理学療法学科ゼミ紹介

理学療法学科 メニュー

学科トップ 目標とする資格 学びの特色 カリキュラム 施設・設備 学外実習 ゼミ紹介 就職状況 在学生
メッセージ
卒業生
メッセージ
教員紹介 学科オリジ
ナルサイト

理学療法学科 メニュー

学科トップ 目標とする資格 学びの特色 カリキュラム 施設・設備 学外実習 ゼミ紹介 就職状況 在学生
メッセージ
卒業生
メッセージ
教員紹介 学科オリジ
ナルサイト

※学生の在籍学年は2022年度在籍時のものです。

神経生理Lab芝田ゼミ
脳の可塑性とその臨床応用に関する研究

芝田 純也教授写真

芝田 純也
Sumiya Shibata
教授

脳には外からの刺激に応じて、その働きを変化させる「可塑(かそ)性」(状況に応じた変化のしやすさ)という性質があります。脳の可塑性をもたらす方法として、練習や訓練といった実際に体を動かす運動以外に、磁気や電気で頭蓋骨の外から脳を刺激する「非侵襲的脳刺激」が注目されています。「非侵襲的」とは手術を必要としないということで、用いる刺激に大きな苦痛を伴いません。本Labでは様々な非侵襲的脳刺激手法を用いて、あるいは新しい非侵襲的脳刺激手法を開発して、どのような仕組みで脳が可塑性を発揮するのかを研究しています。また、これら非侵襲的脳刺激を利用した新たなリハビリテーションの開発も行っています。

黒崎 純暉写真

理学療法学科3年
黒崎 純暉
栃木県
鹿沼東高校出身

本Labでは、脳に外から刺激を与えた時の「脳活動の変化」「人の行動変化」をテーマに活動をしています。その中で、私は人の発声と飲み込み動作に着目し、お互いの制御について研究しています。本研究を通して、誤嚥性肺炎(食べ物や唾液などが、誤って肺に落ちてしまった後に起こる肺炎)の予防法に役立てたいと考えています。

<Labの研究内容例>

  • 脳の可塑性の仕組みに関する研究
  • 新たな非侵襲的脳刺激手法の開発に関する研究
  • 新たな神経リハビリテーション手法の開発に関する研究

神経生理Lab長坂ゼミ
神経損傷後に生じる異常な痛みに関する研究

長坂 和明講師写真

長坂 和明
Kazuaki Nagasaka
講師

神経損傷後の病的な痛みは、効果的な治療法がなく、患者様に大きな苦痛を与えます。これを克服するためには、なぜ痛みが生じるのか?と、どうすれば痛みがなくなるのか?を様々な視点から解明する必要があります。本Labではヒトの脳活動を細かく調べることができる脳波計・脳磁図計や、脳全体をまるごと調べることができるMRI装置を使った研究を行うとともに、動物の脳を対象に細胞レベルの活動を計測することによって、この解明に挑戦しています。このような世界トップクラスの研究環境に身を置き、最先端の知識や技術に触れることは、オンリーワンの理学療法士となるために重要であると考えます。

長尾 彩音写真

理学療法学科3年
長尾 彩音
青森県
五所川原高校出身

本Labでは運動・感覚・バランスについて、脳に着目をして研究を行っています。私は、痛みの軽減メカニズムの解明を目指し、痛みの軽減に効果があると言われている脳部位の刺激が、他の脳部位にどのような影響を与えるのか調べています。本研究を通して、少しでも痛みに悩む方々の力になれればと考えています。

<Labの研究内容例>

  • 脳の可塑性の仕組みに関する研究
  • 新たな非侵襲的脳刺激手法の開発に関する研究
  • 新たな神経リハビリテーション手法の開発に関する研究

スポーツ医科学Lab横田ゼミ
スポーツ障害と自律神経機能に関する研究

横田 裕丈講師写真

横田 裕丈
Hirotake Yokota
講師

神経損傷後の病的な痛みは、効果的な治療法がなく、患者様に大きな苦痛を与えます。これを克服するためには、なぜ痛みが生じるのか?と、どうすれば痛みがなくなるのか?を様々な視点から解明する必要があります。本Labではヒトの脳活動を細かく調べることができる脳波計・脳磁図計や、脳全体をまるごと調べることができるMRI装置を使った研究を行うとともに、動物の脳を対象に細胞レベルの活動を計測することによって、この解明に挑戦しています。このような世界トップクラスの研究環境に身を置き、最先端の知識や技術に触れることは、オンリーワンの理学療法士となるために重要であると考えます。

