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医療技術学部

Department of Orthoptics and Visual Sciences

あらゆる検査業務を網羅し、身近な人々の眼の健康を守りたい

目黒 灯香

卒業年 :2023年3月
出身高校 :新潟県・小千谷高校
勤務先 :福井大学医学部附属病院 眼科
職種・職位・資格 :視能訓練士

視力や眼底の検査、補装具のサポートを担当しています。本学で豊富な機器を用いて学び、臨床現場で即戦力になれました。多職種の方に教わった知識も、各専門職と関わるうえで活きています。働きがいを感じるのは、患者様に寄り添えたり視力改善を知ったりする時です。今後も精進し、地元の人たちの眼の健康を支えたいです。

Q&A

現在の仕事内容を詳しく教えてください。
来院した患者様への視力・眼底検査、手術前後の視能評価のための検査のほか、視覚に非可逆的な疾患を抱えた方への補装具提案や補装具合わせも担っています。例えば、斜視のある患者様に対するフレネル膜プリズムの眼鏡合わせや、羞明のある患者様に対する遮光眼鏡の選定などを行っています。
新潟医療福祉大学での印象的な学びを教えてください。
他学科生と一緒にチーム医療を学ぶ中で他職種連携への理解を深められたことが、仕事に役立っています。視能訓練士が臨床現場で最も連携する職種は、医師と看護師です。特に業務中は看護師との連携が多く、1人の患者様を軸に様々な情報のやり取りをします。また、在学中に様々な職種の方からお話を聞けた経験も、義眼業者や歩行訓練士の方々と関わる姿勢の支えとなっています。
本学での学びで活かされていることは何ですか?
「視覚機能学実習」で眼科検査を一通り学べたことが、現場対応力に直結しています。また、「生理光学」は難しい授業でしたが、頑張って身につけた知識が、眼鏡合わせや補装具選びなど日々の外来業務に活きています。

地域医療への貢献を目指して

稲村 真愛

卒業年 :2021年3月
出身高校 :富山県・入善高校
勤務先 :黒部市民病院
職種・職位・資格 :視能訓練士

視能訓練士は眼や視覚の検査を行う職種です。仕事の内容は視力検査や眼圧検査、眼の度数を測る屈折検査など、幅広く行っています。私が勤務する病院は地域に根付いていることが特徴で、ご高齢の方が多く来院されます。私は、視能訓練士として地域に住む多くの方の眼の健康維持に貢献したいと考えています。

Q&A

高校生へメッセージをお願いします。
視能訓練士になろうと思ったきっかけは、本学のオープンキャンパスで知ったことがきっかけでした。当初は他の職種になろうと考えていましたが、いろんな職種を実際に見聞きしてみると進路の幅は広がります。少しでも眼や視覚に興味を持てたら、ぜひ視能訓練士を目指していただきたいと思います。

佐渡の方々の眼を守るために

渡辺 幹人

卒業年 :2022年3月
出身高校 :新潟県・村上高校
勤務先 :佐渡総合病院
職種・職位・資格 :視能訓練士

私の勤務する病院では視力検査などの眼科一般検査に加えて、白内障などに対する手術前検査なども幅広く行っています。また、企業の社員に対する成人健診や学校健診で視力低下を指摘された子どもに対するフォローも行っています。島内の医院から紹介の患者様も来院されるため、他の診療科と連携しながら業務にあたっています。

Q&A

仕事のやりがいや大切にしていることを教えてください
病院や眼科に来る患者様は少なからず不安な気持ちを抱えながら来院されます。そのため、来院された患者様には少しでも前向きな気持ちになってもらうことを大切にしています。また、自身が選定した眼鏡の度数で患者様が納得する見え方になった時にはとても大きなやりがいを感じます。

早期発見を目指して

志田 歩夢

卒業年 :2018年3月
出身高校 :新潟県・新潟商業高校
勤務先 :新潟南病院
職種・職位・資格 :新潟南病院

私は、総合病院の視能訓練士として、視力検査、眼底検査、視野検査などの検査業務全般を行っています。また人間ドックで来院される患者様を対象に、緑内障のスクリーニング検査などを行い、眼疾患を有していないか検査を行っています。正確な検査で、眼の病気の早期発見に努めています。

