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【言語聴覚学科】ロサンゼルス英語研修 実施報告

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2011年2月20日(日)~27日(日)の間、6泊8日の行程にて、本学言語聴覚学科によりアメリカ・ロサンゼルスでの海外英語研修が行われました。

2年生4名と教員1名の計5名で行われた本研修は、アメリカの文化に触れながら英語によるコミュニケーション能力向上を図ることなどを目的としております。

今回の研修に際して、現地の病院などの臨床現場を観察するためには、事前にHIPPA(Health Insurance Portability and Accountability Act)プログラム※1を受講し合格する必要があったため、渡米前に学生と勉強会を開き全員合格を勝ち取り、研修に臨むことができました。

本研修は、現地大学の言語聴覚障害領域講義への参加、同領域を専攻する同世代の学生と交流、先進的な言語聴覚障害関連施設を持つ病院の見学や臨床現場の観察、直接患者様との交流を図るなど、充実した内容となりました。

医療施設訪問ではロサンゼルス近郊にある、ロングビーチメモリアル病院、カリフォルニア州立大学ロングビーチ校スピーチクリニック、DR. TAN耳鼻咽喉科医院、南カリフォルニア大学病院の4つの施設を訪問し、様々な臨床現場を観察することができました。

ロングビーチメモリアル病院では、X線透視による嚥下造影検査やパーキンソン病患者の発声訓練などを間近で観察する機会があり、大いに刺激を受けました。

カリフォルニア州立大学ロングビーチ校スピーチクリニックは大学内にあるクリニックで、プロフェッサー指示の下、大学院生が言語訓練にあたっています。同クリニックでは、モニターを通して吃音や発声障害の患者様を観察し、担当プロフェッサーから直接解説を受ける機会にも恵まれました。また同大学では、学部の講義(嚥下障害)と大学院の講義(小児言語障害)も聴講することができ、日本と異なり講義中でも学生から質問が次々に出て、クラス全体が活性化されている様子を目の当たりにして、大きな衝撃を受けている様子でした。

開業医院であるDR. TAN耳鼻咽喉科医院では、音声障害の治療の観察をすることができ、患者様に治療の具合や言語訓練の感想などを直接聞ける機会もありました。

南カリフォルニア大学病院では、嚥下訓練における激しい訓練の様子やパーキンソン病患者様の発声訓練の様子などを観察することができました。
また同病院では、台湾から留学生が来ていて、同年代との英語によるコミュニケーションも取ることができました。

その他、ショッピングモールでの買い物時やディズニーランド観光時に現地の方に英語で話しかけるなど、それぞれが積極的にコミュニケーション向上を図っておりました。

言語聴覚学科では今後も海外英語研修を積極的に推進していきたいと思っております。


※1)HIPPAとは、「医療保険の携行と責任に関する法律」のことで、2003年4月にアメリカで発効された、医療情報の電子化推進とそれに関係するプライバシー保護やセキュリティ確保について定めた法律です。


>>言語聴覚学科の詳細はこちら
http://www.nuhw.ac.jp/faculty/medical/st/index.html


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