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【健康栄養学科】宮本真菜さん(博士後期課程)と澁谷教授の論文が国際誌にアクセプトされました

健康栄養学科博士後期課程2年の宮本真菜さんと澁谷顕一教授によるアスリートの月経周期と栄養摂取量に関する論文が「PeerJ誌」にアクセプトされました。

【研究の内容】
一般に、女性は月経周期により栄養摂取量が変動します。特に、エストロゲンとプロゲステロンが同時に分泌される黄体期においては食欲が旺盛になると考えられています。それに比べ、卵胞期前半の時期は、身体的な苦痛もあり、栄養摂取量が一時的に著しく低下します。しかし、アスリートにおいては、この栄養摂取量の著しい低下が運動パフォーマンスの低下につながります。このような月経周期による栄養摂取量の変動は、競技者においても存在するのか否かを検証しました。その結果、競技者においては、栄養摂取量の変動が小さく、栄養摂取量が低下するとされる卵胞期前半においても、栄養摂取量を低下させていないことが明らかになりました。これはプレリミナリなデータなので、今後、月経周期と栄養摂取量に関する研究成果が国内外から出されることで、競技者の栄養摂取に関わる特徴がより鮮明になるものと考えます。


【論文情報】
Mana Miyamoto, Kenichi Shibuya. Exploring the Relationship between Nutritional Intake and Menstrual Cycle in Elite Female Athletes PeerJ (in press)

>>PeerJ誌のHPはこちら
https://peerj.com/life-environment/

>>健康栄養学科の詳細はこちらから
https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hn/