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※各掲載記事は取材当時のもので、現在変更となっている場合がございます。

「その人らしい生活」を送るためにできること

大滝 奈々

私は現在、主に心不全などの心疾患を持つ患者様に対してリハビリをしています。心不全は動作時に息切れが生じ、日常生活に影響が出てしまいます。その様な患者様に対して、運動療法と併せて、日常生活動作の練習や心不全の再発予防に向けた指導を行っています。入院前の生活について患者様やご家族から丁寧にお話を伺い、その人らしい生活を続けていくためのリハビリや福祉用具の提案、自宅の環境調整などを行っています。作業療法士は患者様の人生に関わる責任のある仕事ですが、その分、患者様と多くの喜びを共有できます。体も心も元気になっていく姿を見られると、とてもやりがいを感じます。

大滝 奈々

卒業年:2019年3月
出身高校:新潟県・新発田高校
勤務先:医療法人 恒仁会 新潟南病院
職種・職位:作業療法士

Q大学で学んだことや、今後の目標について教えてください

心臓リハビリテーションは他職種と情報共有をしながら連携していくことがとても大切です。新潟医療福祉大学では他学科と関わる授業や機会があり、他職種について理解を深めることができます。心臓リハビリテーションは他職種と情報共有をしながら連携していくことがとても大切で、大学で学んだ多職種連携について活かされていると感じます。また、心不全は繰り返しやすい病気であり、高齢の患者様が多いことが現状です。今後は患者様やご家族に寄り添いながら、入院前の生活で問題点となることを指導・調整し、心不全を繰り返すことなく、住み慣れた環境でその人らしい生活が続けられるよう支援していきたいと思っています。

患者様それぞれに合ったリハビリを

内山 佳奈美

私は現在、骨折などの整形外科疾患をもつ患者様に対して作業療法を行っています。主に肘から指先までの骨折や、腱断裂(肩関節の痛みや腕が上がらないなどの症状をきたす疾患)をしてしまった患者様の機能回復を目的に、一人でも作業をできるようにするための道具を改良したり、退院後の生活にスムーズに戻れるよう日常生活動作練習を取り入れたリハビリをしたり、患者様の受傷後から社会復帰までを支援しています。同じ怪我をしたとしても、患者様それぞれでお仕事や生活環境は異なるので、しっかりコミュニケーションを取りながら、回復するまでの生活で何が困難になるのかどのように対処していくかを考えて、日々リハビリを行っています。

内山 佳奈美

卒業年:2019年3月
出身高校:新潟県・新潟商業高校
勤務先:富永草野病院
職種・職位:作業療法士

Q現在の職種・業種を志したきっかけや理由について教えてください。

作業療法士の叔父が、「担当した患者様が元気になって家に帰るのが本当に嬉しいし、やりがいがある」と話しているのを聞き興味を持ちました。その後自分で作業療法士について調べていくうちに、幅広い領域で患者様を支援できるこの職種を目指したいという思いが強くなり、作業療法士を目指しました。

Q仕事のやりがいは何ですか?

整形外科疾患をもつ患者様は比較的若い方が多く、退院後もこれまでと同じように働いたり、家事をして生活する必要があります。そのためその方の生活に合わせて、過ごし方に関するパンフレットを作成したり、道具の調整をしたりと、リハビリの内容も多岐に渡ります。誰一人として同じリハビリはなく、また支援方法に正解はないため、試行錯誤の日々で悩むこともありますが、症状が改善されて「仕事に戻れた」「不自由がなくなった」と患者様に言っていただけると、非常にやりがいを感じます。今後は老年期など別の領域に対しても勉強し、様々な領域のリハビリができるような作業療法士になりたいと考えています。

Q本学での学びで活かされていることは何ですか?

本学には、作業療法士が関わる様々な領域において専門の先生方がいるため、細かなところまで詳しく教えていただくことができました。また、先生方の話や実習から、作業療法士は疾患を診るだけではなく「人」を診ることが大切だということを学びました。「人」を診て支援の方法を考える事を現在も大切にして働いています。

Q高校生へ一言お願いします。

高校生の皆さんにとって作業療法士はメジャーな職種ではないと思いますが、私は、誰よりも患者様の近くにいて、様々な視野から支え、助けることができる大切な仕事だと感じています。本学ではたくさんの先生方から専門的な知識だけではなく医療人として大切なコミュニケーション能力などを学ぶことができます。漠然とでも「人の役に立つ仕事がしたい」と考えている方は、ぜひ本学のオープンキャンパスに参加してみてください。

“その人らしさ”を引き出す

松本 菜瑠美

私は、脳卒中や整形疾患を抱えた方に対し、在宅復帰や職場復帰に向けた作業療法を行っています。現在担当している回復期リハビリテーション病棟には、退院後の生活に不安を抱えている患者様が多くいらっしゃいます。そのような方に対して、私たち作業療法士は、日常生活動作の練習や一人でも作業ができるようにするための道具の改良など、個々の生活様式に合わせた支援を行っています。患者様は一人ひとり違った目標を持っているため、その方の生きてきた背景やライフスタイル、性格など、“その人らしさ”を引き出しながら支援していく必要があります。答えが見つからず悩むこともありますが、患者様と一緒に試行錯誤し目標を達成できた時は、この仕事のやりがいを感じます。

