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医療技術学部

Department of Emergency Medical Sciences

  • 学生の在籍学年は2023年度在籍時のものです。

大松ゼミ

観察・評価・処置の正確性向上に関する研究

大松 健太郎 Kentaro Omatsu 准教授

救急救命士は傷病者を短時間で観察し、緊急度・重症度を評価し、救急救命処置を行い、適切な医療機関に搬送することが求められる職種です。傷病者を評価する際には様々なスケール(段階)が存在します。本ゼミでは、救急救命士が用いる評価スケールの誤判定の要因について分析し、評価の正確性を向上するための研究を行っています。また、様々な医療機器・資器材を用いて傷病者に対応しますが、それらの選択が傷病者に与える影響について研究を進めています。これらの研究を行うことで、卒業後に根拠をもった救急活動を行える卒業生を輩出することを目指しています。

胸骨圧迫のカウント方法の違いが救急蘇生法に与える影響について研究しています。数え方の差を調べるために、胸骨圧迫に慣れていない他学科生にもあえて協力を仰ぎながら検証しています。指導方法の違いによる胸骨圧迫の質の変化が分かれば、その知見は胸骨圧迫を指導する上で参考になりますし、私自身が胸骨圧迫を行う際にも応用できるはずです。このように自ら考えて行動する姿勢が、主体性を重視する大松ゼミで身につきました。

救急救命学科3年 浦田 琉衣 宮崎県 延岡学園高等学校出身

尾﨑ゼミ

運動競技における障害調査から見た救護体制の検討

尾﨑 あかね Akane Ozaki 助教

私たちはスポーツ現場における救護体制に着目し、各種運動競技の障害調査の結果から、より充実した救護体制を検討しています。発展途上の分野であるため困難も多々ありますが、この研究が進むことで、救急救命士の活躍の場が拡大すると考えています。また、スポーツ現場での事故・傷害の発症時に医療従事者が対応することで「防ぎえた死」や「救急車両の適正利用」といった救急医療に関連する問題の改善につながると期待しています。

ベッド上や救急車、ストレッチャー上など、場所や状況によって胸骨圧迫の評価にどのような違いが出るのかを研究しています。グループ活動を通して気づかされたのは、チームにおけるコミュニケーションの重要性です。意見を伝えるだけでなく意見を聞く姿勢も大切であると学ぶとともに、まとめ役となるリーダーを立てると議論が円滑に進むことも実感できました。ゼミで身についた傾聴力や協調性は、社会でも役立つと確信しています。

救急救命学科3年 牧野 雄人 新潟県 新潟南高等学校

安達ゼミ

効果的な胸骨圧迫に関する研究

安達 哲浩 Tetsuhiro Adachi 講師

救急救命学科で使用している胸骨圧迫トレーニング人形は、形や大きさなどの違いで数種類あります。どの人形でも同じように質の高い胸骨圧迫ができるようになるのか、人形によって違いがあるものなのかを研究しています。様々な評価方法で、様々な視点から胸骨圧迫の質を評価しながら研究していきますが、学生が自ら考えて試行錯誤を繰り返しながら研究を行っていきます。また、新潟PUSHプロジェクトという心肺蘇生法の普及活動団体が行っている応急手当講習の場に実際に参加し、スタッフや指導者として応急手当の大切さを伝えていく活動も行っています。

<ゼミの研究内容例>