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牧口ゼミ
医療施設におけるシステム安全に関する研究

牧口 智夫准教授写真

牧口 智夫
Tomoo Makiguchi
准教授

近年、医療施設において「システム安全」という考え方で、患者様の安全を確保するためのリスクマネジメント法が定着しつつあります。「システム安全」とは、医療機器、使用環境、患者様と医療スタッフ全体を一つの「システム」として捉え、安全対策を行うという考え方です。本ゼミでは、医療機関や医療機器メーカーと連携しながら、「医療機器にどのくらいバクテリアがいるか」、「透析液(透析時に使用する血液を浄化するための液)が無菌状態であるか」といった調査など、ゼミ生が探究したいテーマに合わせて幅広く「システム安全」のあり方について研究しています。

長谷川 絵里写真

臨床技術学科4年
長谷川 絵里
広島県
盈進高校出身

医療従事者が行う採血は痛みを伴う行為であり、失敗すると患者様に大きなダメージを与えてしまいます。そこで私は、「PAIN VISION」という痛みを数値化する測定装置を用いて、腕、手の甲、足の甲などの部位で採血時の痛みの比較検討を行いました。将来、本研究の成果が患者様の痛みの軽減に繋がればと思います。

<ゼミの研究内容例>

  • 人工呼吸器における人工鼻と加温加湿器の能力の比較検討に関する研究
  • 至適医療安全管理マニュアルの作成の試みに関する研究
  • 血液透析回路脱落汚染時の消毒法の検討に関する研究

大山ゼミ
血液検査学に関する研究

大山 富三講師写真

大山 富三
Tomizo Ohyama
講師

血液検査学は、貧血・白血病・血友病などに代表される血液疾患の診断、治療効果、経過観察などに欠かせない学問です。また、感染症、悪性腫瘍、肝臓・腎臓などの各種臓器疾患などの検査としても有用です。そのため、血液検査は日常の診療行為に欠かすことのできない基本的な検査です。現在は、自動分析装置を用いた検査が主流ですが、正確な結果を出すためには様々な注意すべきことがあり、誤った結果を出すと誤診を招いたり治療に支障が出たりします。そこで本ゼミでは、正確な結果を出すためにはどうすべきか、誤った測定をするとどのような結果をもたらすかなどを研究テーマにしています。

佐々木 千裕写真

臨床技術学科4年
佐々木 千裕
山形県
酒田高校出身

血液検査は、患者様の状態を知るうえで非常に大切な検査です。私は本ゼミで、より良好な血液標本の作製に、どのような技術要素が影響を与えるのかについて研究しましたが、医療現場で行われている採血から判定までの手技を丁寧に学ぶことができました。将来は、正しい技術や知識を身につけ、信頼される臨床技術者になりたいです。

<ゼミの研究内容例>

  • 血液凝固検査における検体保存状態が与える影響に関する研究
  • 固定条件による血液塗抹標本の染色性の検討に関する研究
  • EDTA・2K採血管使用時に採血量が与える影響に関する研究

池上ゼミ
女性の感染防御に関する研究

池上 喜久夫講師写真

池上 喜久夫
Kikuo Ikegami
講師

女性ホルモンは、膣の細胞分化を促すことで細菌叢を形成し、雑菌の繁殖を間接的に防いでいます。しかし、閉経後の感染防御作用は明らかになっていません。本ゼミでは、顕微鏡下に細胞を観察することで、女性の感染防御作用について研究しています。研究は、これまでの多くの研究者の業績を振り返り、そのうえで自分なりの新しい解釈を見つけていく作業です。そして、その業績は他の研究者の助けになります。人と人とが一つのテーマで繋がり、それがやがて社会の役に立つようになります。研究には、モノ作りと同じ楽しさがあります。本ゼミでの研究を通じて、研究の楽しさを体験しましょう。

渡辺 萌加写真

臨床技術学科3年
渡辺 萌加
新潟県
新潟江南高校出身

私は、大学生の子宮頸がんについての知識や意識、予防の実態について、アンケート調査を行いました。子宮頸がんは30代の罹患率が最も高く、それらの症例の多くは20代でHPVというウイルスに感染したことが原因と考えられます。本研究の結果から、子宮頸がん予防啓発のアプローチ法を見つけていきたいと考えています。

<ゼミの研究内容例>

  • 大学生の子宮頸がん予防に対する意識・知識に関する研究
  • エストラジオールと口腔細胞の分化に関する研究
  • 子宮頸がん検診標本における細菌形態に関する研究

長濱ゼミ
医療技術安全管理に関する研究

長濱 大輔教授写真

長濱 大輔
Daisuke Nagahama
教授

医療現場では、様々な危険性と隣り合わせで医療行為が行われています。近年では、確実な診断が可能で、体への負担が少ない「先端医療技術」を用いて病気の診断や治療、そして予後を推定しています。しかし、無理な適用は予期せぬインシデント(医療ミスが発生したが患者に影響がないケース)やアクシデント(医療ミスが発生し患者に影響があるケース)を起こしかねません。本ゼミでは、医療事故の危険を回避し安全性を確保するという考え方である「医療安全管理学」を学ぶとともに、事故の原因を明らかにし、二度と同じミスが起こらないような対策をとることを目的に研究しています。

<ゼミの研究内容例>

  • 臨床工学技士の医療安全管理に関する研究
  • 輸血時の医療安全管理に関する研究
  • 病理組織検査の医療安全管理に関する研究

髙橋ゼミ
命を守る最新医療機器に関する研究

髙橋 良光講師写真

髙橋 良光
Yoshimitsu Takahashi
講師

近年、医療の進歩による医療機器の高度化に伴い、最新の医療機器を安全で的確に操作することのできる臨床工学技士が求められています。臨床工学技士は「人工透析装置」や「人工呼吸器」といった生命維持装置の操作・点検を行います。その中で本ゼミでは、透析治療を行う際に使用する「針の形状」を研究し、患者様にとってできるだけ痛みを伴わない治療方法を確立するために研究を進めています。また、「人工呼吸器」が与える肺への影響を研究することを目的に、豚の肺を使用し設定条件を変化させながら観察・評価しています。患者様の役に立つ研究を、楽しみながら一緒にしてみませんか?

