臨床技術学科学びの特色

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学びの特色

1.ダブルライセンス取得に対応し「臨床技術者」を育成する独自のカリキュラム。

臨床工学技士と臨床検査技師の国家資格取得に必要な科目をすべて配置した独自のカリキュラムで、学生全員でダブルライセンス取得を目指します。また、2つの専門職領域を並行して学び、2つの国家資格の“同時取得”を可能としたことで、その役割の違いや連携の実際を理解し、将来、「ダブルライセンス取得者(臨床技術者)」として活躍するための独自のスキルを身につけます。

2.ダブルライセンス取得により医療現場のあらゆるニーズに対応。

3.「臨床技術者」育成のための充実した実習環境。

臨床工学実習室には、人工心肺装置などの生命維持管理装置や超音波診断装置などの検査機器を設置しています。また、顕微鏡室には最新のデジタル顕微鏡を学生1名につき1台配置し、デジタル化された顕微鏡像を大型モニターに映写することで、より鮮明な画像で観察することが可能です。

イメージ図
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TOPICS

国際的な視野を身につける海外研修

本学科は、2011年よりハワイ大学(John A Burns School of Medicine)と、また2017年には中山医学大学(台湾)と国際交流協定を締結しています。 2019年3月には4名の学生が中山医学大学、2019年9月には9名の学生がハワイ大学での研修に参加しました。 本学科では、今後これら2大学との交流プログラムを発展させ、海外大学での講義・実習の参加や英語でのプレゼンテーションの実施、さらに施設の見学などを通じて、国際的な視野を持つ臨床技術者の輩出を目指しています。

圧倒的な求人数が示すダブルライセンス取得者への期待

2015年3月に第1期生が卒業し、多くの卒業生が「臨床工学技士」と「臨床検査技師」のダブルライセンス取得者として医療現場の最前線で活躍しています。 6期生となる2019年度も、就職希望者93名に対して、臨床工学分野で321件491名、臨床検査分野で442件829名の多くの求人(2020年3月末現在)が寄せられています。 医療機関からの本学卒業生への注目の高さがうかがえる結果となっています。本学卒業生のさらなる活躍により、今後、医療現場におけるダブルライセンス取得者へのニーズがますます高まることが期待されます。

検査技師の業務の広がり

2015年4月から臨書検査技師等に関する法律の改正法が施行されました。これにより、臨床検査技師の業務に、検体採取、味覚検査、臭覚検査が加わりました。 臨床検査技師会では、現在全国で、「検体採取等に関する厚生労働省指定講習会」を開催しています。また、平成28年より、臨床検査技師の教育カリキュラムにも、検体採取技術を含む、医療安全管理学が新しく追加されます。 今回の法改正により、臨床検査技師の活躍の場がますますひろがることが期待されています。

積極的な学会発表

本学科では、学生による学会発表を積極的に支援しています。 平成27年度は第4回新潟県臨床工学会、第12回静岡県臨床工学会、第6回埼玉アクセス研究会学術集会、第6回甲信越臨床工学会、第44回埼玉透析医学会、第60回新潟県臨床検査学会で合計8組の学生が発表に臨みました。 また、第4回新潟県臨床工学会、第6回埼玉アクセス研究会学術集会で、本学科の学生の発表が、それぞれ「優秀発表賞」「優秀演題賞」に輝きました。 在学中に確かな研究者マインドを身に着けることが出来るのも、多彩な人材がそろう、医療系総合大学の特徴です。

第2種ME検定

現代の医療現場では、高度なメディカル・エンジニアリング(ME)機器を管理する知識が必要です。「第2種ME技術実力検定試験」はME機器に関して一定の知識を習得した者に与えられる認定資格です。 看護師や医療機器メーカ職員など、様々な職種において習得が推奨されています。本学科では、3年次にこの資格にチャレンジします。2015年度の卒業生は100%この資格を習得しました。

