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今井ゼミ 噛んで飲み込む機能の障害に関する研究

今井 信行教授写真

今井 信行
Nobuyuki Imai
教授

“口”は、食べるという行為の際に最初に使用する器官です。食べ物を噛み砕き飲み込みやすくしてから、のどと食道へ円滑に送るという大切な機能を担っています。しかし、加齢や疾病によってこの機能が低下してしまうと、食事困難になるだけでなく、日常の楽しみや生きる希望を失いかねない深刻な状況に直面します。例えば、その機能低下によって「誤嚥」が発生します。「誤嚥」は、食べ物を誤って気管や肺に送ってしまうことで高齢者肺炎の原因になります。本ゼミでは、そのような障害を持つ方を支援するため、言語聴覚士として専門的な知識を学び、最新のリハビリテーションを探求しています。

石田 遼太朗

言語聴覚学科4年
石田 遼太朗
新潟県
新潟第一高校出身

本ゼミでは、主に嚥下機能をメインに様々な分野を学んでいます。私は、経口摂取が患者様のQOL向上に繋がると考えています。嚥下障害は、様々な原因によって引き起こされるため、多くの知識が必要となります。本ゼミを通して、嚥下についての理解を深め、患者様のQOL向上に貢献できる言語聴覚士を目指しています。

<ゼミの研究内容例>

  • 機械的刺激と感覚刺激の唾液分泌への効果に関する研究
  • 開口度と姿勢変化が嚥下機能に及ぼす影響に関する研究
  • アイスマッサージの冷却部位と嚥下反射に関する研究

渡辺ゼミ 子どものことばへの全人的な支援に関する研究

渡辺 時生講師写真

渡辺 時生
Tokio Watanabe
講師

本ゼミが対象とする主なテーマは、子どもの吃音、言語発達障害、発音の障害です。子どもにとって、ことばの障害は意思伝達を困難にするだけでなく、自尊心や自己有用感の低下、さらには将来的に自己実現が困難になるなど、重大な悩みにも繋がりかねません。そのため、表面的な問題だけに捉われず、身体や心、環境などを含め、問題の本質を深く理解し、全人的な支援を進める姿勢が大切です。全人的な支援には、キーパーソンとなる養育者へのアプローチも重要です。そのため本ゼミでは、学内の言語発達支援センターで子どもだけでなくその養育者へ実際の支援を行い、研究を進めています。

前田 朋

言語聴覚学科3年
前田 朋
山形県
酒田西高校出身

本ゼミでは、主に学内の言語発達支援センターでの参加を通して、吃音や言語発達障害についての理解を深めながら研究しています。同じ吃音でも患者様によって言語症状が違うだけでなく、抱える悩み、目標地点も異なります。その方に合った支援ができるよう、多面的な訓練法や指導法について研究し、将来に活かしたいと考えています。

<ゼミの研究内容例>

  • 子どもの問題行動の評価と支援に関する研究
  • 言語聴覚士と吃音セルフヘルプグループの関わりに関する研究
  • 若年健常者における発音時の音響学的特徴に関する研究

石本ゼミ 障害を抱える子と親への心理支援に関する研究

石本 豪講師写真

石本 豪
Gou ishimoto
講師

障害を抱える子どもたちはもちろんのこと、その家族は様々な苦悩を抱えやすいため、心理的支援の重要性が指摘されています。しかしながら、そのような家族への心理的支援が注目されるようになったのは比較的最近であり、臨床で支援の根拠とすべき理論は定まっていません。そこで本ゼミでは、学内の言語発達支援センターに来所される子どもたちやその家族を対象とした心理カウンセリングを実践し、心理的支援の知識と技術の修得を目的に活動しています。このような実践的なゼミ活動を通して、子どもやその家族の心と行動が変容していくプロセスに携われることは大きな魅力です。

前田 朋

言語聴覚学科4年
長井 麻由美
新潟県
新潟明訓高校出身

私は、新人の言語聴覚士が就職後に直面する困難や、その乗り越え方について研究を行いました。実際に言語聴覚士から話を伺い、小児領域における保護者支援の難しさが課題にあることが分かりました。将来は、ゼミで学んだ共感的かつ受容的な対話能力を用いて、子どもだけでなくその保護者への積極的な支援をしていきたいです。

<ゼミの研究内容例>

  • 自閉スペクトラム症の子どもを持つ親の子育てに関する研究
  • 自閉スペクトラム症の子どもを持つ母親のQOL変容に関する研究
  • 吃音の不登校児と家族に対する心理カウンセリングに関する研究