松本 菜瑠美

卒業年:2014年3月
出身高校:群馬県・吾妻高校
勤務先:総合リハビリテーションセンターみどり病院
職種・職位:作業療法士

Q高校生へ一言お願いします。

作業療法士は、対象者の障害だけでなく、患者様の内面にも深く関わる仕事です。そのため、「人と関わることが好き」という想いはもちろん、患者様一人ひとりの希望を引き出すためのコミュニケーション能力が大切になります。私は、本学で同じ学科の仲間やサークル活動を通してできた他学科の友人と関わる中で、医療人として必要なコミュニケーション能力を磨くことができました。皆さんもまずは本学のオープンキャンパスに参加して、作業療法士の魅力や本学の雰囲気を体験してみてください!

その方に合った作業療法を

遠山 沙織

私は現在、精神科病院である田宮病院に勤務しています。以前は、急性期病棟を担当し、退院に向けた支援を行っていましたが、現在は療養病棟にて継続的な入院を必要とする慢性疾患の患者様への作業療法を行っています。病棟では、集団活動を通したリハビリを中心に行っており、手工芸や体操、音楽などの様々な活動を通じて、患者様に楽しんでいただきながら、少しずつできることが増えるように支援しています。作業療法士は、『人』と関わる仕事であるため、患者様一人ひとりに応じたコミュニケーションの取り方を日々模索し、信頼関係を築いていくことを心がけています。今後も、多職種と協力・連携しながら患者様がより良い生活が送れるように支援していきたいです。

遠山 沙織

卒業年:2015年3月
出身高校:新潟県・村上桜ヶ丘高校
勤務先:医療法人 崇徳会 田宮病院
職種・職位:作業療法士

Q現在の職種・業種を志したきっかけは何ですか?

小さいころから祖母が好きで、漠然と高齢者に関わる仕事がしたいと考えていました。高校生の時、進路を考えていく中で、作業療法士という職業を知り本学への進学を決めました。また、大学での臨床実習や講義を通じて、作業療法士は様々な領域で活躍できる職種であるということを知りました。幅広い領域の中で興味のある領域を選択し、患者様と関わることができているので、今は作業療法士を選んで本当に良かったと思っています。

Q高校生へ一言お願いします。

高校生の時点で「この仕事に就きたい」と明確に決められる人は少ないかもしれませんが、将来「誰かの役に立ちたい」「人と関わるのが好きだ」と考えている人は、まずは本学のオープンキャンパスに参加して、作業療法士という職種に触れてみてはいかがでしょうか?
作業療法士は、患者様の生活に密接に関わりながら、日常を送れるように心と身体の機能を回復させ、支えていく医療専門職です。見てみよう、知ろう、体験してみよう、という気持ちが自分の進路を決める第一歩になります。ぜひ本学を知って、そして作業療法士という仕事に興味を持ってもらえたら卒業生として嬉しいです!

「できる・できた」 経験を共有する

渡邉 貴博

私は現在、新潟大学医歯学総合病院に勤務しています。大学病院ということもあり、作業療法の対象となる疾患は多岐に渡ります。その中で、私は主に「急性期」と呼ばれる救急車やドクターヘリで搬送された直後の患者様に対して作業療法を行っています。入院直後は、身体・精神的に混乱されている患者様が多く、寄り添い、体を起こすことなどから始めていきます。その後、身体・精神の回復に合わせ、ご飯を食べる・顔を洗う・トイレで排泄をするなど、ふだん何気なく行っている、身の回りのことができるよう支援していきます。身の回りのことが「できる・できた」という経験は、病気・ケガに向き合う「力」になります。そのような経験を患者様と共有しながらリハビリを行っています。

渡邉 貴博

卒業年:2010年3月
出身高校:新潟県・高田北城高校
勤務先:新潟大学医歯学総合病院
職種・職位:作業療法士

Q現在の職種・業種を志したきっかけや理由を教えてください。

高校3年生の夏、「誰かの役に立つ仕事をしたい」という漠然とした思いがある中で、たまたま図書館で見つけた「作業療法士になるには」という本を読んだことがきっかけです。また、本学の講義や実習を通して作業療法の魅力を実感することができました。私がそうであったように、全員が入学前から明確な目標を持ってスタートを切るわけでわないと思います。本学には、入学後に作業療法の魅力を教えてくださる素敵な先生方がたくさんいると感じています。

Q仕事のやりがいや魅力を教えてください。

作業療法士は「人を診る職種」のため、支援方法や関わり方に正解はなく、悩み・勉強する日々で大変なこともあります。その反面、患者様との目標を一緒に達成できた時、患者様が笑顔で退院された時は、喜びと作業療法の魅力を感じることができます。また、作業療法の分野は比較的若い世代が多く、同じ志を持った仲間と切磋琢磨し、自分自身の成長も感じられる魅力的な仕事だと感じています。

Q本学で学んだこと、身につけたことは、現在の仕事にどのように活かされていますか?

