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スポーツ医科学Lab江玉ゼミ
スポーツ障害の予防に関する研究

江玉 睦明授写真

江玉 睦明
Mutsuaki Edama
教授

アキレス腱炎や膝蓋腱炎など様々なスポーツ障害が存在しますが、いずれの障害についても、その発生メカニズムが十分に解明されていないのが現状です。本Labでは、ご遺体を対象にして筋肉や靭帯、骨構造を詳細に分析し、そのデータをもとに生体力学的検証を行い、発生メカニズムの解明に向けて取り組んでいます。また、本学に設置されたアスリートサポート研究センターの事業として、女性アスリート特有のスポーツ障害(低エネルギー・無月経・骨粗鬆症)についても調査し、女性アスリートが健全にスポーツに取り組める体制づくりについて多職種と連携・協同して取り組んでいます。

丸山 紗永写真

理学療法学科4年
丸山 紗永
新潟県
長岡向陵高校出身

本Labでは、スポーツ傷害予防を目的として身体の構造や機能について研究しています。その中でも、私は女性のスポーツ傷害発生に着目し、月経周期における膝前十字靱帯の弛緩性の変化について研究しています。この研究を将来、女性アスリートのスポーツ傷害予防やリハビリテーションの展開に繋げていきたいと考えています。

<Labの研究内容例>

  • 足関節周囲靱帯(前距腓靭帯・前下脛腓靭帯・リスフラン靭帯)の形態学的特徴に関する研究
  • 運動様式と運動課題が膝蓋腱の力学的特性に与える影響に関する研究
  • 月経周期における膝関節や足関節の弛緩性に関する研究

運動生理Lab堀田ゼミ
内部障害理学療法に関する研究

堀田 一樹講師写真

堀田 一樹
Kazuki Hotta
講師

皆さんは「内部障害」という言葉を聞いたことがありますか?内部障害とは、主に心臓病や呼吸器疾患などの内科疾患によって生じる障害です。心臓の機能が低下すると歩行できなくなる方がいるのは、なぜでしょうか?私たちの身体は、各臓器に必要な血流が供給されて初めて正常に機能するのです。本ゼミでは、最新機器を用いてヒトや小動物の呼吸循環動態を解析することで、外見では分からない“内部”の障害について探求します。また、病院や海外研究施設との連携により、急性期病院のリハビリテーションの現場を見学することもできます。より専門的な研究をしたい人には、大学院進学の道も開けています。

橋本 和哉写真

理学療法学科4年
橋本 和哉
新潟県
新発田高校出身

運動は認知機能の改善に有効な手段として注目されています。私たちのゼミでは、近赤外光という光を使って認知機能に関わる部分の脳活動を運動中に計測することで、どのような運動が認知機能の改善に有効なのかを調べています。今後は大学院に進学して、急性期の臨床現場で研究を続けていきたいと思っています。

<Labの研究内容例>

  • MRIを使った骨格筋の血流の可視化に関する研究
  • 超音波を使った運動時の血流計測に関する研究
  • 内部障害やがんを有する方の運動機能、認知機能に関する研究

神経生理Lab小島ゼミ
脳機能から見た運動と感覚機能に関する研究

小島 翔講師写真

小島 翔
Sho Kojima
講師

理学療法の対象となる方は、運動がうまく行えなかったり、感覚が分からなかったり、過剰に痛みを感じてしまったりといった様々な問題を抱えています。現在は、そのような方に対して、いかに効果的なリハビリテーションを提供できるかが非常に重要視されています。本Labでは、脳機能の観点から「効果的なリハビリテーションはどのようなものなのか?」、「どのような人に有効なのか?」、「なぜその治療が効果的なのか?」といった疑問を解決するための研究を行っています。Lab生の興味と教員の知識のコラボレーションにより、疑問を解決する楽しさを実感できるように取り組んでいます。

堺 大輝写真

理学療法学科3年
堺 大輝
新潟県
新潟明訓高校出身

本Labでは、脳機能に着目し、運動・感覚・痛み・バランスなどの研究を行っています。その中で、私は「ヒトの疲労の感じ方の違い」について研究しています。一人ひとり異なる疲労の感じ方の特性を明らかにすることで、運動やリハビリテーションへのリスク軽減に繋げることができると考えています。

