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【診療放射線学科】甲斐千遥助教の研究論文が国際誌「Cancers」に掲載!

甲斐先生らの共同研究グループは、マンモグラム上で表現される乳腺の含有率を定量的に解析するAIを開発し、臨床利用における有効性を検証しました。本研究は、2023年5月17日に「Cancers」で公開されました。

研究者からのコメント

マンモグラム上の乳腺のタイプは一般的に4つに分類されます。近年では、AIを用いて定量的に乳腺のタイプを自動分類するシステムが開発されていますが、大きく誤判別する可能性があり、臨床利用において説明性に欠けるという欠点がありました。本研究では乳腺のタイプを連続値で表現(乳腺含有率)することで、マンモグラムから乳腺含有率を定量的に推定するAIを開発し、本AIシステムが臨床利用に有効であることを示しました。

本研究成果のポイント
マンモグラムから乳腺含有率を定量的に推定するAIを開発しました。
AIから推定された乳腺含有率は、臨床利用において直感的に理解しやすい指標であることを証明しました。

原著論文情報
Kai C, Ishizuka S, Otsuka T, Nara M, Kondo S, Futamura H, Kodama N, Kasai S. Automated Estimation of Mammary Gland Content Ratio Using Regression Deep Convolutional Neural Network and the Effectiveness in Clinical Practice as Explainable Artificial Intelligence. Cancers. 2023; 15(10):2794.
https://doi.org/10.3390/cancers15102794

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