今村ゼミ 認知機能障害に関する研究

今村 徹教授写真

今村 徹
Toru Imamura
教授

ヒトの脳は運動や感覚だけではなく、「記憶」「注意」「言語」「思考」「判断」などの機能を担っています。これらは認知機能(または高次機能)と呼ばれます。本ゼミでは、この認知機能とその障害の研究に取り組んでいます。患者様とご家族に了承をいただいた上で、ゼミ生は実際に病院の物忘れ外来で活動し、多くの患者様のデータを集計して分析するデータ研究や、一人の患者様について詳しく検討する症例研究を行います。実験室での機械や動物を相手にした研究ではなく、医療の現場(臨床)のど真ん中で研究を進めるのが本ゼミの特色であり魅力です。

吉岡ゼミ 小児言語発達障害児に関する研究

吉岡 豊准教授教授写真

吉岡 豊
Yutaka Yoshioka
准教授

本ゼミでは、学内の言語発達支援センターで多くの子どもを診ている私の経験を活かし、子どもの言葉の遅れをテーマに研究を行っています。学生には少しでも子どもに話せるようになってほしいという強い思いを持ちつつ、その症状を正確に把握した上で、より良い訓練方法を検討するように指導しています。この指導のプロセスを通じて、学生は多くの「分かった」を経験し、研究の面白さに気づいていきます。こうした研究活動を将来に活かして、少しでも多くの子どもとその両親の笑顔に出会える言語聴覚士になれるようサポートしていきます。

大石ゼミ 脳血管疾患などによる高次脳機能障害に関する研究

大石 如香教授写真

大石 如香
Yuka Oishi
准教授

声や話し方、自分の想いを相手に伝えること、それは自分のアイデンティティそのものです。この自分のアイデンティティが揺らいでしまう、失われてしまう、それが言語障害を抱える患者様の心境ではないでしょうか。本ゼミでは、そのような患者様に対してどのような支援ができるか、また患者様にとってリハビリテーションとはどんな存在かを実際の臨床現場の経験を交えて考えています。研究活動を通して、言語聴覚療法を必要とする方々への理解を深めると共に、「共感する力」を養い、患者様やそのご家族の気持ちに寄り添って支援できる力を身につけられるようにサポートしています。

山岸ゼミ 自閉スペクトラム症児支援に関する研究

山岸達弥教授写真

山岸 達弥
Tatsuya Yamagishi
教授

最新の研究成果も取り入れる

日常生活の中で、コミュニケーションを取ることは上手ではないが、自分の行動や興味にはとても強いこだわりを持つ人たちがいます。私たちは、誰でもそのような側面を多少なりとも持っているものですが、その度合いが極端な人たちにとっては、社会生活がとても大変で困窮を極めることになります。「広汎性発達障害」または「自閉スペクトラム症」と呼ばれる人たちです。本ゼミでは、そのような人たちを支援するためにどうしたらいいのか、共に考えながら研究を進めていきます。

内山ゼミ 認知機能と行動の障害に関する研究

内山信教授写真

内山 信
Makoto Uchiyama
講師

言語以外の障害を持つ方への支援

病気や怪我により脳に損傷を受けることで、話すこと、聴くこと、読むこと、書くこと、記憶すること、注意を向けること、見た物を認識することなどの認知機能や行動に障害が生じます。その障害は、当事者の日常生活を困難にするだけでなく、家族に対しても負担をもたらします。言語聴覚士は、言語以外の認知機能障害、行動障害を持つ方の支援を行うことがあり、これらの 障害を適切に評価し、当事者と家族を支援することが求められます。本ゼミでは脳損傷によるそれらの障害の症状とそのリハビリテーション、当事者や家族への影響について考え、病院と連携しながら研究を行います。

桒原ゼミ 難聴児の子育てに関する研究

桒原桂講師写真

桒原 桂
Katsura Kuwahara
講師

病院と療育教育現場の架け橋となる

近年、新生児の聴覚検査が世界的に普及したことで、新生児期に難聴が発見されるケースが飛躍的に増加しています。聴覚障害児は1,000人に1人生まれてくると言われていますが、聴こえない赤ちゃんの親たちの90%以上が難聴者とまったく関わりがなかった方々であり、難聴児を育てることに戸惑いを持たれます。本ゼミでは、そうしたご両親を支え楽しく子育てしていただくため、赤ちゃんのコミュニケーション能力を高めるお手伝いをし、診断や治療に携わる病院と療育教育現場の架け橋になれるように勉強しています。

※学生の在籍学年は2018年度在籍時のものです。