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健康科学部

Department of Health and Sports

  • 学生の在籍学年は2023年度在籍時のものです。

山本ゼミ

スポーツ組織のマネジメントに関する研究

山本 悦史 Etsushi Yamamoto 講師

生涯スポーツの時代を迎えるとともに、人々のスポーツに対する消費行動やスポーツのビジネス化が活発化していくなかで、スポーツが社会に及ぼす影響はますます大きなものになりつつあります。そこでは、プロスポーツクラブ、地域スポーツクラブ、民間フィットネスクラブ、学校部活動など、様々な「スポーツ組織」が活躍しています。これらのスポーツ組織が、自らを取り巻く人々(行政や地域住民、スポンサー企業、メディアなど)と一緒になって、組織の目標を達成したり、社会課題の解決を行っていくためには、どのようなマネジメント手法が必要になるのかという点について研究をしています。

プロスポーツクラブや学校の部活動など、スポーツ組織に必要なマネジメントについて研究しています。明確な答えや前例のないゼミ活動では、ゼロから考えて納得のいく結論を出さなければなりません。私たちの考えた、スポーツを活用したまちづくりのアイデアが「スポーツ・健康まちづくりデザイン 学生コンペティション2023」で優秀賞を受賞した時は、メンバーと試行錯誤を繰り返した結果を認めていただけたのだと感激しました。

健康スポーツ学科3年 丸山 大 新潟県 東京学館新潟高等学校

藤本ゼミ

運動を支える生理的メカニズムに関する研究

藤本 知臣 Tomomi Fujimoto 講師

私たちが運動を行う際には、呼吸や心血管、体温など様々な変化が生じます。これらは運動の種類、強度、環境によって変化するため、運動中の生理応答やそのメカニズムを知ることはハイパフォーマンスを発揮するために必要不可欠です。当ゼミでは、運動を支える生理的メカニズムを呼吸・循環・体温などの視点から研究し、最適なパフォーマンスを発揮するための科学的知見に基づいた方法論をスポーツ現場へ実装することを目指しています。また、本ゼミでは、ラフバラ大学 (英国)、オタワ大学 (カナダ)、筑波大学、北海道大学などの国内外の大学や、株式会社ウェザーニュースと連携し、研究や社会貢献活動を行っています。

競泳選手やダイバーなど長時間の息止めが可能な人の生理学的特徴を解き明かすべく、体内の酸素や二酸化炭素の変化に対する換気応答に注目して研究しています。生理学的要因などの難解な内容を自力で理解できた時の爽快感は計り知れません。

健康スポーツ学科3年 須崎 友馬 滋賀県 立守山高等学校

下門ゼミ

健康とスポーツの計測と評価に関する研究

下門 洋文 Hirofumi Shimojo 准教授

人間は、適切な運動によって健康になることが多くの研究で分かっています。しかし、適切な運動量や、健康の判断基準を知るためには正確な計測と得られたデータの正しい評価が必要です。また、ヒトの動きを計測し分析することで、競技パフォーマンスの向上に役立ちます。本ゼミでは、運動や健康にとどまらず、スポーツ全般で用いられる正しい計測と評価のやり方を学ぶことにより、健康増進やパフォーマンス向上に繋げる方法を習得することができます。さらに、その技能を活かし、指導現場において対象者へフィードバックを行うなど、理論と実践の経験を通して成長できる楽しみを育んでいきます。

下門ゼミは、運動疫学とバイオメカニクスを専門とし、多様な研究手法を用いた分析・評価を行っています。その中で私は、指導についての情報が少なく、指導者の経験や勘に頼りがちなハンマー投げについて、指導法に関する文献研究と、選手の動作を定量化するバイオメカニクス的研究を同時に行いました。測定データの分析によるアプローチは、まだ科学的に解明されていないことの多いスポーツ界にも大きく貢献できると思います。

健康スポーツ学科4年 塚野 巧樹 新潟県 開志国際高等学校

山﨑ゼミ

スポーツ心理学に関する研究

山﨑 史恵 Fumie Yamazaki 教授

運動やスポーツの重要性が高まる中、心身の両面からスポーツの功罪を考える必要があります。スポーツ活動と「こころ」はどう関係しているのか。心身の健康や技能の上達、人格形成、あるいは試合での実力発揮など、スポーツ心理学の研究領域はとても広いものです。さらに運動嫌いの児童・生徒や、スランプに苦慮する選手への対応など、スポーツ活動の影となる問題も無視できません。本ゼミでは、スポーツに関わる多様な人々を支援する心理的アプローチを学んでいきます。

