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【理学療法学科】齊藤慧助教の研究論文が、国際誌『Behavioural Brain Research』に採択されました!

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齊藤慧助教(理学療法学科、神経生理Lab、運動機能医科学研究所)の研究論文が、国際誌『Behavioural Brain Research』に採択されました!
この研究は、感覚についての研究であり、経頭蓋電気刺激という手法を用いて感覚機能を改善することが出来ることを解明した研究となっております。詳しい研究は以下に説明いたします。

脳へ電気刺激を与えることで一次体性感覚野の活動が変化し、指の感覚機能が向上!

研究内容の概要:
指先で触れた物の形状を判別する能力は脳卒中などの患者において変容することが知られています。さらに、物体の形状を判別するときに一次体性感覚野が大切な働きをしていることはわかっていますが、一次体性感覚野の活動を変化させて、判別する能力を向上させる方法については明らかになっていませんでした。そこで、脳の活動を変化させることができる経頭蓋電気刺激を一次体性感覚野に用いて検証しました。結果、微弱なノイズ刺激(tRNS)や微弱なパルス状の直流電気刺激(tPCS)を与えることで、一次体性感覚野の活動が変化し、指先に触れた溝の向きを判別する(触覚方位弁別)能力が向上することが明らかになりました。

齊藤先生からのコメント:
本研究は、人為的な介入(tRNS,tPCS)を行うことで一次体性感覚野の活動が変化し、指先からの触覚の入力に基づいて溝の向きを判別する能力を向上させることを明らかにしました。この結果は脳卒中後の感覚機能障がいに対する新たな介入手段となる可能性を秘めています。

研究成果のポイント:
1. tRNSを用いて一次体性感覚野を刺激することで、一次体性感覚野の興奮性が上昇し、触覚方位弁別能力が向上することを実証しました。

図1
http://www.nuhw.ac.jp/topics/news/190829-2.pdf (15.3KB)

2. tPCSを用いて一次体性感覚野を刺激することで、一次体性感覚野における抑制機能が減弱し、触覚方位弁別能力が向上することを実証しました。

図2
http://www.nuhw.ac.jp/topics/news/190829-3.pdf (14.5KB)

原著論文情報
Kei Saito, Naofumi Otsuru, Yasuto Inukai, Shota Miyaguchi, Hirotake Yokota, Sho Kojima, Ryoki Sasaki, Hideaki Onishi. Comparison of transcranial electrical stimulation regimens for effects on inhibitory circuit activity in primary somatosensory cortex and tactile spatial discrimination performance. Behavioural Brain Research 375: 112168, 2019.

>>理学療法学科の詳細はこちら
http://www.nuhw.ac.jp/faculty/medical/pt/

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