リボンムーブメント新潟

リボンムーブメント新潟は本学科の学生が中心となって組織された子宮頸癌啓発団体です。子宮頸癌はウィルス感染が原因となって発症します。 また、若年者に多いため、国は2004年から検診年齢を20歳に引き下げています。しかし、20代の受診率が10%と低いのが現状です。 リボンムーブメントは、同世代に向けて、子宮頸癌についての知識を高め、検診受診へ結びつけるための運動を展開しています。 2014年度は五桃祭でトークイベントを実施しました。また、検診車を配置して実際に子宮頸癌検診を実施しました。この活動は、新潟県、新潟市保健所より高く評価されています。

医療技術におけるリスクマネージャーの育成

臨床技術学はチーム医療、チームケアの一端を担うとともに、高度な医療技術による疾病の診断・治療・予防のための様々な臨床検査データの提供に加え、先端医療機器の操作や保守等、総合保健医療の実践に不可欠となっています。 近年、臨床技術学の分野では、リスク管理、品質管理、国際標準化の概念が導入されつつあります。 また、医療全体においても安全にかかわる文化が形成され、医療技術における様々な安全管理に寄与することのできる人材が必要とされています。 このような社会の要請にこたえるべく、平成27年4月、保健学専攻医療技術安全管理分野が新設されました。 本科では、医療の分野にも普及が予想されるISO15189認定取得におけるプロジェクトマネージャー、医療安全管理者、医療機器安全管理責任者、精度管理責任者を育成します。

「関連学会会長の講演」について

2013年に開催された新潟医療福祉学会のシンポジウムでは、新潟県臨床工学技士会会長および新潟県臨床検査技師会会長を招聘し、医療現場から求められている医療・福祉系大学の課題について、臨床工学技士の立場と臨床検査技師の立場より講話を頂きました。 臨床現場で必要なのは、知識や技術だけでなく人柄や患者様とのコミュニケーション能力の大切さを教えていただきました。今後も臨床現場と教育現場が情報を共有できる機会を設けていきます。

「細胞診研究会」について

細胞診は、人体から採取された検体から、癌細胞を検出する臨床検査です。細胞診研究会は、当科の学生が中心となって、発足した部活動です。 毎週水曜日の午後に顕微鏡室に集まって、標本を観察しディスカッションをしています。研究した成果は発表の場を設けて、広く学内の学生・教員へ報告しています。 また、新潟県細胞検査士会が実施するボランティア活動に参加しています。昨年は、新潟市内の大型ショッピングモールで、子宮頸癌検診の受診を呼びかける運動に協力しました。 細胞診研究会の全ての活動は、学生の自主性にゆだねられています。

1年次から現場を体験

本学科では、1年次に病院現場を体感することが重要であると考え、病院見学を行っています。見学は近隣の8つの病院に分かれて行われ、臨床工学技士および臨床検査技師がどのような業務を行っているか見学させていただきました。 学生は、これらの資格取得を志して入学してきますが、それぞれの働く現場はふだんあまり目にしたことがないため、貴重な体験となりました。 参加した学生は、自身が目指す職業の実際の様子を見て「モチベーションの向上に繋がった」「目標を達成するために努力し続けたい」と意欲が高まった様子でした。

臨床検査データの全国的な統一化

「患者様の検査データが検査施設によって違う」ことや「測定方法が異なると検体が同じでも測定されるデータが違う」ことが起こると、適正な診断に影響を及ぼす場合があります。 また、患者様が医療機関を変える度に同じ検査を繰り返せば、医療費の増大に繋がる恐れがあります。 そのため、いつでもどこでも同質の検査データが得られる取り組み(臨床検査データの全国的な統一化)が進められています。本学科では、このように標準化されたデータを的確に読み取る人材の育成を行います。

臨床工学技士の業務の広がり

医療現場では、医療の質の向上と安全確保の必要性、医師の過重労働等が問題視されています。そのため、厚生労働省は「チーム医療の推進に関する会議」を発足させました。 そして11回もの審議を重ね、厚生労働省より都道府県知事宛てに「医療スタッフの協働・連携によるチーム医療の推進について」が出され、1)喀痰等の吸引、2)動脈留置カテーテルからの採血を、臨床工学技士が行うことができる業務として周知されることとなり、臨床工学技士の業務範囲が更に広がることとなりました。