Q&A

本学での学びで活かされていることは何ですか?
実習や授業では、視覚に不自由がある方に対する誘導方法や対応方法、生活上のサポートについても学びます。実際に視覚障害者の方の誘導を行い、その方の立場になって考え対応する訓練をしました。臨床現場では眼の不自由な方が来院されるので、学びが活かされていると感じます。

高校生へ一言お願いします。
視能訓練士は、いっけん視力検査だけ行う仕事のように思われるかと思います。働いてみるとより奥深く、視覚について多岐にわたる関係のある職種です。患者さんから情報を聞き出しながら、正確な検査をすることが重要なので、コミュニケーション能力が高い人が臨床で活躍できる職業です。本学では他学科の学生とのゼミ活動や、学科内でも学年を超えた交流や教員との親密な関わりがあり、コミュニケーション能力を磨ける環境です。視機能科学科で視能訓練士を目指してみませんか。

様々な業務で眼を守る

山口 夏奈

卒業年 :2021年3月
出身高校 :新潟県・村上高校
勤務先 :東邦大学医療センター大森病院
職種・職位・資格 :視能訓練士

現在、眼科外来にて眼や視覚に関する検査・訓練を行っています。また、当院では眼科手術も行っているため、その手術前に必要な眼の形状や大きさ、眼内レンズの計算に必要なデータ計測なども担当しています。さらに、子どもに特有な斜視や弱視に対する訓練業務にも従事しています。

Q&A

現在の職種・業種を志したきっかけや理由について教えてください。
バスケットボールの部活動中にケガをすることが多く、以前から入院や手術を受けることがあったので、医療従事者の皆さんに支えていただいた経験が強く残っていました。そのため、私も将来は医療従事者を目指そうと思っていました。そんな中、高校の授業で視機能科学科の先生の模擬講義を受ける機会があり、視能訓練士を魅力的に感じたことがきっかけです。

仕事で大切にしていることは何ですか?
より高い質の医療が提供できるようにすることを大切にしています。患者様の検査を担当していると、いつもとは違う検査所見になっていることに気づくことがあります。前回来院されたときに比べて少し視力が下がっていたり、視機能の数値が少し低下していたりと、その"少し"に気づくことができるようになってきたことで、少しずつ自信がついてきています。これからも眼科診療の質を保ちながらも、迅速な検査ができるよう研鑽を積んでいきたいと思います。

本学での学びで活かされていることは何ですか?
視能訓練士が従事する医療機関だけでなく、視覚障害関連施設や福祉・保育施設など、幅広い分野の学外実習に行くことができたことが今に活きていると思います。例えば、盲学校での視覚障がいの方との触れ合い、誘導の仕方、声掛けといったことや、老人ホームでの車いすの扱いなど、眼科外来にいらっしゃる患者様に対して活かすことができていると感じています。

今後の夢や目標を教えてください。
視能訓練士は小さな子どもからお年寄りまで幅広い年齢層を対象とする職業です。子どもの場合は集中力が長くないため、数ある検査の中から優先順位を考えたり、お年寄りの場合は負担がかからないような配慮が必要です。今後はどんな患者様にも対応できるスキルを身につけたいです。

やりがいを感じる仕事

長島 沙耶

卒業年 :2020年3月
出身高校 :新潟県・小千谷西高校
勤務先 :新潟厚生連 上越総合病院
職種・職位・資格 :視能訓練士

私は視力検査や視野検査、眼底検査などの眼科一般検査を行っています。視能訓練士は患者様からの「ありがとう」をいただける素晴らしい仕事です。患者様にとって最良の医療を提供するためにも、日々の小さな気づきや学びを積み重ねて立派な視能訓練士になれるよう精進したいと思います。