長尾 彩音写真

理学療法学科3年
山波 克彰
新潟県
長岡高校出身

本Labでは、自律神経とスポーツパフォーマンスに関する研究を行っています。私は、「ゾーン」や「フロー」といったスポーツや勉強などで高いパフォーマンスを発揮する「適度な集中状態」に興味を持ち、迷走神経(自律神経)を刺激することで記憶能力にどのような変化が起きるのかを解明し、パフォーマンスの向上に役立てたいと考え研究しています。

<Labの研究内容例>

  • 月経周期に伴う心身機能、および自律神経活動の変化に関する研究
  • 筋疲労や筋肉痛の発生・回復と自律神経活動の関係に関する研究
  • 脳と迷走神経の同時刺激が痛みや運動機能に及ぼす影響に関する研究

バイオメカニクスLab久保ゼミ
身体運動のなりたちに関する研究

久保 雅義教授写真

久保 雅義
Masayoshi Kubo
教授

「走る・歩く」などの運動は、ふだん何気なくできていますが、右手と左手、手と目、手と足などを同時に使うバランスが必要な動作です。これを「協調運動」といいます。以前は普通にできていた運動が怪我や病気などでできなくなった時は、それを元に戻すために、この協調運動の成り立ちの理解が必要です。また、新しいスポーツを始める時、身体的には「したい・できるはず」の運動が、実際には「起こせない・できない」ということもあります。本Labでは、その成り立ちを理解するために、コンピュータ・物理・数学を活用したバイオメカニクスという手段を用いて、身体を分析・研究しています。

<Labの研究内容例>

  • 数学的シミュレーションによる身体運動の分析に関する研究
  • 乳児期から幼児期での脚の運動発達に関する研究
  • ふくらはぎを鍛えるカーフレイズ運動に関する研究

運動生理Lab井上ゼミ
高齢者の栄養問題に関する研究

久保 雅義教授写真

井上 達朗
Tatsuro Inoue
講師

日本は世界一の長寿国であり、世界一の高齢化率を誇る高齢化先進国です。世界はこの超高齢社会に日本がどのように対応するかに注目しています。「サルコペニア(骨格筋量低下・筋力低下)」「フレイル(加齢により心身が老い衰えた状態)」「低栄養」は、超高齢社会におけるキーワードです。本Labでは、これら3つが高齢者の日常生活にどのような影響を与えるかについて研究しています。ご自宅で生活されている比較的元気な高齢者から、何らかの病気が原因で治療を行っている入院患者様まで、全国の研究機関や大学、医療機関と連携して行う多種多様な研究を通して、高齢者のQOLの向上を目指します。

<Labの研究内容例>

  • サルコペニア・フレイル・栄養障害の簡易診断に関する研究
  • 高齢者の介護予防に関する研究
  • 新たな骨格筋量指標の開発に関する研究

スポーツ医科学Lab関根ゼミ
スポーツ障害予防と運動機能に関する研究

関根 千恵助教写真

関根 千恵
Chie Sekine
助教

スポーツ障害とは、競技動作の繰り返しによる過負荷により運動器に生じる障害です。本Labでは、アキレス腱障害、野球肘、腰部障害をはじめとした「スポーツ障害」に着目して、発生メカニズムを解明することを目標としています。ご遺体を対象にした運動器構造の分析や、スポーツ動作中の筋活動の解析、月経周期での女性アスリートの関節機能の調査など、幅広い視点で検証しています。また、脳活動や自律神経活動の変調、脊髄の運動制御機構に着目し、「運動機能向上」に寄与する研究も行っています。研究とアスリートサポートの両側面から、障害予防・パフォーマンス向上を目指していきます。

<Labの研究内容例>

  • スポーツ障害発生因子の解明や女性アスリート特有の課題に関する研究
  • 迷走神経刺激による運動機能や自律神経変調に関する研究
  • 歯の噛み締めとパフォーマンスに関する研究