<ゼミの研究内容例>

  • スマートフォンを用いた医療機器の教育的活用に関する研究
  • 人工呼吸器がブタ肺に与える影響に関する研究
  • スマートフォンが医療機器に与える影響に関する研究

中村ゼミ
血液浄化療法に関する研究

中村 藤夫教授写真

中村 藤夫
Fujio Nakamura
教授

現在、慢性透析患者様は全国で32万人(2016年末)に達しています。この疾患は腎移植以外には治療法がなく、一生続けなければなりません。しかし、血液浄化療法は慢性腎不全のみならず、閉塞性動脈硬化症、敗血症、薬物中毒などの疾患に対して様々な治療法を提供しています。これらの治療法は、合成高分子材料、材料工学などの発展により、病因物質を除去することが可能となりました。本ゼミでは、「Wライセンス取得者(臨床技術者)」の育成という観点から工学分野、検査分野の両方の視点から研究を行い、また、外部施設と連携しながら研究しています。

渡邊ゼミ
超音波画像診断に関する研究

渡邊 博昭教授写真

渡邊 博昭
Hiroaki Watanabe
准教授

超音波画像診断は、身体に痛みを伴わない非侵襲検査として広く普及しています。検査によって、腹部の疾患を発見することや心臓の大きさや動きを見たりします。しかし、一方で診断装置の適切な設定を怠った場合、あるいは不十分な手技などによって疾患の発見率が低下する恐れがあります。本ゼミでは、医療安全の観点から、患者様に不安を与えない検査の進め方や疾患を見落とさず適切な診断に結びつけるための研究を行っています。また、現在は臨床検査技師が超音波画像診断に携わる機会が多くなっているため、研究を通してゼミ生に検査手技の指導も行っています。

川村ゼミ
免疫に関する研究

川村 宏樹准教授写真

川村 宏樹
Hiroki Kawamura
准教授

私は、臨床検査の中で、「人間の体が自分でない物(病原体など)を排除する」メカニズムである“免疫”という分野を担当しています。研究は、この“免疫”のメカニズムに重要な認識機構と影響を与える因子、検査法の改良を目的として行っています。一般的に研究の魅力は、未だ誰も見つけていない現象を発見することと言われがちですが、私は、研究の先にある自分の論文が他の研究者の参考となった時に「貢献できて良かった」と思うことに魅力を感じます。研究は、同じ分野を研究している他大学とも連携しながら進め、今後もさらなる発展を目指していきます。

小澤口ゼミ
医療用各種センサーに関する研究

小澤口 治樹教授写真

小澤口 治樹
Haruki Kozawaguchi
教授

医療機器の中には、脳波、血流、呼吸、筋肉の動きや内臓を捉えた超音波信号を電気信号に変えて処理するものがあり、様々なセンサーが使用されています。これらセンサーの性能が、医療機器の使い易さを左右しているといっても過言ではありません。近年では、「光」「放射線」「におい」 などの新しいセンサーの高性能化・小型化も進んでいます。本ゼミでは、こうした新機能センサーを医療機器などに適応することを目的に研究を進めています。研究を通して、新しい医療用測定器を開発し、医療機器開発の分野に貢献していきたいと考えています。

久保野ゼミ
臨床検査のピットフォールに関する研究

久保野 勝男教授写真

久保野 勝男
Katsuo Kubono
教授

臨床検査の多くが自動分析装置により実施されている一方で、そこには時として様々な落とし穴があります。もっとも頻繁に実施される臨床化学検査は、正確かつ迅速にその情報を医師をはじめとした診療側に提供することが求められ、検査室は確実な検査結果を提供していく責任があります。本ゼミでは、これらの臨床検査に及ぼす影響因子の検知・解析と適切な対処の研究を行っています。本ゼミでの研究を通して得られる技術とマインドは、将来、医療現場で臨床検査技師として活躍したいと考える学生への揺るぎない基盤になると確信しています。

藤井ゼミ
体外循環中の生体反応に関する研究

藤井 豊助教写真

藤井 豊
Yutaka Fujii
助教

心臓血管手術を受ける患者様や肺機能が低下した患者様は、自身の心臓で血液の循環および肺での酸素化が維持できません。その際に、人工心肺や補助循環と呼ばれる体外循環が使用されます。体外循環は、循環器や呼吸器分野で多く使用され、日本では約5万症例、世界に目を向けると約130万症例が行われており、なくてはならない医療技術です。しかし、一方で様々な合併症を引き起こすことが知られています。本ゼミでは、体外循環中の生体反応のメカニズムの解明や生体適合性が高い機器の開発を行い、より良い体外循環法を提供するための研究を行っています。

※学生の在籍学年は2019年度在籍時のものです。