卒業研究では、研究法や医療者としての考え方はもちろんのこと、社会人としての作法を教えていただいたことが、就職後に大いに役に立っています。また、卒業研究を通して、物事に疑問を持ち、客観的に見つめ、自分自身で仮説を立て、検証していく思考が身についたことは、日々の診療場面で活かされています。学生生活では、同学年の繋がりだけでなく先輩・後輩、他学科との繋がりが強いことが本学の特徴だと思います。チーム医療が重視される今、大学時代に経験した他学科の学生との関わりが日々の仕事に多く活かされていると感じます。

Q今後の目標や夢、現在の仕事を通して実現したいことなどについて教えてください。

作業療法はまだまだ発展途上の分野です。日々の臨床から得た疑問を大切にしながら、自分自身の行っている「作業療法」を見つめ直し、患者様に対してはもちろん、社会に貢献できる人材になりたいと思っています。そのために、担当させていただいた患者様からの学びや経験を学会発表や研究活動を通して発信していきたいと思っています。 また、生活動作や身体機能の改善だけでなく、目には見えにくい「生活の質」の向上を支援できる作業療法士を目指していきたいと思っています。

Q高校生へ一言お願いします。

世の中に「誰かの役に立つ仕事」はたくさんありますが、超高齢社会である日本にとって、人々の“生活の支援”を専門とする作業療法士へのニーズは、今後ますます増えていくと思います。人の人生に密接に関わる責任の大きな仕事のため、「誰かの役に立ちたい」「やりがいのある仕事をしたい」という気持ちが大切です。そんな気持ちがある方は、本学のオープンキャンパスに参加してみることや実際に作業療法士が働いている病院を見学するなど、作業療法士に興味を持つことから始めてみてください。私がそうであったように、高校3年生から作業療法士を目指しても遅くはないですよ!

自分らしい生活を取り戻すお手伝い

渡辺 慧子

作業療法士は子供から高齢者まですべての方と関わり、病院・学校・施設・地域など幅広い分野で人と関わる仕事をします。病気などで失った自分らしい生活をできるだけ取り戻すことや新しい自分との出会うことをリハビリを通してお手伝いしています。 主な業務としては、機能訓練や家の改修のサポート、精神疾患を抱えている方への人との関わり方のサポートを行っています。

渡辺 慧子

卒業年:2013年3月
出身高校:長野県・須坂東高校
勤務先:社会福祉法人 敬老園
職種・職位:作業療法士

Q現在の職種・業種を志したきっかけや理由を教えてください。

実は最初になりたかった職業は介護士です。祖父母の影響で志していましたが、ただその方の日常をサポートするだけではなく、もっと生き生きとその方が生きられる手助けをしたいと思いました。 悩んでいた時に、高校の担任の先生から『作業療法士』という職種を聞き、様々な分野で活躍でき、"その人らしさ"をサポートできる職種だと思い志しました。

Q仕事のやりがいや魅力を教えてください。

作業療法士になりたての時に受け持った患者さんで、リハビリを拒否される方がいました。「家で体を動かしているからこんなところで体操なんてしなくてもいい」と言われている方でした。よく知らない人から何かを勧められても気持ちが動かないのは当然だと思った私は,まずは私を知ってもらおうと会うたびにリハビリ以外のことを話しました。日に日に私の顔を見ると声をかけてくださるようになり、ある日「ちょっと最近足がむくんでるんだよ」と相談をしてくださいました。 ただリハビリを行うのであれば私でなくてもいいですし、意欲がある方であれば自分から体を動かされます。「体を動かすのはまず気持ちから」をモットーに楽しく体を動かす時間をもってもらいたく、まずは私を知ってもらい、相手を知ることを大切にしています。

Q本学で学んだこと、身につけたことは、現在の仕事にどのように活かされていますか?

学科の先生や先輩・後輩に恵まれ、わからないこと、不安なことはなるべく相談するようにしていました。自分が不安に感じていることを言葉にすることで、どういう部分につまずき、どんな解決策があるのかを学びました。また、地域の方と関わる部活に所属しており、様々な年齢の方と関わることで考え方の幅を広げました。 現在職場にも様々な方がいて、対象の方やご家族、職員でも考え方は様々です。自分の考えのみに固まらず、周りの方に意見を求めることや自分の考えを話せることが学生時代に身についたと思います。

Q今後の目標や夢、現在の仕事を通して実現したいことなどについて教えてください。

ただ体を動かすだけではなく、ゲームや道具を使用して遊び感覚で体を自然と動かすことができる方法を勉強していきたいです。そして、よりその方の気持ちに寄り添えるように考え続けていきたいと思います。

