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日韓共同プロジェクト「空飛ぶ車いす」活動の一環として、スリランカでのボランティア活動に参加しました!

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 昨年12月23日~28日の6日間、日韓共同プロジェクト「空飛ぶ車いす」活動の一環として、スリランカでのボランティア活動に本学から義肢装具自立支援学科の大鍋教授、看護学科の杉本助手、理学療法学科の2年生の計3名が参加しました。
「空飛ぶ車いす」とは1990年、栃木工業高校で産声をあげ、工業高校を中心に広まった、中古の使われなくなった車いすを修理・整備して車いすを必要としているアジア諸国へ贈る国際ボランティア活動プロジェクトで、スマトラ沖地震によるインド洋津波の際には被災地であるスリランカに450台の「車いす」を届けるなどの国際支援を行ってきました。

 本年度4月から開設する「義肢装具自立支援学科」の教員のひとり大鍋教授は、こうした「空飛ぶ車いす」ボランティア活動に以前から強い関心を持ち、本学の学生に声をかけたところポジティブな反応があり、昨年10月の大学祭(伍桃祭)を機に、本学での活動を始めました。

 これまで本学では「空飛ぶ車いす」プロジェクトを通して修理・整備した車いすをスリランカへ船便で送るとともに、今回の訪問の際には航空機でスリランカへ持参しました。また「空飛ぶ車いす」の事務局役である日本社会福祉協議会の求めに応じ、使われなくなったメガネも本学学生・教職員の協力のもと収集し、スリランカへ持参、寄贈しました。その他にも、これらの活動がどのような影響を与えていくかの効果(社会科学的)の検証を目的としたアンケートの実施や、修理・整備済み車いすを東南アジアへ送るための費用捻出に寄与させるため書き損じはがきの収集なども行っています。なお、今回の本学チームの訪問は、新潟医療福祉大学の「自立生活支援技術センタ-」の研究活動の一環でもあり、参加費用の一部援助を受けています。

 今回のスリランカ訪問では、車いすを修理した高校生や大学生が参加し、その車いすのフォローとアジア諸国の車いす不足や車いすの利用状況、今後の活動などについて現地関係者と意見交換を行いました。また、この訪問チームには、これまで6年間「空飛ぶ車いす」を通じて交流を続けてきた韓国の高校生・大学生も参加し、日韓高校生、大学生が共にスリランカで活動することで、貴重な三ヶ国間国際交流が行われました。なお、この事業は政府提唱「日韓未来共同プロジェクト」に認定されています。
日韓共同プロジェクト「空飛ぶ車いす」国際ボランティア活動 はNHK Radio Japanで海外へも発信されているほか、学会誌(Assistive Technology)でも紹介し、世界へ向け情報発信されています。また、「空飛ぶ車いす」の活動については、大鍋教授のおられたピッツバーグ大学を通し、スマトラ沖地震による津波被災に対する活動例の一つとして世界保健機関(WHO)へも情報が送られています。

 本学での活動を先導する大鍋教授は「義肢装具自立支援学科では授業の半分近くが工学関係である。本学科は今まで福祉に関心を持ち『空飛ぶ車いす』の活動を進めてきた高校生にとって、将来への一つの選択肢を提供するものと考えられる。ことハードだけのニーズではなくソフト面のニーズもはっきりしてきたので本学の総合力を発揮できる良いプロジェクトになるでしょう」との話しでした。また今後の抱負として「より多くの学生に興味を持ってもらい、本学独自の活動を創造し、高校・大学との連携、さらに車いすを送っているスリランカやタイなどに加え広くアジア諸国・世界との連携を拡大していきたい。今後は本学の全学科からの学生の参加を期待し、本学の総合力を発揮できるようにしていきたい」と語りました。

<写真上から>
●スリランカでの車いす整備後の日韓高校・大学生、スリランカ関係者
●スリランカでネセック財団理事長ウイマラ師と寄贈された車いす
●寄贈された車いすと利用者、日韓の高校生・大学生
●スリランカの子供達と日韓の高校生・大学生との交流
●スマトラ沖地震による津波被災支援センターでの追悼式・車いす寄贈後の記念写真


義肢装具自立支援学科についての詳細はこちら
http://www.nuhw.ac.jp/dept/medical/jiritsu/index.html

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