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【理学療法学科・運動機能医科学研究所】江玉睦明准教授らの研究論文が国際誌に掲載されました!

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江玉睦明准教授(理学療法学科、スポーツ医科学Lab、運動機能医科学研究所)らの研究論文が国際誌『Surgical and Radiologic Anatomy』に掲載されました!

江玉先生はこれまで解剖学的アプローチよりスポーツ外傷・障害の原因解明を行っております。本研究は二分靭帯という足にある靭帯についての研究(http://www.nuhw-pt.jp/2018/07/lab20180702.html)についで本年度、二本目の研究論文の採択となります。

詳しい研究成果は以下のようになっております。

【研究結果】
足関節(距骨下関節)の安定性に関与している外側距踵靭帯は、何と出現率が約40%しかないことを発見!!

研究の概要:
足関節にある距骨下関節の安定性に関与している靭帯として、踵腓靭帯、外側距踵靭帯、骨間距踵靭帯、頚靭帯があります。それぞれの靭帯と距骨下関節との関係については、多くの研究が行われていますが、外側距踵靭帯の距骨下関節の制動効果については、報告間で一定の見解が得られていません。その要因として、外側距踵靭帯の形態学的特徴が明らかになっていないことが考えられました。そこで我々研究グループは、大規模標本を用いて外側距踵靭帯の形態学的特徴を明らかにすることを目的として研究を行いました。その結果、外側距踵靭帯の出現率は約40%であり、約60%が欠損していることが判明しました。さらに、外側距踵靭帯には、踵骨部で踵腓靭帯と結合するタイプと、踵腓靭帯と完全に独立したタイプの2タイプが存在することが判明しました。今後は、これらのタイプの違いによる距骨下関節の制動効果の違いや、外側距踵靭帯の有無による距骨下関節の安定性の違いについて検討していきたいと考えています。

江玉先生からのコメント:
今後は、本研究結果を基に生体を対象に研究を進めていき、足関節や足部に発生するスポーツ傷害の新たな治療法や予防法の発明に繋げていきたいと考えています。

研究のポイント:
外側距踵靭帯のタイプ分類
http://www.nuhw.ac.jp/topics/news/180905.pdf (293KB)
Type I: 外側距踵靭帯が踵骨部で踵腓靭帯と結合しているタイプ
Type II: 外側距踵靭帯が踵腓靭帯から完全に独立しているタイプ
Type III: 外側距踵靭帯が欠損しているタイプ
1. 前距腓靭帯;2.踵腓靭帯;3.外側距踵靭帯;4.腓骨;5.距骨;A.前方;P.後方

原著論文情報
Edama M, Kageyama I, Kikumoto T, Takabayashi T, Ito W, Nakamura E, Hirabayashi R, Inai T, Ikezu M, Kaneko F, Kumazaki A, Inaba H, Omori G. Morphological characteristics of the lateral talocalcaneal ligament: A large-scale anatomical study. Surgical and Radiologic Anatomy.[in press]

>>理学療法学科の詳細はこちら
http://www.nuhw.ac.jp/faculty/medical/pt/

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>>運動機能医科学研究所の詳細はこちら
http://www.ihmms.jp/


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