Q&A

本学での学びで活かされていることは何ですか?
実習で学んだ様々な検査の知識と技術です。現在も授業で配布された資料を読み返し、復習しながら毎日の検査業務に活かしています。また、視覚障害がある方の不安や不自由さを体験する授業もあり、患者様がしてほしいことを理解できたことは、日々の接遇にも活かされています。

子どもの眼を守る

廣瀬 亮太

卒業年 :2020年3月
出身高校 :新潟県・長岡向陵高校
勤務先 :山梨大学医学部附属病院
職種・職位・資格 :視能訓練士

現在、眼科外来に勤務する視能訓練士として、眼科検査全般から視能訓練に至るまで幅広い業務を行っています。また当院は県内で唯一の斜視弱視外来のある施設なので、視力の発達が芳しくなかった弱視や、両眼でモノを見る機能の改善が必要な斜視の子どもに対する視能訓練を行っています。

Q&A

今後の夢や目標を教えてください。
弱視や斜視の患者様の多くは子どもです。視覚は生まれてから徐々に発達していくので、この期間に十分な視覚が発育しないと将来的に改善が難しく、職業にも制約がでてきます。一人の患者様の将来が私の訓練にかかっていると思いながら、強い責任感と十分なスキルで対応していきたいです。

一人ひとりの眼を守る

波多野 太一

卒業年 :2018年3月
出身高校 :新潟県・万代高校
勤務先 :千葉大学医学部附属病院
職種・職位・資格 :視能訓練士

私は視能訓練士として、視力検査や眼圧検査のような眼科一般検査をはじめ、斜視や弱視のような子どもの眼の病気を矯正・訓練したり、低視力(ロービジョン)の方へのリハビリを行っています。また、3歳児健診や成人健診で視覚検査を行うこともあり、あらゆる世代の方々の眼の健康管理を行っています。

Q&A

仕事のやりがいは何ですか?
患者様の視覚を改善できた時に、この仕事のやりがいを感じます。例えば、眼鏡の処方をする際のレンズ度数の調整において、患者様の満足のいく調整ができ、感謝の言葉をかけられた時は、とても嬉しく思います。今後も質の高い検査や訓練を行える視能訓練士を目指し努力していきたいです。

専門性を持った検査・訓練を行う

鈴木 奏子

卒業年 :2019年3月卒業
出身高校 :新潟県・新発田南高校
勤務先 :東京医科大学病院
職種・職位・資格 :視能訓練士

視能訓練士は、視力検査・眼圧検査といった眼科検査や視能訓練を行う専門職です。当院は大学病院であるため、一般的な検査をはじめ、特殊検査や専門性の高い検査・訓練などを網羅した業務を行っていますが、特に、見える範囲を評価する視野検査と斜視・弱視の子どもに対する眼の訓練に特化しています。

Q&A

仕事で大切にしていることは何ですか?
眼科検査の技術や機器は日々進歩しており、人工知能などによって検査がオートメーション化してきています。しかし、視能訓練士の仕事は、人が行うからこそしっかりとした検査結果に至ることも多いので、これからも絶えず勉強を重ねていきたいと思います。

一人ひとりの眼を守る

川上 桃子

卒業年 :2018年3月
出身高校 :新潟県・五泉高校
勤務先 :東邦大学医療センター 大森病院
職種・職位・資格 :視能訓練士

私は現在、視能訓練士として、視力検査や眼圧検査などの眼科一般検査をはじめ、低視力の方へのリハビリや斜視・弱視といった病気の方への矯正訓練を行っています。また3歳児健診や成人健診での視覚検査を行うこともあり、あらゆる世代の方々の眼の健康管理を行っています。

Q&A

現在の職種・業種を志したきっかけや理由について教えてください。
視能訓練士を目指したきっかけは、叔父が眼の病気にかかっていたことから、眼のことで不便に感じることについて話を聞く機会がありました。また母が眼科に勤めていたことや、私自身も眼科に通院することがあり、視能訓練士に興味を持つようになりました。

仕事のやりがいは何ですか?
斜視や弱視の子どもに対しては、年齢や性格によって検査や訓練に対する理解や集中力が異なるため、一人ひとりに合わせた対応が必要となります。だからこそ、検査や訓練に携わった子どもの視機能が順調に改善した時や、ご家族から感謝の言葉をかけてもらえた時は、大きなやりがいを感じます。