運動生理Lab椿ゼミ
運動時の脳の酸素ダイナミクスに関する研究

椿淳裕准教授写真

椿 淳裕
Atsuhiro Tsubaki
教授

本Labでは、運動した時に、脳、心臓、肺、筋肉、血管などでどのような変化が起きるのか、またなぜそのような変化が生じるのかを解明し、安全で効果的な理学療法に繋がる研究をしています。新潟県内外の医療機関の理学療法士とともに、心臓や肺、腎臓など身体内部に病気をお持ちの方に協力していただく研究も行っています。これらにより、深く物事を掘り下げることに加え、広い視野を持つことで、様々な領域で活躍するための土台を身につけることができます。基礎的な研究を進めることに加え、急性期病院との連携による研究も進めており、毎年複数名が大学院に進学することも本Labの特徴です。

<Labの研究内容例>

  • 運動による脳の活性化と認知機能に関する研究
  • 運動によって生じる乳酸と心拍や呼吸の反応に関する研究
  • 急性期病院に入院している方の運動機能に関する研究

神経生理Lab宮口ゼミ
脳機能と運動スキル・運動学習に関する研究

宮口翔太講師写真

宮口 翔太
Shota Miyaguchi
講師

私たちが円滑かつ巧みに体を動かして運動やスポーツをするには、脳が適切に感覚情報を処理し、精密に筋をコントロールする必要があります。本Labでは、リハビリテーションにおいても重要となる「運動・感覚・バランス機能」に着目して、脳がどのように機能しているか、どのような刺激を与えるとこれらの機能が向上するかを明らかにすることを目的としています。また、多くの方が悩みを抱えている「痛み」に対する脳内メカニズムについても研究しています。学生同士が自ら疑問を発見し、協力し合って疑問を解決する楽しさを感じるとともに、その能力を習得することを目指して活動しています。

<Labの研究内容例>

  • 運動・感覚に関わる脳の構造と機能に関する研究
  • 痛み・情動・自己身体認知と脳の関係性に関する研究
  • 動物実験による脳機能メカニズム解明に関する研究

スポーツ医科学Lab江玉ゼミ
スポーツ障害の予防に関する研究

江玉 睦明授写真

江玉 睦明
Mutsuaki Edama
教授

アキレス腱炎や膝蓋腱炎など様々なスポーツ障害が存在しますが、いずれの障害についても、その発生メカニズムが十分に解明されていないのが現状です。本Labでは、ご遺体を対象にして筋肉や靭帯、骨構造を詳細に分析し、そのデータをもとに生体力学的検証を行い、発生メカニズムの解明に向けて取り組んでいます。また、本学に設置されたアスリートサポート研究センターの事業として、女性アスリート特有のスポーツ障害(低エネルギー・無月経・骨粗鬆症)についても調査し、女性アスリートが健全にスポーツに取り組める体制づくりについて多職種と連携・協同して取り組んでいます。

<Labの研究内容例>

  • 足関節周囲靱帯(前距腓靭帯・前下脛腓靭帯・リスフラン靭帯)の形態学的特徴に関する研究
  • 運動様式と運動課題が膝蓋腱の力学的特性に与える影響に関する研究
  • 月経周期における膝関節や足関節の弛緩性に関する研究

神経生理Lab小島ゼミ
脳機能から見た運動と感覚機能に関する研究

小島 翔講師写真

小島 翔
Sho Kojima
講師

理学療法の対象となる方は、運動がうまく行えなかったり、感覚が分からなかったり、過剰に痛みを感じてしまったりといった様々な問題を抱えています。現在は、そのような方に対して、いかに効果的なリハビリテーションを提供できるかが非常に重要視されています。本Labでは、脳機能の観点から「効果的なリハビリテーションはどのようなものなのか?」、「どのような人に有効なのか?」、「なぜその治療が効果的なのか?」といった疑問を解決するための研究を行っています。Lab生の興味と教員の知識のコラボレーションにより、疑問を解決する楽しさを実感できるように取り組んでいます。

<Labの研究内容例>

  • 運動・感覚・バランス機能を向上させる介入方法に関する研究
  • 睡眠と運動機能・運動学習の関連に関する研究
  • 心臓などの感覚と痛みや心理特性の関連に関する研究