Q現在の職種・業種を目指す高校生や本学を目指す高校生にメッセージをお願いします。

学生の頃に壁にぶつかった時,自分がどう対処するのかを学んでおくことが大事だと思います。今ある壁から逃げてもいいと思いますし、違う道を探すのもいいと思います。また、一つだけの考え方にとらわれず正解を探さないことだと思いました。他人が自分と考え方が違うのは当たり前なので,一つの物事を様々な視点から見られるようになると、また新しい道が見えるかもしれません。そんな私もまだまだ未熟なので広い視点を持てるよう日々精進しています。

人と人との関わりが大切になる仕事

小泉 亮子

私は、大学時代の実習から白根大通病院にお世話になり,現在は作業療法士として勤務しています。当院は、入院・通所リハビリ・訪問リハビリがあります。現在は、入院業務に携わっており、患者様が穏やかに入院生活を過ごし、円滑に在宅復帰が行えるよう他の専門職と連携しながら患者様の希望に沿ったリハビリや支援ができるよう日々努めています。また、ターミナルケア(終末期の医療・看護)病棟が併設されており、患者様が人生の最後まで自分らしく生活できるようリハビリを通して身体的・精神的ケアを行っています。

小泉 亮子

卒業年:2008年3月
出身高校:長野県・岩村田高校
勤務先:医療法人社団 白美会 白根大通病院
職種・職位:作業療法士

Q作業療法士を目指したきっかけは何ですか?

医療従事者である父親の紹介で作業療法士という専門職を知り、病院見学で初めて作業療法と触れ合いました。そこでは、片麻痺や頸髄損傷の患者様、コミュニケーションが困難な患者様に対して、作業活動を通して機能回復のリハビリやコミュニケーションの補助、精神安定を図っている作業療法士の姿がありました。この病院見学をきっかけに様々な作業を通して障害がある方のお手伝いができればと興味を持つようになり、作業療法士を志すようになりました。

Q作業療法士の魅力を教えてください。

作業療法士は、リハビリの知識や技術はもちろんのこと、人と人との関わりが大切となる専門職です。心身の不自由な方に寄り添って、その人らしく生活が送れるように支援する仕事です。私のように人と関わることが好き、人の役に立つ仕事に就きたいという気持ちがあればきっとやりがいを感じられます。作業を通して患者様の笑顔が見れた時、喜びを共有できた時、たくさんの魅力や喜びが生まれます。きっと「作業療法士になって良かった」と感じられると思います。

Q本学で学んだこと、身につけたことは、現在の仕事にどのように活かされていますか?

評価実習や臨床実習で学んだことは、10年経った今でも強く印象に残っています。卒業後、初めて患者様と直接関わらせてもらい戸惑ったり、悩む場面も多くありました。現場の作業療法士の先生から教科書では学ぶことができないコミュニケーションのとり方や、患者様一人ひとりに合わせた評価・治療法について指導して頂きました。実習最終日には、知識不足で未熟な私に対し担当患者様が別れを惜しんでくれ「ありがとう」と手紙を頂いたことは生涯忘れることはありません。実習での体験や学びは仕事の原点であり、実習学生の指導側としても学生の視点で共に考えるきっかけとなっています。

Q今後の目標や将来の夢について教えてください。

当院には長期的に入院されている患者様も多いですが、本来患者様の生活の場は自宅となります。実際に病院ではできていたことが、自宅に戻ってからはできなくなってしまった患者様がいました。退院後の生活をイメージし多職種との連携や環境調整、ご家族へのフォロー、周辺住民への働きかけが行なえ、後遺症があったとしても在宅生活が継続できるような支援や働きかけを行っていければと考えています。また病院業務だけではなく、地域の介護予防事業にも積極的に参加したり、地域住民との交流機会を持つ等要介護や認知症になったとしても慣れ親しんだ場所で暮らせるような地域作りのお手伝いができればと考えています。

Q作業療法士を目指す高校生にメッセージをお願いします。

作業療法士は、知識や技術はもちろんのこと、社会性も求められる職種です。心身の不自由な方に寄り添って、その人らしく生活が送れるようにお手伝いをする仕事です。国家資格取得後も日々勉強ですが、私のように人と関わることが好き、役に立つ仕事に就きたいという気持ちがある方は、きっとやりがいを感じられると思います。作業活動を通して笑顔が見られた時、喜びを一緒に共有できた時、たくさんの魅力や喜びがあります。きっと「作業療法士になって良かった」と感じられる時がくると思います。共に作業療法士として働けるようになることを期待しています。

患者様の希望を実現させる

塚原 美希

病院での集中的なリハビリテーションを終え、生活の場を自宅に移した高齢者、また、これから自宅に帰る準備が必要な方を対象にリハビリのサポートを行っています。これからどのような生活を送っていきたいかを本人様やご家族、関係する他職種と共にに考えています。そして、必要な動作を練習し、生活しやすい環境を提案していいるほか、病気のコントロールや健康で過ごすための生活のちょっとした工夫もお伝えしています。

塚原 美希

卒業年:2012年3月
出身高校:長野県・飯山北高校
勤務先:新潟県・社会医療法人 新潟勤労者医療協会 老人保健施設入舟
職種・職位:作業療法士

Q作業療法士を目指したきっかけは何ですか?

