救急救命学科ゼミ紹介

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※学生の在籍学年は2020年度在籍時のものです。

竹井ゼミ
救急隊員の身体負担軽減に関する研究

竹井 豊教授写真

竹井 豊
Yutaka Takeia
教授

救急現場の環境や救急活動に伴う動作は、日常とは大きく異なります。特に傷病者を乗せたストレッチャーを持ち上げる動作や階段を搬送する動作は大きな身体負担の要因となっています。救急活動に伴う身体負担について、海外の研究例はありますが、救急活動の様式は住宅の狭さや傷病者の体型など我が国と諸外国とでは大きく異なります。我が国の救急現場環境での身体負担について検討することは、我が国の救急活動に伴う身体負担軽減策を立案する際の足掛かりとなります。本ゼミでは、救急活動に伴う作業動作を自覚的運動強度などで測定・分析することで身体負担軽減策を検討しています。

佐藤 麻帆写真

救急救命学科3年
佐藤 麻帆
新潟県
新潟中央高校出身

私たちのゼミはとても仲が良く、学生間での意見交換が頻繁に行われ、先生は親身にご指導くださるとても温かいゼミです。私たちの研究では勤務中の仮眠時間帯と非番の睡眠時間帯の睡眠の質の現状把握を目的としています。研究により救急救命士の勤務中の仮眠時間帯の睡眠の質の改善についての提案をしたいと考えています。

<ゼミの研究内容例>

  • 救急救命処置が傷病者の予後に与える影響に関する研究
  • 救急隊員の労働環境とその課題に関する研究
  • 救急救命士向け教育コンテンツの製作に関する研究

神藏ゼミ
出産準備教室乳児応急手当セルフ学習教材の開発に関する研究

神藏 貴久講師写真

神藏 貴久
Takahisa Kamikura
講師

本ゼミでは、学内の医療情報管理学科のゼミと連携し、家庭内において乳児に緊急事態があった場合、速やかに対応できるようなセルフ学習教材を開発し、その有用性を検証することを目的としています。特に乳児の心臓が止まってしまった場合、すぐさま保護者が処置を行った場合と、救急隊員が到着してから行った場合では、その救命率に約20倍もの差があります。119番通報を行うとともに、速やかに保護者が適切な処置を行えば、乳児の命を救える確率が飛躍的に向上することが分かっています。学生には、多職種連携の経験を活かし、今後の社会生活で活躍して欲しいです。

青木 純平写真

救急救命学科3年
青木 純平
富山県
富山第一高校出身

私たちは医療情報管理学科と連携し、母親に対して映像を用いた乳児に対する応急処置の講習を行いアンケートをとります。それらをもとにして、応急処置のセルフ学習教材の開発を行っています。現在、日本の出産準備教室では、乳児に対する応急処置の指導は行われていません。教材開発が今後の出産準備教室に活かされればと考えています。

<ゼミの研究内容例>

  • スマートウォッチによる胸骨圧迫フィードバックデバイスの開発に関する研究
  • 一般市民が行った心肺蘇生後の損害補償に関する研究
  • 視覚障がいに配慮した心肺蘇生サポートアプリの開発に関する研究

大松ゼミ
観察・評価・処置の正確性向上に関する研究

大松 健太郎講師写真

大松 健太郎
Kentaro Omatsu
講師

救急救命士は、傷病者を短時間で観察し、緊急度・重症度を評価し、救急救命処置を行い、適切な医療機関に搬送することが求められる職種です。傷病者を評価する際には様々なスケール(段階)が存在します。本ゼミでは、救急救命士が用いる評価スケールの誤判定の要因について分析し、評価の正確性を向上するための研究を行っています。また、現場では様々な医療機器・資器材を用いて傷病者に対応しますが、それらの選択が傷病者に与える影響についても研究を進めています。これらの研究を行うことで、卒業後に根拠のある救急活動を行える卒業生を輩出することを目指しています。

鈴木 輝真写真

救急救命学科4年
鈴木 輝真
宮城県
泉館山高校出身

本ゼミでは、JCS(傷病者の意識レベルの評価方法)の誤判定の要因や、その対処方法について検討しました。研究を通して、意識レベルについての理解が深まったとともに、統計処理の方法や説得力のある文章の書き方なども身につきました。将来は、現場だけではなくあらゆる面でマルチに活躍できる救急救命士になりたいです。

<ゼミの研究内容例>

  • シミュレーション動画教材を用いた意識レベル評価の正確性に関する研究
  • 各種搬送資器材が心肺蘇生の質に与える影響
  • 外傷傷病者に対する脊柱運動制限の適応判断

長谷川ゼミ
小児救急医療に関する研究

長谷川 恵助教写真

長谷川 恵
Megumi Hasegawa
助教

本ゼミでは、生理学・解剖学的な特性を踏まえて、小児救急医療のあり方を研究しています。救急現場において、子どもは大きな恐怖や不安を抱きます。そして救急救命士は、その恐怖や不安を抱いている子どもから、傷病に関する的確な情報を収集しなければなりません。自分のことを上手く言葉で表現できない子どもと接する際は、高いコミュニケーション能力が必要とされます。そのため、本ゼミでは、救急現場における子どもとの関わり方やコミュニケーションの方法、さらに対象となる子どもだけでなくその保護者との良好な関係を築くためのスキルを修得するための研究をしています。