<Labの研究内容例>

  • 運動・感覚・バランス機能を向上させる介入方法に関する研究
  • 睡眠と運動機能・運動学習の関連に関する研究
  • 心臓などの感覚と痛みや心理特性の関連に関する研究

Pain Lab田口ゼミ
運動器疼痛のメカニズムと治療に関する研究

田口 徹教授写真

田口 徹
Toru Taguchi
教授

本Labでは、罹患者が多い痛みの基礎的な仕組みの理解と治療・予防法の研究を行っています。具体的には、肩こりや腰痛、運動後の筋肉痛などの身近な痛みから、関節や筋肉など全身に強い痛みが生じる線維筋痛症やギプス固定などの影響で起こる慢性難治性疼痛に至るまで、幅広く痛みの研究を行っています。本Labは、最先端の設備と技術を有し、国内外の大学や研究機関との共同研究を行うなど、世界トップクラスの運動器疼痛研究を推進しています。特に、発痛や鎮痛の仕組みをマクロからミクロレベルで理解することで、根拠に基づくリハビリが実現できる理学療法士の育成を目指しています。

<Labの研究内容例>

  • 運動後の筋肉痛に関する研究
  • 痛覚過敏のメカニズム解明と治療に関する研究
  • 筋損傷の理学療法効果に関する研究

スポーツ医科学Lab菊元ゼミ
膝前十字靭帯の損傷予防に関する研究

菊元 孝則講師写真

菊元 孝則
Takanori Kikumoto
講師

スポーツ選手の華々しい活躍の影で、多くのアスリートがケガによって苦しい時間を過ごしています。ケガの中でも特に、膝関節にある重要な靭帯である膝前十字靭帯が損傷されてしまうと、競技復帰までに長い時間を費やしてしまいます。そのような選手生命を奪いかねないケガは、どのように発生するのでしょうか。本Labでは、そのような疑問を解決するために、三次元動作解析装置を用いて着地などの競技動作の検証や、膝前十字靭帯を損傷しないために必要な筋力量について研究を行っています。この研究は、県内バスケットボール部の強豪校と連携しながら進めています。

<Labの研究内容例>

  • 脳性麻痺児の運動の発達に影響する筋機能、姿勢制御に関する研究
  • 知的・発達障害児の運動の発達に影響する認知機能に関する研究
  • ダウン症児の外反扁平足の筋機能に関する研究

人類学・解剖学Lab奈良ゼミ
人体の構造と機能に関する研究

奈良 貴史准教授写真

奈良 貴史
Takafumi Nara
教授

本Labでは、理学療法士に必要な基礎知識である「人体の構造と機能」を明らかにすることを目的として研究を行っています。研究では、ふだん触れることの少ない骨や筋などに実際に触れながら観察や計測を行い、時には解剖も行います。こうした活動を通して、人体の構造と機能に関する“新たな発見を目指すこと”がこの研究の最大の魅力です。人体に関することならば、他の動物との比較解剖学や人類進化学などの幅広い分野からテーマを選ぶことができ、その手法も顕微鏡を使うミクロの世界から実際にヒトを解剖したりするマクロの世界まで様々で、学生は自分に合った研究法を選んで研究していきます。

<Labの研究内容例>

  • 縄文時代人の病気に関する研究
  • 江戸時代の刀創がある人骨に関する研究
  • 江戸時代人の身長に関する研究

神経生理Lab犬飼ゼミ
脳機能と運動・バランス機能に関する研究

犬飼 康人准教授写真

犬飼 康人
Yasuto Inukai
講師

これまでの研究から、運動療法や物理療法などの理学療法を行うことで、脳機能が変化し、運動機能やバランス機能が改善することが分かっています。しかし、そのメカニズムについては未知な部分も多く、意図的に脳機能を変化させるために必要で、効果的な運動や刺激、またその種類や時間など、解明しなければならないことは山積みです。本Labでは、痛みを感じさせることなく脳を刺激する方法である“非侵襲的脳刺激法”を用いて、運動機能やバランス機能を改善させる刺激方法・治療方法の開発を目的とした研究を行っています。