私は、小・中・高校とスポーツをしていました。選手として過ごす中では、ケガをしたこともありました。練習ができず周囲の選手から遅れをとる自分が情けなくなったこともあります。そのような環境の中で、作業療法士というリハビリテーションの職種があることを知りました。ダイナミックな動作だけでなく、生活に直結する細やかな動作の獲得も目指す作業療法士に憧れを持ちました。高校生の時、病院にインターンシップに行ったこともこの職種を選ぶ大きなきっかけとなりました。

Q仕事のやりがいや大切にしていることは何ですか?

「病院のリハビリで大体のことはできるようになったけど、家族のためにごはんを作りたい」「趣味を再開したい」などの希望を持っている方がいらっしゃいます。しかし、病気やケガのために今まで行っていたやり方ではできない場合もあります。そんな時にリハビリを行い、「やりたい」を実現できた時は本当に喜んでいただけますし、私も自分のことのようにうれしくなります。その瞬間が、この仕事をしていて本当に良かったと思う時です。

Q今後の目標や将来の夢について教えてください。

今後、医療や介護を取り巻く環境は大きく変わっていきます。その中でも作業療法士として、対象者がどのような生活をしたいか、自分に何ができるかを常に考えていかなければいけないと思っています。病気やケガで自宅を離れてしまった方でも、住み慣れた自宅、住み慣れた地域に戻って生活できるように、施設内だけでなく地域での健康づくりの活動にも積極的に参加してきたいと思います。

患者様との長期的な関わりが魅力!

小林 茉利奈

私は、退院後に在宅や施設で過ごされている患者様や発達障害のある小児の患者様のリハビリおよび特別養護老人ホームでのデイサービスを行う病院に就職しました。急性期~回復期の病院で毎日リハビリを行う患者様とは異なり、患者様の中には週に数回や月1回程度のリハビリしか行えない方もいらっしゃいます。毎日の変化や実際の日常生活動作場面を見る機会は少ないかも知れませんが、患者様と長期的に関わることができるのは大きな魅力だと感じています。
学生時代を振り返ってみると、本学科には、「身体障害領域」「精神障害領域」「高齢期障害領域」「発達障害領域」で、豊富な臨床経験を持った先生方がいて、貴重な体験談を伺うことができました。そのため、教科書だけでは分からない実際の現場について知ることができました。その中でも特に、治療プログラムを立てる授業があったことや働く前に小児のリハビリで使用する遊具に触れられたことが、現在の職場で行っている治療プログラムの立案や実際のリハビリ場面において活かされています。
これからも、患者様一人ひとりがやりがいや楽しみを感じ、その方らしい生活が送れるような支援ができるように努力していきたいです。

小林 茉利奈

卒業年:2014年3月
出身高校:新潟県・三条東高校
勤務先:医療法人 常盤会 緑の屋根診療所リハビリテーションセンター
職種・職位:作業療法士

Q大学で学んだことは何ですか?

勉強面(講義や演習・実習を通じて身につけたもの)
本学の作業療法学科では、身体障害領域、精神障害領域、高齢期障害領域、発逹障害領域それぞれに関して専門分野の教員、また、臨床家の先生方が講義を行います。そのため、専門的な知識、教科書だけではわからない実際の臨床について知ることができます。私は、治療プログラムを立てる授業があったこと、働く前に小児のリハビリで使用する遊具に触れることができたことが治療プログラム立案や実際のリハビリ場面で特に活かされていると感じます。
課外活動面(ボランティアやサークル活動、その他学生生活で身につけたもの)
本学には複数の医療・福祉に関わる学科があり、授業だけではなくサークル活動等でも他学科との関わりがあります。その中で他者と連携して物事をやり遂げる機会を得ました。また、その関わりの中で他職種の視点、考え方を知るができました。その経験が、現在も他職種と関わる時に活かされています。

Q今後の目標・抱負を教えてください。

私が就職した緑の屋根診療所リハビリテーションセンターでは小児から成人の患者様まで幅広い年代の方々のリハビリを行っています。分野が幅広く大変ではありますが、そこがやりがいを感じる部分でもあります。また、長い期間患者様と関わることができるところも当院の特徴だと思います。日々の生活を考慮した介入が必要です。そのため、今後も患者様一人一人がやりがいや楽しみを感じ、その方らしい生活が送れるように支援できるようより努力していきたいです。

Q本学の就職率は全国でもトップクラスを誇っていますが、その理由はどこにあると思いますか?