Pain Lab田口ゼミ
運動器疼痛のメカニズムと治療に関する研究

田口 徹教授写真

田口 徹
Toru Taguchi
教授

本Labでは、罹患者が多い痛みの基礎的な仕組みの理解と治療・予防法の研究を行っています。具体的には、肩こりや腰痛、運動後の筋肉痛などの身近な痛みから、関節や筋肉など全身に強い痛みが生じる線維筋痛症やギプス固定などの影響で起こる慢性難治性疼痛に至るまで、幅広く痛みの研究を行っています。本Labは、最先端の設備と技術を有し、国内外の大学や研究機関との共同研究を行うなど、世界トップクラスの運動器疼痛研究を推進しています。特に、発痛や鎮痛の仕組みをマクロからミクロレベルで理解することで、根拠に基づくリハビリが実現できる理学療法士の育成を目指しています。

<Labの研究内容例>

  • 運動後の筋肉痛に関する研究
  • 痛覚過敏のメカニズム解明と治療に関する研究
  • 筋損傷の理学療法効果に関する研究

バイオメカニクスLab菊元ゼミ
膝前十字靭帯の損傷予防に関する研究

菊元 孝則講師写真

菊元 孝則
Takanori Kikumoto
講師

スポーツ選手の華々しい活躍の影で、多くのアスリートがケガによって苦しい時間を過ごしています。ケガの中でも特に、膝関節にある重要な靭帯である膝前十字靭帯が損傷されてしまうと、競技復帰までに長い時間を費やしてしまいます。そのような選手生命を奪いかねないケガは、どのように発生するのでしょうか。本Labでは、そのような疑問を解決するために、三次元動作解析装置を用いて着地などの競技動作の検証や、膝前十字靭帯を損傷しないために必要な筋力量について研究を行っています。この研究は、県内バスケットボール部の強豪校と連携しながら進めています。

<Labの研究内容例>

  • 脳性麻痺児の運動の発達に影響する筋機能、姿勢制御に関する研究
  • 知的・発達障害児の運動の発達に影響する認知機能に関する研究
  • ダウン症児の外反扁平足の筋機能に関する研究

人類学・解剖学Lab奈良ゼミ
人体の構造と機能に関する研究

奈良 貴史准教授写真

奈良 貴史
Takafumi Nara
教授

本Labでは、理学療法士に必要な基礎知識である「人体の構造と機能」を明らかにすることを目的として研究を行っています。研究では、ふだん触れることの少ない骨や筋などに実際に触れながら観察や計測を行い、時には解剖も行います。こうした活動を通して、人体の構造と機能に関する“新たな発見を目指すこと”がこの研究の最大の魅力です。人体に関することならば、他の動物との比較解剖学や人類進化学などの幅広い分野からテーマを選ぶことができ、その手法も顕微鏡を使うミクロの世界から実際にヒトを解剖したりするマクロの世界まで様々で、学生は自分に合った研究法を選んで研究していきます。

<Labの研究内容例>

  • 縄文時代人の病気に関する研究
  • 江戸時代の刀創がある人骨に関する研究
  • 江戸時代人の身長に関する研究

神経生理Lab犬飼ゼミ
脳機能と運動・バランス機能に関する研究

犬飼 康人准教授写真

犬飼 康人
Yasuto Inukai
准教授

これまでの研究から、運動療法や物理療法などの理学療法を行うことで、脳機能が変化し、運動機能やバランス機能が改善することが分かっています。しかし、そのメカニズムについては未知な部分も多く、意図的に脳機能を変化させるために必要で、効果的な運動や刺激、またその種類や時間など、解明しなければならないことは山積みです。本Labでは、痛みを感じさせることなく脳を刺激する方法である“非侵襲的脳刺激法”を用いて、運動機能やバランス機能を改善させる刺激方法・治療方法の開発を目的とした研究を行っています。

<Labの研究内容例>

  • 運動学習と脳機能に関する研究
  • 触覚刺激・電気刺激と脳機能に関する研究
  • 痛みの脳内情報処理に関する研究

バイオメカニクスLab高林ゼミ
スポーツにおける足部障害予防に関する研究

高林 知也助教授写真

高林 知也
Tomoya Takabayashi
講師

スポーツ障害の発生率は、部位別に分けると捻挫などの足部・足関節の障害が最も多くなっています。そのためスポーツリハビリに携わる理学療法士は、足部・足関節の治療を行う機会が多くなります。しかし、その治療は思うように進まないことが多く、そもそもの障害の原因が明確になっていないケースが多い状況です。そこで本Labでは、足部内で生じている動きをVICON(三次元動作解析装置)を用いてバイオメカニクス的に検証し、障害の発生メカニズムを明らかにするための研究に取り組んでいます。研究を通して、足部内で生じている動きを解明し、障害予防に貢献したいと考えています。

