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【理学療法学科】大学院生や卒業生らの研究論文が国際誌『PLOS ONE』に採択されました!

【大学院生の活躍】村上優太さん(理学療法学科18期生,修士課程2年,バイオメカニクスLab所属,運動機能医科学研究所),笠原一希さん(理学療法学科18期生,修士課程2年,バイオメカニクスLab所属,運動機能医科学研究所),吉田麗玖さん(理学療法学科17期生),早川涼さん(理学療法学科19期生),中村雅俊先生(西九州大学リハビリテーション学部リハビリテーション学科理学療法学専攻)らの研究論文が,国際誌『PLOS ONE』に採択されました!!

研究の概要
ハムストリングスの伸張性収縮筋力を鍛える運動として、Nordic hamstring exercise (NHE)やRazor hamstring curl (RHC)がありますが、それらの運動時に発揮されるforceや筋活動の違いについて明らかにされていない点が多くありました。
本研究の結果にて、RHCがNHEと比較して高いforceを発揮し、NHEがRHCと比較して半腱様筋に高い筋活動を発揮することが明らかとなりました。


村上さんからのコメント
NHEとRHCは共にハムストリングスの伸張性収縮筋力を鍛える運動ではありますが、発揮されるforceや筋活動に差が認められることが明らかとなりましたので、それぞれの運動の特徴を把握して実施する必要があると考えております。
しかしながら、実際にNHEやRHCを実施することが想定されるアスリートを対象としての検討やトレーニング効果の検討、筋損傷の検討などは行っていないため、引き続き研究を続けていきたいと思います。
本研究は、本学卒業生の早川涼さん(理学療法学科19期生)にもご協力頂いたことに加え、西九州大学の中村雅俊先生、流通経済大学の西田智先生といった他大学の先生方からもご指導を頂きました。
本研究に携わった全ての方々に関して、この場をお借りして感謝申し上げます。

本研究のポイント
1. forceはRHCがNHEと比較して有意に高値を示しました.


2. 半腱様筋の筋活動はNHEがRHCと比較して有意に高値を示しました.


論文情報
Eccentric force and electromyogram comparison between the eccentric phase of the Nordic hamstring exercise and the razor hamstring curl.
Murakami Y, Nishida S, Kasahara K, Yoshida R, Hayakawa R, Nakamura M
PLOS ONE

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