熱意のある教員の先生方が学生一人ひとりの進路について相談にのってくれます。また、就職支援センターの方々も相談にのってくれますし、模擬面接等多くの指導をしてくれます。不安が多い就職活動ですが、自分自身が意欲的に動くことでやりたい仕事に就ける環境が整っていると思います。

Q本学を一言で表すと何だと思いますか? また、その理由も教えてください。

「色」
本学には医療・福祉に関わる複数の学科があり、学科それぞれの色があります。出身地の違う学生同士が集まっているはずなのに、いつの間にか学科がまとまり、そしてどの学年もその学科らしい色が出てくるようになります。さらに、他の学科の色にも触れることができ、それが学生一人一人の色の変化につながっていると感じます。専攻している学科だけでなく多方面の考え方・視点を知ることでより成長することができたと思います。

Q国家試験合格に向けた学科でのサポートやご自身で努力されたことなどについて、実体験などを交えて教えてください。

作業療法学科ではグループで国家試験の勉強をしていました。分からないことを仲間に聞き、自分が理解したことを仲間に伝えることで知識を深めることができました。また、点数が伸びず辛い時はお互いに励まし合いながら勉強をしていました。仲間がいたことで辛い時期を乗り越えることができました。

Q本学の就職センターの活用方法や相談に行ってみて良かったこと、役に立ったことなどを教えてください。

本学の就職センターでは個々の学生の履歴書作成から面接まで指導を行います。面接指導は就職試験を受ける病院や施設の概要も踏まえて行なってくれます。また、模擬面接後は口頭でのアドバイスだけでなく、面接内容などの5段階評価とコメントの書かれたシートをもらえるので振り返りが行いやすいです。私は緊張してしまうと声が小さくなってしまうため、面接がとても不安でした。しかし、模擬面接でアドバイスをもらい、自分では気づけなかった良い部分を知ることで自信に繋がりました。

Q地元を離れて就職を希望した理由や就職活動で努力したこと、苦労したこと、Iターン就職して良かったこと、現在の心境などについて教えてください。

私は小児分野の作業療法にも関心がありIターン就職することを決めました。大学の先生方や友人に会うことの出来ない環境での就職のため不安も多かったです。息抜きもうまくできませんでした。しかし、自分が希望した分野で働けること、また、職場環境が良いこともあり頑張ることができています。現在はまだまだ悩むことも多いですが、少しずつ作業療法を行う楽しさを感じることができるようになってきました。

Q本学入学を目指す高校生にメッセージをお願いします。

大学では専門的な講義内容や実習など苦労したこともありますが、その時の経験が、今、活かされていると感じます。みなさんも、今、勉強や進路のことなど悩むことも多いのではないかと思います。しかし、今、一生懸命に頑張ったことや悩んだことはきっと今後多くの場面でプラスになります。息抜きもしながら頑張ってください。
私とって大学は熱心な先生方、支え合える仲間に出会えた場所でした。大学では自分を成長させてくれる出会いや経験ができると思います。

患者様の「言葉」「表情」「仕草」を読み取る

吉井 あい

私は現在、佐潟公園病院という精神科病院で作業療法士として勤務しています。患者様の障害による苦しみを少しでも癒し、その方らしさを引き出すことのできるようなサポートを日々心がけながらリハビリを行っています。まだ作業療法士になり間もないですが、佐潟公園病院で働いてから言葉では言い表せない程、様々なことを経験させていただきました。理想の作業療法士を目指して、これからもより一層精進していきます。

吉井 あい

卒業年:2013年3月
出身高校:新潟県・新潟西高校
勤務先:佐潟公園病院
職種・職位:作業療法士

Q大学で学んだことは何ですか?

勉強面(講義や演習・実習を通じて身につけたもの)
基礎から専門知識まで幅広い講義を受け、3、4年次からは評価・臨床実習に向けた演習を行います。実習では患者様や他職種の方と接する貴重な経験ができました。本学ではチーム医療に力を入れているため、他学科の学生と交流を持つ機会が多くあります。臨床では他職種との関わりがより密になるため、多くの学科がある本学において学んだコミュニケーション能力や他職種への理解が活かされています。
課外活動面(ボランティアやサークル活動、その他学生生活で身につけたもの)
老人ホームへのボランティアを毎年行っていました。そこでは利用者様と様々な話題についておしゃべりをしたり、レクリエーションの企画・実施を行ったりしました。慣れないレクリエーションに最初は戸惑いを感じましたが、参加された利用者様の笑顔を見ることができたことが私の中で大きな喜びとなり、より一層作業療法士を目指す意欲が高まりました。

Q今後の目標・抱負をお聞かせください。

患者様が必要としていることは一人ひとり異なるので、個別性の高い援助が必要です。そのため、自分の活動を常に振り返りながら他職種との連携を密にし、その方にとって有意義な作業療法を提供できるようにしたいです。そして「出会えてよかった」と思ってもらえる人になれるよう、今何ができるのかを日々考え、自分を高めていきたいと思います。

Q本学の就職率は全国でもトップクラスを誇っていますが、その理由はどこにあると思いますか?

本学の就職センターには先輩方の過去の受験記録が記録されているため、その情報を就職活動に活かすことができます。また、就職センターの方々や学科の先生方により、履歴書の書き方、面接の模擬試験など、受験施設ごとの就職試験対策を指導していただけるので、安心して臨むことができました。就職活動を全面的にバックアップしてくださる就職センターはとても大きな存在でした。

Q本学を一言で表すとしたら何になりますか?