<ゼミの研究内容例>

吉田ゼミ

学校教育・教師教育に関する研究

吉田 重和 Shigekazu Yoshida 教授

私の専門領域は比較教育学です。比較教育学とは、外国の事例との比較により、日本の教育内容を検討する学問です。外国の教育事例を「鏡」とすることで、日本の教育の特徴や課題などをより正確に把握し、より良い方向への改善の道筋を検討することができます。私は、オランダを比較対象国に設定して、学校教育や教師教育に関する研究を進めています。現地調査や研究を通して、オランダの教育制度の自由さや日本の教職実践の豊かさなど、両国を比較しなければ気づきにくいことに気づくことができるのが、この学問の大きな魅力です。

<ゼミの研究内容例>

松浦ゼミ

スポーツ外傷・障害予防に関する研究

松浦 由生子 Yuiko Matsuura 講師

スポーツ現場では怪我(スポーツ外傷・障害)の発生により、パフォーマンスが低下してしまうことがあります。本ゼミでは【怪我の予防】をテーマに、『なぜ怪我が発生するのか?』、『どのような選手に怪我が発生しやすいのか?』、『どのようなトレーニングが怪我の予防に有効か?』 を研究を通して明らかにしています。また怪我の予防だけでなく、パフォーマンスの向上に必要な要素やパフォーマンスが高い選手の特徴を究明し、効果的なトレーニングやコンディショニング法の開発も行います。現場への実践指導を行うことで、知識のみならず実践力も養います。

<ゼミの研究内容例>

大森ゼミ

食育・健康づくりに関する研究

大森 豪 Go Omori 教授

本ゼミでは、スポーツによっておこる怪我(スポーツ外傷)や練習などでおこる様々な痛み(スポーツ障害)に対して、①発生のメカニズム(なぜおこるのか)、②症状の内容や特徴、③予防と治療について学び、その中で興味のあるテーマについて研究を行っています。また、新潟リハビリテーション病院や新潟県健康づくり・スポーツ医科学センターなどの医療機関や、アルビレックス新潟、新潟アルビレックスBBなどのプロのスポーツチームとも連携し活動しています。将来、スポーツトレーナーや健康運動指導士を目指す人にとって少しでも役立つ知識と経験を身につけてもらうことが目的です。

<ゼミの研究内容例>

佐藤 敏郎ゼミ

運動による健康づくりに関する研究

佐藤 敏郎 Toshiro Sato 教授

運動(カラダを動かすこと)には、単に競技力の向上や体力の維持向上だけでなく、肥満や高血圧、糖尿病などの生活習慣病やメタボリックシンドロームの予防、ロコモティブシンドロームの予防、腰や膝の痛みの軽減から気分転換やストレス解消まで様々な効果が確認されています。本ゼミでは、地域の中高齢者を対象に、学内で「イキイキ運動教室」や「エアロビクス教室」、また学外で「ウォーキング教室」や「体力測定」などを開催しています。運動による健康づくりについて、企画・運営を行い、知識だけでなく実践力を身につけます。

<ゼミの研究内容例>

三瀬ゼミ

スポーツ傷害予防と安全管理に関する研究

三瀬 貴生 Takao Mise 講師

研究目的は、スポーツ現場で発生するケガや熱中症などが発生する原因や予防の方法を明らかにし、アスリートが安全にスポーツできる環境をつくっていくことです。一般的に身体がかたいとスポーツ中にケガをしやすいというイメージがあると思います。しかし、身体は柔らかすぎてもケガの原因になることが研究によってわかっています。一般常識に捉われず、研究した人が一人でも多く社会にでることで安全で安心なスポーツ環境がつくられていくと思っています。アクシーひがしスイミングスクール、京都踏水会と連携して、成長期アスリートのケガを予防する研究にも取り組んでいます。

<ゼミの研究内容例>

佐藤 裕紀ゼミ

子ども、若者の参画、生涯学習に関する研究

佐藤 裕紀 Hiroki Sato 講師

教育という営みは、学校ができる以前から、地域社会で行われてきました。また近年、人生100年時代の中で生涯学習も重要視されており、より広く教育の在り方を捉えていく必要があります。本ゼミの目的は、①子どもや若者が安心して自分を表現できる場や、地域で暮らす一員として彼らの声が聴かれ、参加していける仕組みについて②多様な人々が生きやすい地域社会を作っていくための学びの在り方について考えることです。本ゼミでの研究の魅力は、地域社会の多様な教育実践に触れ、その現場でのリアルを感じることができる点です。適時、公民館や生涯学習機関と連携しています。

