な角度から
精度の高い画像撮影を行うことが可能です。

診療放射線技師の
活躍の場

  • 病院

    様々な診療科の医師と連携して、X線撮影やCT検査などを行うほか、画像診断における読影の補助を行います。

  • 検診施設

    人間ドックや健康診断などで各種検査を行い、病気の早期発見や治療に繋げます。また、企業や学校へ出向いて出張検診なども行います。

  • 研究機関

    大学院や研究所などで放射線に関する高度な研究を行い、画像検査や放射線治療の技術向上に貢献します。

  • 医療関連企業

    放射線に関する知識を活かし、医療機器メーカーなどで各種検査・治療機器の開発や販売に携わります。

医療現場で活躍する診療放射線技師からのメッセージ

X線検査の現場で活躍する診療放射線技師 勤務経験:6年 勤務先:総合病院 女性 診療放射線技師

病気の早期発見に貢献できる
診療放射線技師を目指して

私は幼い時に、エコーやレントゲンなどの画像検査を受けたことがあり、その頃から医療職に興味を持つようになりました。自らが撮影したX線画像で、患者さんの病気の早期発見に繋げ、一人でも多くの命を救う手助けをしたいと思い、診療放射線技師を目指しました。

現在、マンモグラフィ検診をはじめとした各種画像検査などを担当していますが、特に「乳がん」の検査では女性の患者さんを対象とするため、「女性目線」のコミュニケーションを図り、より診断に適した画像を作成することを心掛けながら業務に当たっています。

日々、勉強の毎日ですが、経験を積んでいくことで知識や撮影技術など、診療放射線技師としてのスキルが日々向上しているように感じます。私はマンモグラフィ撮影の認定資格を取得していますが、今後はその他の認定資格にも挑戦し、さらにスキルの向上を目指していきたいです。

放射線治療での活躍を目指す診療放射線技師 勤務経験:3年 勤務先:総合病院 男性 診療放射線技師

向上心を持って日々、学んでいます

私は高校生の時、理系科目、特に生物が好きで医療系の職業につけたらと考えていました。そんなとき、知ったのが診療放射線技師でした。当時の私は、放射線は人体に良くないイメージがありましたが、適切に使えば病気の早期発見に役立ち、がんの治療もできることを知り、自分も放射線を活用して人の役に立てたらと思いこの職業を目指しました。現在は、各種検査業務に加え、放射線治療計画の作成法や放射線治療装置の操作などを学び、放射線治療に関する技術を身につけるため日々勉強中です。

臨床現場では、教科書通りに上手くいかないこともありますが、向上心をもって日々業務に取り組むことで、より高度な技術を身につけ、将来は、一般診療や救急医療の現場とともに、幅広いフィールドで活躍できる放射線治療のスペシャリストを目指して行きたいと思っています。

卒業後の進路

  • 病院等医療機関
  • 検診施設
  • 放射線を扱う研究機関
  • 医療関連企業(医療機器や医薬品を開発販売する企業) 等

放射線を扱うことができる医療職である診療放射線技師は、画像検査や放射線治療のスペシャリストとして、その役割や重要性が高まっており、医療現場には欠かすことの出来ない存在となっています。そのため、全国の養成校では9割以上の卒業生が病院等の医療機関への就職を実現しています。

女性の“診療放射線技師”が
求められています!

女性特有のがんである“乳がん”の早期発見には、診療放射線技師が行うマンモグラフィー検診が有効とされ、近年検診率も増加しています。こうした中、女性が安心して検診を受けられるよう、女性の診療放射線技師が必要とされています。一方、国内での診療放射線技師の女性の割合は2割程度とまだ少なく、より多くの女性の診療放射線技師の活躍が求められています。

お問い合わせ 025-257-4459

お問い合わせ 025-257-4459

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