「夢」
私は中学時代に作業療法士の存在を知り、目の前で困っている人の役に立てることに魅力を感じ作業療法士を目指しました。そして、新潟医療福祉大学は、自分と同じ夢を持った仲間と共に夢の実現を果たしていける場です。

Q国家試験合格に向けた学科でのサポートやご自身で努力されたことなどについて、実体験などを交えて教えてください。

作業療法学科では模試の結果から自分の弱点部分を克服するため、先生方による特別講義を実施して頂きました。先生方の熱心で分かりやすい講義にはとても助けられました。また、友人達と夜遅くまで勉強し、問題を出し合ったり一緒に考えたりと、切磋琢磨したことは今でも鮮明に覚えています。落ち込んだ日もありますが、友人達や先生方がいたからこそ頑張れたと思っています!

Q本学の就職センターの活用方法について、その他、相談を行ってみて良かったこと、役に立ったことなどを教えてください。

面接練習、履歴書の書き方、求人情報、そして受験した先輩方のコメントが見られるためとても参考になりました。特に面接練習では、練習後にフィードバックして頂けるので内省する際にはとても役に立ちました。いきなり本番に臨むのではなく、私たちが自信をもって就職できるようにサポートしてくださるのでとても助かりました。

Q本学入学を目指す高校生にメッセージをお願いします。

受験を迎える前は何かと不安や悩みを抱えると思います。しかし、自分の夢を持つことが努力する推進力になります。考えたことや悩んだこと、努力したこと、一つひとつが将来の糧になるように感じます。新潟医療福祉大学には頼りになる先生方、かけがえのない友人が待っています! 夢の実現に向けてぜひ飛び込んできてください!

作業療法士の仲間が増えることを期待しています

小林 将士

私は、作業療法士になって1・2年目は維持期での病院で、3年目以降は回復期の病院で勤務しています。作業療法士としてその人らしさを引き出していくことの難しさを感じる一方、病気や苦難を乗り越えようと努力されている患者様に少しでも役立ちたいと感じ、日々、懸命に努力を重ねています。「作業療法士は良い仕事です。」と言われても、高校生の皆さんには、まだピンとこないと思いますが、実際に作業療法士になり、あらためて「作業療法士は本当に魅力的な仕事」であると実感しています。他人の人生に深く関わって、自分の事のように相手の将来について考えられる仕事はなかなかないと思います。その分、悩むこともありますが、とてもやりがいがあります。若く志を持った作業療法士の仲間が増えることを期待しています。

小林 将士

卒業年:2009年3月
出身高校:新潟県・巻高校
勤務先:新潟県立 リウマチセンター
職種・職位:作業療法士

Q大学で学んだことは何ですか?

勉強面(講義や演習・実習を通じて身につけたもの)
作業療法士が扱う分野は小児から高齢者、精神疾患に至るまで幅広く、勉強しなければいけないことは膨大でしたが、在学中に基本的な医学知識から作業療法士が患者さんを評価・治療するのに必要な知識を座学・実技で先生方がしっかり指導してくださいました。実習では自分の至らなさに担当させて頂いた患者さんや指導してくださった先生方を困らせることもありました。今の職場ではその経験を活かし、なるべく患者さんの立場にたって物事を考え、患者さんに寄り添ったリハビリが出来るよう心掛けています。
課外活動面(ボランティアやサークル活動、その他学生生活で身につけたもの)
私達の学科はみんな仲が良く、授業の後はたいてい誰かの家に集まったり、遊びに出かけたりしていました。いま、その仲間達が地元や関東の病院・施設などで作業療法士をしています。その為、全国の学会などで大学の仲間に会うと、他の病院での取り組みを教えてもらったり、リハビリのアドバイスをもらったりしています。大学での仲間との繋がりは今でも私の一生の宝になっています。

Q今後の目標・抱負を教えてください。

私は新潟県内で福祉機器を用いた研修会の企画・運営に携わっています。福祉機器は毎年新しいものや新機能を持った商品がでてきています。しかし、便利な福祉機器があっても使い方や商品の存在を、患者さんや家族に提供する私たちが知らなかったり正しく使えなければ意味がありません。そのため、福祉機器に関する知識を自身が深めるとともに、福祉機器を扱う方たちにしっかり情報提供していけるようになりたいです。

Q本学の就職率は全国でもトップクラスを誇っていますが、その理由はどこにあると思いますか?