<ゼミの研究内容例>

熊崎ゼミ

アスリートのコンディションに関する研究

熊崎 昌 Akira Kumazaki 准教授

アスレティックトレーナーの重要な仕事には、ケガの応急処置や復帰に向けたトレーニングがありますが、よりよい対応をとるためには適切な評価指標(外傷・傷害評価やフィジカルテスト)が必要です。また、アスレティックトレーナーは選手個人に対してだけでなく、安全なスポーツ環境の整備についても評価していくことが求められます。そこで本ゼミでは本学強化指定クラブへのサポート体制をもとに、アスレティックトレーナーに求められる評価方法を学ぶとともに、アスリートの身体的特徴や競技特性とともに環境面であるウェアや気温による身体への影響に関する研究を行っています。

<ゼミの研究内容例>

佐藤 晶子ゼミ

スポーツにおける食事と栄養に関する研究

佐藤 晶子 Akiko Sato 准教授

運動を行う目的は「健康の維持、増進」「競技」「趣味」など様々ですが、どの場合も食事や栄養の取り組みは欠かせません。本ゼミでは、これらの目的を達成するために食事や栄養がどのような役割を果たすのか、どのような障害があるのか、そして改善するためにどのような取り組みが必要なのかを、スポーツを専門とする学生の視点から考えます。具体的には、①興味のあるテーマの文献・資料の収集と調査、発表②栄養に関する資料作成と配布③保護者と子どもを対象とした運動・料理教室の運営などを行い、健康スポーツ学科の学生だからこそ提案できる食事や食習慣に落とし込むことを狙います。

<ゼミの研究内容例>

西原ゼミ

「教える力」の科学的な研究

西原 康行 Yasuyuki Nishihara 教授

学校の先生やスポーツの指導者は、子どもがスポーツを大好きになるように、そしてスポーツが得意になるように導かなければなりません。本ゼミでは、将来、教える人となる私(学生)が育つような教育と研究を行っています。また、“教える人”の力量は「職人技」であり実践での経験が必要となるため、学生の時から実際の教育現場で“教えること”を数多く経験し、その力量を高めます。皆さんも一緒に教える力を科学し、自ら教える能力を高めてみませんか。

佐藤 大輔ゼミ

ヒトの運動学習・運動記憶に関する研究

佐藤 大輔 Daisuke Sato 教授

私たちは練習することで新しい技能を身に付けることができます。しかし、スポーツの現場では、「誰もが同じようにできるわけではない」「いつも同じようにできるわけではない」という大きな問題に直面します。本ゼミでは、多数の脳計測・脳刺激装置を用いて、運動学習に関わる脳神経活動を調べるとともに、技能トレーニングやリハビリテーションを促進する手法の開発を進めています。これにより、至適な「運動技能トレーニング」の指針を示すことを目指しています。特に、女性の月経周期に応じた技能トレーニングの開発を目指してトッパン・フォームズ株式会社と共同研究を進めています。

<ゼミの研究内容例>

鵜瀬ゼミ

ベースボール型球技に関する研究

鵜瀬 亮一 Ryoichi Use 講師

ベースボール型球技の関心のあるテーマについて、個人で文献や資料をまとめ、発表するとともに、そこで学んだことを用いて学生が主体的に実際の部活動運営に責任を持って関わっていきます。また、ベースボール型球技の指導法を学び、野球教室などの場で実践する中で、社会に出て必要な経験や力をつけていくゼミです。

<ゼミの研究内容例>

越智ゼミ

運動と心身コンディションに関する研究

越智 元太 Genta Ochi 講師

私たちが最高のパフォーマンスを発揮するためには、身心の疲労状態、ストレス状態を評価し、科学的根拠に基づいたテーラーメイドのトレーニング・コンディショニング法が不可欠です。私たちは、筋だけでなく、脳の疲労・ストレスに着目し、身心不健全を予防し、最高のパフォーマンスを発揮するための評価、トレーニングの方法について研究しています。本ゼミでは、筑波大学、宇都宮大学など他大学とも連携しており、動物研究からヒト研究への橋渡し、トップアスリートを対象とした実践研究を行うことで、心身コンディションを最大化する新たなコンディショニング方法のスポーツ現場、社会への応用・実装を目指します。

