日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー

スポーツ医科学の知識をもとに、競技力向上のためのトレーニング指導や選手のケアを行う専門家。

アスレティックトレーナーの仕事

日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーイメージ

アスレティックトレーナーは、日本スポーツ協会公認スポーツ指導者制度に位置づけられ、公認スポーツドクターや公認コーチと緊密に協力し、選手のコンディショニングや障害の予防、ケガなどの応急処置を行います。また、選手が監督やチームメイトにも話せない悩みの相談に応じるなど、それぞれをつなぐパイプの役目も担っています。

日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーになるには

日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー養成講習会を修了し、共通科目・専門科目の試験を受け合格すると免許が与えられます。免許を取得するためには以下のいずれかの条件が必要です。

  • 1、満20歳以上の者かつ日本体育協会加盟団体(都道府県体育協会・中央競技団体)もしくは日本体育協会が特に認める国内統轄競技団体(日本野球機構・日本プロサッカーリーグなど)が推薦した者で講習の受講および試験に合格した者
  • 2、アスレティックトレーナー免除適応コース承認校のカリキュラムを承履修し、講習・試験の一部またはすべてが免除された者で試験に合格した者

主な活躍の場

  • プロスポーツチーム
  • 総合型地域スポーツクラブ・民間スポーツクラブ・健康増進施設
  • 病院など医療機関

選手・監督とのパイプ役から生活習慣病の予防まで、社会的な関心と期待がますます高まっています。

アメリカでは、プロ・大学スポーツだけでなく、州によっては高校にも条例でアスレティックトレーナーを設置しなければならないなど、社会全体がその重要性を認識しています。日本でもさまざまな競技がプロ化され、スポーツに対する関心が高まっており、アスレティックトレーナーへのニーズが高まっています。さらに近年では、生活習慣病の予防や健康管理に向けた役割も期待されるなど、活躍の場が広がっています。