実習に行くにあたって先生方が事前に私たちに興味のある分野(小児、精神、老年、身障)を聞いてくれ、実習先もある程度配慮してくれました。私は県内の回復期病院で働きたかったこともあり、4年次に回復期病院に実習へ行かせていただき、就職も実習先の病院の系列に勤めることが出来ました。人によっては実習中にその実習先に気に入られ内定が決まるという事もあったようです。早い段階から就職も視野に入れて先生方が実習先を配慮して下さったことが就職率が高い一つの理由だと思います。

Q本学を一言で表すと何だと思いますか? また、その理由も教えてください。

「心のふれあい」
大学のキャンパス内では、先生や外部の方とすれ違う際、その方が知っている人であってもなくても必ず自分からあいさつをするという暗黙のルール(?)がありました。最初はしなくてはいけないからしていたものが、徐々にあいさつの言葉が自分から自然とでるようになりました。小さなことかもしれませんが、そんな心のふれあいを大事にしている大学だと思います。

Q国家試験合格に向けた学科でのサポートやご自身で努力されたことなどについて、実体験などを交えて教えてください。

国家試験対策では少人数のグループに分けられ、各グループ専用の部屋を与えてもらい、分からないことはなんでも相談できる先生が一人ついてくださいました。班のメンバーは良き仲間であり、時には良きライバルでもありました。一人で黙々と単語を覚えるより、意外と仲間がふいに出してくれた問題が記憶に残っていてテストで解答できたという事もありました。
みんなが刺激し合って切磋琢磨しとても良い環境で勉強に励むことができたと思います。

Q本学の就職センターの活用方法や相談に行ってみて良かったこと、役に立ったことなどを教えてください。

就職センターでは履歴書の書き方や面接試験の実技指導など、丁寧に教えてもらいました。就職センターの方が事前に面接の練習をして下さったことで、うまく答えられなかった質問内容に具体的なアドバイスをくださったり、不意な質問への対処などを予習することができ、本番で大いに役立ちました。

Q本学入学を目指す高校生にメッセージをお願いします。

作業療法士はいい仕事です。口で言うのは簡単ですが、できることなら、実際OTになって実感してもらいたいです。他人の人生に深く関わって自分の事のように相手の将来について考えられる仕事はなかなかないと思います。その分、悩むこともありますが…。ぜひ、一緒に悩みましょう。
若く志をもった作業療法士の仲間が増えることを期待しています。

子どもの保育・教育分野で、もっと貢献したい

田坂 翔太

私は、もともと子どもと関わる仕事に就きたいと思っていました。また、リハビリにも興味がありましたが、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士など様々な職種の違いも分からず、漠然としていました。そんな時、実際の仕事の場面を見学させていただく機会があり、子どもが1番楽しそうにしていたと感じたのが作業療法でした。当時の私には、「作業療法=遊び」に見えましたが、作業療法士を目指して勉強を始め、徐々に「遊んでいただけ」ではなかったことに気付きました。遊びの中に、様々な治療的要素が散りばめられ、子どもの思いに寄り添うように遊びが展開されていたと、今になって思います。そして、現在の職場では、いかに「遊んでいるだけ」にみせることが難しいかを痛感しています。子どもに治療の意図を感づかせずに、ただ楽しく遊んでもらうように悪戦苦闘していますが、今後も子どもの保育・教育の分野で、作業療法士がもっと貢献できるようこれからも頑張ります!

田坂 翔太

卒業年:2007年3月
出身高校:埼玉県・本庄高校
勤務先:さいたま市 療育センター さくら草
職種・職位:作業療法士

Q国家試験合格に向けた学科でのサポートや、ご自身で努力されたことなどについて教えてください。

各ゼミで協力して勉強し、分からない部分は全員が納得いくまで議論を深めていました。また、模擬試験も何度も学科全員で受験し、実力を確認していました。時には夜中まで、先生たちも残って勉強に付き合ってくださり、夜遅くまで部屋を開放してくれていたことを覚えています。模試の点数が悪かった時には声をかけていただき、的確なアドバイスや課題を提示していただきました。先生たちの分析力に助けられた国家試験対策だったと思います。

Q新潟医療福祉大学の就職率は全国でもトップクラスを誇っていますが、その理由はどこにあると思いますか?

就職センターの方々や先生たちの的確な指導にあると思います。
就職活動時に悩むこともありましたが、たくさんの方の支えの中で、今の職場を勧めていただき、本当に感謝しています。

Q新潟医療福祉大学を一言で表すと?

「みんなで仲良く」です。
先生方からよく言われたことを記憶しています。様々な苦難がありましたが「みんなで仲良く」乗り越えて来れたと思います。また、みんな自分の身を削って助けてくれる人たちばかりでした。卒業後も連絡を取り合い、仕事の話をしたり、学生時代の思い出話をしたりみんなで仲良く交流しています。

Q今後の目標・抱負をお聞かせください。

今は発達領域の作業療法士として働いています。作業療法士自体の知名度は徐々に向上し、リハビリテーションの中でも貢献度が高まっているように思います。ただし、子どもの領域ではまだまだ認知されていないのが現状です。子どもの保育・教育の部分で作業療法士がもっと貢献できると感じているので、作業療法士の職域を広げ、発達領域でより多くの作業療法士が活躍できるようにしたいと思っています。

Q受験生の皆さんにメッセージをお願いします。

作業療法士は創造性に溢れた素晴らしい仕事だと思います。遊びや趣味の中に治療を組み込める本当に楽しい職業です。対象者の方と一緒に遊びや趣味を楽しめますし、そういった援助を通して対象者の方やその家族の方が喜んでくれる姿は、本当に嬉しいものですよ。