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【理学療法学科】14期生の卒業研究が「体力科学」に採択されました!

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理学療法学科14期生の鈴木大地先生(下田メディカルセンター)と大箭周平(神戸市立医療センター中央市民病院)先生、青木孝史先生(川越リハビリテーション病院)と一緒に卒業研究で行った内容が「体力科学」に採択されました。この研究は反復した伸張性収縮によって生じた遅発性筋痛(いわゆる筋肉痛)による痛みを軽減するための方法として、ストレッチングの有効性を検討した研究です。

ストレッチング介入により遅発性筋痛の痛みは改善することを解明!

研究内容の概要:
レジスタンストレーニングは理学療法にとって重要なトレーニングであり、その中でも伸張性収縮は筋力増加や筋肥大効果が大きなレジスタンストレーニング方法として着目されている反面、大きな筋肉痛が生じるのが問題となっています。これまでの多くの研究では、筋肉痛を予防することに着目されていましたが、今回は、筋肉痛が起こってしまった後にどのようにすれば痛みが楽になるのか?ということに着目しました。その方法として、一般的に行われているストレッチングに着目し、筋肉をじわっと伸ばすスタティックストレッチングと筋収縮を伴うホールドリラックスストレッチングの効果を検討しました。その結果、両ストレッチングともに筋肉痛により減少した柔軟性や筋の痛みを改善させることが明らかになりました。また、ホールドリラックスストレッチングの方がスタティックストレッチングよりも大きな痛みの改善効果があることが明らかとなりました。この結果より、筋肉痛で痛い状況から開放されるストレッチング方法を明らかにすることが出来たと思います。

鈴木先生からのコメント:
本研究はレジスタンストレーニングを行ううえで困る問題である筋肉痛に対する治療法としてのストレッチングの有効性を検討した研究となっております。感覚的に筋肉痛になったときにはストレッチングを行っていると思いますが、その効果に関して、明らかに出来た研究だと思います。また、一般的に行われているスタティックストレッチングより筋収縮をするホールドリラックスストレッチングの方が有効であるということもわかったので、今後の臨床現場で筋肉痛や筋の痛みで困っている患者さんへの治療法としても有効である可能性があります。

本研究成果のポイント:
① 遅発性筋通が生じた状態でストレッチング介入を行った点
http://www.nuhw.ac.jp/topics/news/181225-1.pdf (92.3KB)
遅発性筋痛は運動(伸張性収縮)を行った2日後が痛みのピークで、4日後も依然として痛みが行っています。その点がストレッチング介入を行って痛みの変化を検討しました。2日目と4日目ともにストレッチング介入により伸張時痛や収縮時痛は改善しました。特に図にあるように2日目の痛みがピークの時にはホールドリラックスストレッチングの方がスタティックストレッチングよりも痛みの変化が大きいことが明らかになりました。

② ホールドリラックスストレッチングの効果を検討した点
http://www.nuhw.ac.jp/topics/news/181225-2.pdf (29.1KB)
ストレッチングや関節の柔軟性は簡単に実施・測定できる方法で行いました。ホールドリラックスストレッチングでは(B)の写真のように筋肉痛がある筋肉(今回の研究では大腿四頭筋)をストレッチングしたところで筋収縮を行ってもらう方法で行っております。

原著論文情報
鈴木大地、中村雅俊、大箭周平、青木孝史、江玉睦明:遅発性筋痛を生じた筋に対するストレッチング介入の効果―スタティックストレッチングとホールドリラックスストレッチングの比較―体力科学

>>理学療法学科の詳細はこちら
http://www.nuhw.ac.jp/faculty/medical/pt/

>>理学療法学科オリジナルサイトはこちら
http://www.nuhw-pt.jp/

>>SHAINプロジェクトの詳細はこちら
https://www.nuhw.ac.jp/shain/

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