<Labの研究内容例>

  • 投球動作における肘下がりに関する研究
  • ハンドボール競技における肩関節障害に関する研究
  • チアダンスモーションにおけるキレに関する研究

神経生理Lab大鶴ゼミ
痛みの脳内情報処理に関する研究

大鶴 直史講師写真

大鶴 直史
Naofumi Otsuru
教授

理学療法士が対象とする患者様の多くが、からだに痛みを抱えています。その中には、治療が難しい痛みも含まれます。近年、このような治療が難しい痛みの一部は、脳に原因があるのではないかと考えられています。そこで、痛みが脳でどのように情報処理されているのかをヒトの脳が出す微弱な電気信号を捉える装置を用いて研究しています。この研究を通して、痛みを感じる神経活動の大小を比較し、痛みを感じる際の脳のメカニズムを解明することで、治療が難しい痛みの軽減などに役立てられればと考えています。

神経・筋・骨組織Lab玉越ゼミ
脳卒中リハビリの効果に関する研究

田巻弘之教授写真

玉越 敬悟
Keigo Tamakoshi
講師

本Labでは、「脳卒中後遺症の半身麻痺がリハビリで治るのはなぜか?」「どんなリハビリが脳卒中後遺症に一番効果的なのか?」という疑問をテーマに研究しています。また、脳卒中を人為的に起こさせた小動物にリハビリを行い、そのとき脳の中で何が起こっているのか、その解明にも挑んでいます。本Labでは、それぞれの学生が脳卒中のリハビリの効果について異なる方向から追究しており、お互いに様々な情報を共有し合い意見交換を行いながら、研究を深めています。

神経生理Lab大西ゼミ
大脳皮質活動に関する研究

大西秀明教授写真

大西 秀明
Hideaki Onishi
教授

本Labでは、運動時の「筋肉の活動」や「脳の活動」などを解析して、ヒトが滑らかな動きを行うための神経機構や運動学習過程の解明に取り組んでいます。理学療法の現場では、対象者の病気や障害などの問題点を見つけて解決しなければなりません。そのため、学生自身の「自ら学ぶ力」や「問題発見・解決能力」を向上させることと、「筋肉および脳の活動」を計測・解析するための手法や考え方を修得することを目指してLab活動を行っています。

応用理学療法Lab古西ゼミ
地域に根ざしたリハビリの研究

古西 勇准教授写真

古西 勇
Isamu Konishi
教授

病院のリハビリは、「流れ」の方向が決まっている「川」のようであり、地域のリハビリは「目的地」を自分で決めなければ漂ったままになる「海」のようであると言われています。途上国では、「川」が充分に張り巡らされていないことが多く、地域という「海」の中で、障害のある人たちが周囲の支えを得て、目標を持ってリハビリに参加できるようにすることが重要となります。本Labでは、本学と関連のあるフィリピンの大学と協力して、地域リハビリの課題を理解し、地域に根ざしたリハビリについて研究します。

神経生理Lab齊藤ゼミ
電気刺激と運動に関する研究

齊藤 慧助教写真

齊藤 慧
Kei Saito
講師

脳や脊髄に病気を持つ方への理学療法を行うことを目的に、「電気刺激」と「運動」が脳活動に及ぼす効果を計測・解明する研究を行っています。理学療法では、対象者と向き合ってリハビリテーションを行うことに加えて、最新の文献を読んで自分の知識・技術を高めることが必要です。そのため、研究を通じて自ら成長していくために必要な技術を一つでも多く修得することを目指して、学生たちと共に楽しみながらLab活動に取り組んでいます。

応用理学療法Lab相馬ゼミ
運動・動作のメカニズムに関する研究

相馬 俊雄教授写真

相馬 俊雄
Toshio Soma
教授

本Labは、人間の運動・動作のメカニズムについて研究しています。理学療法における研究では、最善を尽くしても予想しない結果になることがあります。しかし、そこで諦めず、そうなった理由についてもう一度考え直してみることが、次につながる一歩になります。上手くいかない時こそ、前向きに考える気持ちが大切になってきます。目標に向かって精一杯努力する。その「過程(プロセス)」が最も重要であると考えています。