視機能科学科ゼミ紹介

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戸田ゼミ
視覚的判断に伴う脳活動に関する研究

戸田 春男教授写真

戸田 春男
Haruo Toda
教授

視覚が成立するためには、眼と脳が共同作業をしなければなりません。見たいものに視線を飛ばす、動くものをじっと見続ける、見えたものが何か分かる、これらすべてに脳の働きが必要です。本ゼミでは、脳波を使った方法と、様々な刺激に対するヒトの判断を統計的に処理する方法の2種類を主に用い、視覚の基盤になっている脳の働きを調べます。例えば、視覚をもとにした判断に伴う脳波を調べ、他方では感覚の持続時間を測定することで、「視覚」から「それに応じた行動」に至る経路を推定します。「赤信号で止まり、青信号で動く」、こんなありふれた日常の裏で働いている人体の原理を解き明かしましょう。

池田 青生写真

視機能科学科3年
池田 青生
新潟県
三条東高校出身

ものが見えるためには、眼だけではなく脳の働きが必要です。本ゼミでは、心理物理学に基づく評価法と脳波を使って、ものの見える長さや大きさを眼で見て判断する時に働く脳の機能を調べています。将来は、本研究で得た知識を活かし、人体機能への深い理解を持った視能訓練士として眼科臨床に貢献していきたいです。

<ゼミの研究内容例>

  • 視機能検査時のストレスに関する研究
  • 長さの記憶に対する擾乱因子の関与に関する研究
  • ルーブリックの教育における有効性に関する研究

金子ゼミ
快適で楽にかけられる眼鏡に関する研究

金子 弘教授写真

金子 弘
Hiroshi Kaneko
教授

眼鏡はたった2枚のレンズでできた簡単な道具ですが、これをかけるとものがよく見えるようになるだけでなく、脳を刺激して元気になる、さらにその人が持つ隠れた才能や可能性を発揮できるようになるとさえ言われています。本ゼミでは、一人ひとりの装用者にとって快適な眼鏡とは何かを探るとともに、眼鏡作製に必要な度数の決定に関して、より合理的で客観的な評価の研究を行っています。具体的には、測定方法の違いによる装用感への影響や、眼鏡フィッティングの矯正効果への影響などで、日常生活に欠かせない眼鏡を快適にかけるための、地道で幅広いテーマに取り組んでいます。

松本 知美写真

視機能科学科3年
松本 知美
長野県
屋代高校出身

眼鏡は身近な道具ですが、使う人の quality of visual life(QOVL:視的生活の質)に大きく関わります。本ゼミでは、眼鏡処方において重要となる快適な度数の導き方について研究しています。将来は本研究の成果を活かし、患者様に喜んでもらえる快適な眼鏡処方ができる視能訓練士になりたいです。

<ゼミの研究内容例>

  • 遠視眼の調節解除法による自覚的屈折値の違いに関する研究
  • レンズ交換法における頂点間距離が矯正度数に及ぼす影響に関する研究
  • 近方下方視する時の頭部前傾と眼球回旋の割合に関する研究

村田ゼミ
視線解析装置を用いた読書評価に関する研究

村田 憲章講師写真

村田 憲章
Noriaki Murata
講師

本ゼミでは、視覚障がい者の「日常生活における読書困難の改善」に向けて研究を進めています。視線解析装置は、眼表面の光の反射をとらえることで被験者の視線を記録することができます。この機器を用いて読書時の視線を解析すると、視線の停留(文字の認識)と衝動性眼球運動(=視線移動)が繰り返される跳躍運動を観察することができます。つまり、視線解析装置を使用すると、黙読時の視線運びや読書にかかる時間を客観的に評価することが可能となります。さらに現在、文字や背景の色などを交えて、様々な条件下での読書パフォーマンスについての研究を進めています。

金子 円花写真

視機能科学科3年
金子 円花
新潟県
五泉高校出身

読書は日常生活で欠かせないものですが、視覚障害により読書が困難になると、QOL(生活の質)が低下します。そこで私は、ヒトの視線を解析する装置を使い、白黒反転させた文章を読んだ時の視線解析を行い、読書パフォーマンスの評価を行っています。本研究が、読書が困難な患者様への支援技術の開発に繋がればと考えています。

<ゼミの研究内容例>

  • 視線解析装置を用いた新しい小児視力測定法に関する研究
  • 近視眼の網膜の形態変化に関する研究
  • 斜視検査の新しいコーチング手法に関する研究

前田ゼミ
瞳孔による視機能の客観評価に関する研究

前田 史篤教授写真

前田 史篤
Fumiatsu Maeda
教授

黒目(瞳孔)の大きさは眼の中に入る光の量に応じて変化し、明るいところでは小さく、暗いところでは大きくなります。その反応を利用して、光の量をコントロールしながら瞳孔の動きを詳しく分析することで、眼が正常に機能しているか判定することができます。「眼は口ほどにものを言う」と言いますが、この技術を検査に応用できれば、将来的には瞳孔を検査するだけで病気の有無を調べることができるようになるかもしれません。本ゼミでは、ドイツや国内の大学と共同研究を進めながら、眼の病気の早期発見ができるような機器の開発を目指しています。

<ゼミの研究内容例>

  • 他覚的な視覚機能検査の開発に関する研究
  • 大学生の視覚健康診査に関する研究
  • スポーツビジョンに関する研究

石井ゼミ
幼児の視覚発達に関する研究

石井 雅子教授写真

石井 雅子
Masako Ishii
教授

視覚の感受性期にある子どもたちの携帯型ゲーム機などの長時間の使用とその依存による視覚機能への影響が社会的問題となっています。そこで、本ゼミでは、3歳児健診や保育園健診に参加し、幼児の眼科健診を実践しています。健診の結果から、視力検査の重要性についての啓発運動や幼児期の視覚機能の管理を徹底させる方策を考えることを目標としています。ゼミ活動では、視覚障害特別支援学校(盲学校)幼稚部との交流や地域の子育て支援活動にも参加し、視能訓練士に求められる資質の向上を目指します。「よく学び、よく遊び」をモットーに研究の楽しさを実感してもらえればと考えています。

<ゼミの研究内容例>

  • 視覚障害・発達障害児の学習支援に関する研究
  • スマホゲーム中の視覚情報処理に関する研究
  • 子どもの眼育に関する研究

阿部ゼミ
3D映像視聴が視機能に及ぼす影響に関する研究

阿部 春樹教授写真

阿部 春樹
Haruki Abe
教授

「3D映像」を視聴する装置が開発され、今後「3D映像」や「Virtual Reality映像」を視聴する機会がますます増えることが予想されます。本ゼミでは、3D映像の視聴が視機能に及ぼす様々な影響を検討することを目的に研究を行っています。さらに、「3D映像」を安全に視聴するには、どのような点に注意すべきかを明らかにすることを目的としています。本学科で所有するHead Mount Display、瞳孔計測器、調節微動解析装置、その他の各種の視機能の計測機器を用いて本研究を進めていきたいと考えています。

※学生の在籍学年は2019年度在籍時のものです。