<Labの研究内容例>

  • 運動学習と脳機能に関する研究
  • 触覚刺激・電気刺激と脳機能に関する研究
  • 痛みの脳内情報処理に関する研究

バイオメカニクスLab高林ゼミ
スポーツにおける足部障害予防に関する研究

高林 知也助教授写真

高林 知也
Tomoya Takabayashi
助教

スポーツ障害の発生率は、部位別に分けると捻挫などの足部・足関節の障害が最も多くなっています。そのためスポーツリハビリに携わる理学療法士は、足部・足関節の治療を行う機会が多くなります。しかし、その治療は思うように進まないことが多く、そもそもの障害の原因が明確になっていないケースが多い状況です。そこで本Labでは、足部内で生じている動きをVICON(三次元動作解析装置)を用いてバイオメカニクス的に検証し、障害の発生メカニズムを明らかにするための研究に取り組んでいます。研究を通して、足部内で生じている動きを解明し、障害予防に貢献したいと考えています。

<Labの研究内容例>

  • 投球動作における肘下がりに関する研究
  • ハンドボール競技における肩関節障害に関する研究
  • チアダンスモーションにおけるキレに関する研究

運動生理Lab森下ゼミ
がん患者様のリハビリテーションに関する研究

森下 慎一郎准教授写真

森下 慎一郎
Shinichiro Morishita
准教授

がん患者様に対する治療法である「化学療法」「免疫療法」「放射線治療」などは年々改善され、その結果、生存率も上がっています。しかし、がん患者様はがん自体もしくはそのような治療により体力が低下してしまいます。そのため治療を継続していくためには、体力を維持・向上するためのリハビリテーションが非常に重要となります。また、がんサバイバー(がんの治療を終えた方)の方々が日々健康に日常生活を送るためにも体力の維持が欠かせません。この研究により、一人でも多くのがん患者様の体力向上を図り、笑顔を見ることができればと考えています。

神経生理Lab大鶴ゼミ
痛みの脳内情報処理に関する研究

大鶴 直史講師写真

大鶴 直史
Naofumi Otsuru
准教授

理学療法士が対象とする患者様の多くが、からだに痛みを抱えています。その中には、治療が難しい痛みも含まれます。近年、このような治療が難しい痛みの一部は、脳に原因があるのではないかと考えられています。そこで、痛みが脳でどのように情報処理されているのかをヒトの脳が出す微弱な電気信号を捉える装置を用いて研究しています。この研究を通して、痛みを感じる神経活動の大小を比較し、痛みを感じる際の脳のメカニズムを解明することで、治療が難しい痛みの軽減などに役立てられればと考えています。

運動生理Lab椿ゼミ
運動に伴う脳・心臓・肺・筋肉の反応に関する研究

椿淳裕准教授写真

椿 淳裕
Atsuhiro Tsubaki
教授

ヒトが体を動かす時、筋肉はもちろん、心臓や肺、脳など様々な器官が活動します。そこで本Labでは、「酸素」をキーワードに、脳・心臓・肺・筋肉との関連を研究しています。こうした研究を深めることで、スポーツのパフォーマンス向上や、心臓や肺などに病気を患う方への理学療法に応用することができます。また、認知機能の改善効果の根拠を示すことにも繋がると考えられています。Labでの研究を通して、治療および予防としての理学療法を、多方向から考えられるようになることを目指しています。

神経・筋・骨組織Lab玉越ゼミ
脳卒中リハビリの効果に関する研究

田巻弘之教授写真

玉越 敬悟
Keigo Tamakoshi
講師

本Labでは、「脳卒中後遺症の半身麻痺がリハビリで治るのはなぜか?」「どんなリハビリが脳卒中後遺症に一番効果的なのか?」という疑問をテーマに研究しています。また、脳卒中を人為的に起こさせた小動物にリハビリを行い、そのとき脳の中で何が起こっているのか、その解明にも挑んでいます。本Labでは、それぞれの学生が脳卒中のリハビリの効果について異なる方向から追究しており、お互いに様々な情報を共有し合い意見交換を行いながら、研究を深めています。