本学での学びは現在の仕事にどのように活かされていますか?
講義で学んだ眼科検査や眼疾患の知識をベースに、学内外での実践的な実習で経験したことは今でも臨床現場で多く活かされています。特に学内実習では1年次の早期から多くの検査に取り組むことができ、少人数のグループに分かれての授業でしたので、検査の理論やポイントを捉えながら学ぶことができました。そのため、臨床にでてもすぐにそれを実践することができ、大いに活かされています。

今後の目標や夢を教えてください。
患者様の視覚を支えることはとても責任あることだと思います。そのため、今後は多くの臨床経験を積むとともに、病院内外の勉強会や学会にも積極的に参加し、自己研鑽していきたいです。そして、より良い医療を患者様に提供できる視能訓練士になりたいです。

高校生にメッセージをお願いします。
大学4年間を通して、楽しいことも大変だったことも多くありましたが、視能訓練士という同じ目標を持った仲間や先生方と出会えたことは自身にとって大きな財産となりました。視能訓練士は多くの皆さんに知られていないかもしれませんが、人が生活する上でなくてはならない視覚を専門とするやりがいのある仕事です。ぜひ、その魅力を知っていただけたら嬉しいです。

ライフスタイルに合わせたサポートを

飯濱 杏梨

卒業年 :2018年3月
出身高校 :新潟県・中越高校
勤務先 :医療法人 新光会 長岡寺島眼科クリニック
職種・職位・資格 :視能訓練士

私は眼科クリニックで、主に視力検査や視野検査など、眼に関わる検査全般を行っています。また、クリニックでは眼鏡やコンタクトレンズの処方に関わる検査を行うことも多いため、一人ひとりのライフスタイルに適したレンズの種類や度数を考慮しながら、患者様の生活を支えていきたいです。

Q&A

現在の職種・業種を志したきっかけや理由について教えてください。
学んだことを活かせる仕事に就きたかったからです。その中でも視能訓練士は眼にかかわる検査全般を行っていて、奥深さを感じ興味を持ちました。また女性が多く活躍しており、長く働きやすい職業だと感じています。今、視能訓練士として働いていると在学中に学んだことがより一層理解でき、活かせていることにとても満足しています。

仕事のやりがいや魅力を教えてください。
患者様からの質問にお答えした時に患者様が安心してくれたり、「前にあなたに検査して貰ったからまたお願いしたい」といった言葉をかけて貰えた時に特にやりがいを感じます。患者様の声が直接届く分、自分の未熟さを痛感することも多いですが、学んだ分だけ自分のスキルになるので頑張ろうと思えます。

本学での学びは現在の仕事にどのように活かされていますか?
在学中は、病院の眼科で実際の患者様に検査を行う「臨床実習」が特に印象に残っています。大学では十分に練習したつもりでも、いざ患者様を目の前にすると声が小さくなったり、思うように検査ができないことがありました。しかし、指導を担当してくれた視能訓練士の方が「患者様の立場に立って検査するといい」と教えていただき、患者様も不安を抱えながら来院しているんだと思うことで自信をもって検査できるようになったことを思い出します。

今後の目標や夢を教えてください。
今後の目標は眼科検査全般のスキルの向上と知識を増やし深めることです。年齢や性別を問わず、どのような患者様に対しても疾患の予防や治療に繋がる検査がオールマイティにこなせるようになりたいです。また、クリニックは眼鏡やコンタクトレンズの処方も多いので患者様のライフスタイルに適した種類や度数の処方を行うことで、患者様の生活を支えることができる医療従事者になりたいと考えております。

高校生へ一言お願いします。
視能訓練士は、子どもからお年寄りまで幅広い世代の方と関われる職業です。現在、多くの女性が視能訓練士として活躍しているので、女性が働きやすい職業だと感じています。また、「眼」の世界は奥深く、学べば学ぶほど面白い学問なので、興味を持った方はぜひ目指してください!