<ゼミの研究内容例>

脇野ゼミ

体育科教育、学校体育経営に関する研究

脇野 哲郎 Tetsuro Wakino 教授

経営学の視点から、体育授業を中心とした学校体育の課題を解決するための方策を明らかにすることや、スポーツ全般についての教授方法、学びたくなる環境やシステムづくり、会社や団体等における運営側のスタッフの協力体制づくりなどについても学ぶことができます。身近な出来事や皆さんの行動はすべて、経営学の視点から見直すと、今まで気付かなかった工夫や秘密が見えてきます。「だったら〇〇ができる」「もっと〇〇もしてみよう」とどんどん発想が広がります。発見の連続で毎日が楽しくなります。

<ゼミの研究内容例>

秋山ゼミ

サッカーにおけるプレー分析に関する研究

秋山 隆之 Takayuki Akiyama 准教授

ゼミでは、選手の能力や経験が高まるにつれて起こる事柄に関係する要素(コーチング、ゲーム分析、トレーニング方法、技術、戦術、コンディション、メンタル)について検証します。例えば、近年の運動スキル獲得に関する研究では、細かく指示を出すコーチングよりも、問題に対して独自の解決策を見つけるように考えることを促すコーチングの方がより効果があり、その際、個人特性、トレーニング環境(ピッチの大きさ)、課題(プレーのルール)に制約を加えてトレーニング内容をデザインすることが重要だと言われています。このように様々な視点でサッカーを捉え、次世代のサッカーを考えていきます。

<ゼミの研究内容例>

杉崎ゼミ

「保健」の内容、方法、評価等に関する研究

杉崎 弘周 Koshu Sugisaki 教授

小・中学校および高等学校の「保健」の内容、方法、評価等に関する研究を学校の先生方と連携して行っています。保健授業の動画を視聴して検討したり、学校に出向いて授業参観をしたりします。また、小・中学校および高等学校の保健の内容や教材の開発、保健の授業方法の分析、保健の評価のあり方の検討などについて研究しています。

<ゼミの研究内容例>

山代ゼミ

アスリートの慢性疼痛に関する研究

山代 幸哉 Koya Yamashiro 准教授

アスリートの中には、受傷部位が治癒したと診断をされた場合でも痛みが継続してしまうことが少なくありません。これらの慢性痛の原因は多岐に渡ることが知られていますが、その詳細については不明なままです。この慢性痛の原因を脳活動を計測することで明らかにできないか?という研究を進めています。もし、原因が脳にあることが分かれば、脳刺激を用いて脳活動を変化させることで痛みを軽減できる可能性があります。研究の魅力は、まだ解明されていないことを初めて明らかにすることだと思います。私は陸上コーチもしているので、選手の役に立つ研究ができるのも魅力の一つです。

<ゼミの研究内容例>

奈良ゼミ

コーチングに関する研究

奈良 梨央 Rio Nara 講師

私は、「科学的根拠に基づいた指導をするためには、どのように指導をしたら良いか」をテーマに研究を進めています。私の主たる研究テーマは水泳の背泳ぎスタートで、どのような順番で下肢関節を伸展すると良いのかを明らかにし、それらのデータを元に現場で指導をしています。私自身が指導者としてスポーツ現場に携わっているので、これまでの経験や学んだことを学生たちに還元し、コーチングに関する知識や考え方、スキルを獲得できるようにゼミを展開していきます。様々な競技を専門とする学生が集まり、学生それぞれが目指す指導者になるために必要な知識と考え方を構築していきます。

<ゼミの研究内容例>

下山ゼミ

水泳のトレーニング法に関する研究

下山 好充 Yoshimitsu Shimoyama 教授

水泳のトレーニング法や指導法について、科学的根拠とコーチング経験に基づき水泳の現場に直結するような研究をしていきます。
具体的には、「一流の水泳選手はどのような能力が優れているのか?」「最も効率よくパフォーマンス向上できるのはどのようなトレーニングなのか?」「パドル、フィン、ビート板、パラシュートなどのトレーニングの道具を使う際のメリットやデメリットはなにか?」などを科学的根拠に基づいて解明していきます。
オリンピックや世界選手権の競泳日本代表チームのコーチもつとめているため、ゼミでの研究成果を日本競泳界の発展につなげています。

<ゼミの研究内容例>