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【臨床技術学科】久保野勝男教授が平成30年度工業標準化事業表彰(経済産業大臣表彰)を受賞!

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臨床技術学科の久保野勝男教授が、平成30年度工業標準化事業表彰(経済産業大臣表彰)受賞されました。10月2日(火)には、都市センター コスモスホールにて表彰式(主催経済産業省)が行われました。

工業標準化事業表彰とは、国際標準化機構(ISO)や国際電気標準会議(IEC)における国際標準策定や、国内規格(JIS)策定といった標準化活動に優れた功績を有する方および組織を経済産業省が表彰するもので、経済産業大臣表彰は、標準の策定や具体的な製品・サービスが特定の標準に合致しているかを評価する活動(適合性評価活動)等、工業標準化に顕著な功績があった方および組織に対する表彰です。

受賞理由は以下の通りです。
ILAC(国際試験所認定協力機構)、APLAC(アジア太平洋試験所認定協力機構)にてコンビ―ナとして適合性評価に関するガイドラインの策定に尽力。
特に臨床検査室の適合性評価に関する国際文書の制定は各国の規制の違いや臨床検査室運営や資格制度の違いがあるため、それぞれの国の事情に応じた調整に尽力し、2012年にILAC G26:07/2012 「Guidance for the Implementation of a Medical Laboratory Accreditation System 」として発行した功績は大きい。
また、ISO/TC212(臨床検査及び対外診断検査システム)国内検討委員会での長年にわたる活動を通し、医療分野での標準化、国際整合に貢献するとともに、これらの適合性評価制度の国内制度の構築、普及に貢献してきた。

以下は、受賞された久保野先生のコメントです。
はじめてこのガイドラインの提案をした時のことを鮮明に覚えています。各国からの代表者70-80人の中でDraft文書の説明をした際に、たくさんの意見が出されて、徐々にエスカレートしていく議論の中で、提案者の私は言葉の速度について行けず、同席していた日本人の誰からも助けがもらえませんでした。とてもつらい1時間が過ぎようとしていました。唯一、豪州の委員から「あなたの言いたいことはこういうことだよね」と、あたたかな支援をいただいたことが忘れられません。それから国際文書になるまでマル4年間かかりましたが、この間に私に反論していた多くの委員の方々とは、むしろとてもフレンドリーな間柄になっています。
日本人にとって、“最初に手を挙げる”、“意見を言う”ということはとても勇気がいることだと思うのですが、言葉や文化の違いはあっても、同じような領域で仕事をする者同士、信念をもって努力すれば必ず通じるものだと、この時身をもって経験しました。
これからもこの賞に恥じないよう、医療の標準化に関する研究や仕事に努めていきたいと思います。

余談:
ちょうど表彰式の日は内閣組閣が決まる日で、肝心の大臣が不在の状況でした。
表彰状の大臣名も、副賞のクリスタルトロフィーの大臣名も入れられない状態のため、仮の表彰状を局長より受け取ったあと、すぐに回収でした。副賞も実物はなく、目録だけの状態でした。ちょっと残念でしたが、こんなタイミングも滅多にないことと、良い思い出になりました。

>>臨床技術学科の詳細はこちら
https://www.nuhw.ac.jp/faculty/medical/mt/

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