神経生理Lab大西ゼミ
大脳皮質活動に関する研究

大西秀明教授写真

大西 秀明
Hideaki Onishi
教授

本Labでは、運動時の「筋肉の活動」や「脳の活動」などを解析して、ヒトが滑らかな動きを行うための神経機構や運動学習過程の解明に取り組んでいます。理学療法の現場では、対象者の病気や障害などの問題点を見つけて解決しなければなりません。そのため、学生自身の「自ら学ぶ力」や「問題発見・解決能力」を向上させることと、「筋肉および脳の活動」を計測・解析するための手法や考え方を修得することを目指してLab活動を行っています。

ヘルスプロモーションLab古西ゼミ
地域に根ざしたリハビリの研究

古西 勇准教授写真

古西 勇
Isamu Konishi
教授

病院のリハビリは、「流れ」の方向が決まっている「川」のようであり、地域のリハビリは「目的地」を自分で決めなければ漂ったままになる「海」のようであると言われています。途上国では、「川」が充分に張り巡らされていないことが多く、地域という「海」の中で、障害のある人たちが周囲の支えを得て、目標を持ってリハビリに参加できるようにすることが重要となります。本Labでは、本学と関連のあるフィリピンの大学と協力して、地域リハビリの課題を理解し、地域に根ざしたリハビリについて研究します。

神経生理Lab齊藤ゼミ
電気刺激と運動に関する研究

齊藤 慧助教写真

齊藤 慧
Kei Saito
講師

脳や脊髄に病気を持つ方への理学療法を行うことを目的に、「電気刺激」と「運動」が脳活動に及ぼす効果を計測・解明する研究を行っています。理学療法では、対象者と向き合ってリハビリテーションを行うことに加えて、最新の文献を読んで自分の知識・技術を高めることが必要です。そのため、研究を通じて自ら成長していくために必要な技術を一つでも多く修得することを目指して、学生たちと共に楽しみながらLab活動に取り組んでいます。

ヘルスプロモーションLab佐藤ゼミ
腰痛に関連する姿勢や筋肉などの研究

佐藤 成登志教授写真

佐藤 成登志
Naritoshi Sato
教授

腰痛の生涯発症率は50~80%と高く、最近では生活習慣病の範囲とも言われ、普段の姿勢や腰などの使い方が問題となっています。本Labでは、加齢による姿勢の変化や姿勢に影響する筋肉について腰痛との関連性を研究しています。また関連病院で、腰痛の患者様に対する理学療法を行ったり、市町村と連携して腰痛・膝痛などの予防の講演や研究を行ったりしています。こうした活動を通じて理学療法学を学ぶと同時に社会人としての資質を学ぶことも大切にしています。

バイオメカニクスLab久保ゼミ
バイオメカニクスに関する研究

久保 雅義教授写真

久保 雅義
Masayoshi Kubo
教授

「自転車に乗る、歩く」という運動は一旦できてしまうと、どうやってできるようになったかは、なかなか思い出せず、説明にも困ります。実際にどのような運動が行われているかをきちんと測れば、どのようにして運動が成り立ったのかを考える重要なヒントが得られます。本Labでは、測られた運動からその成り立ちを理解するために、バイオメカニクスという手段を用いて、コンピュータ・物理・数学の助けを借りて分析しています。

応用理学療法Lab相馬ゼミ
運動・動作のメカニズムに関する研究

相馬 俊雄教授写真

相馬 俊雄
Toshio Soma
教授

本Labは、人間の運動・動作のメカニズムについて研究しています。理学療法における研究では、最善を尽くしても予想しない結果になることがあります。しかし、そこで諦めず、そうなった理由についてもう一度考え直してみることが、次につながる一歩になります。上手くいかない時こそ、前向きに考える気持ちが大切になってきます。目標に向かって精一杯努力する。その「過程(プロセス)」が最も重要であると考えています。

※学生の在籍学年は2019年度在籍時のものです。