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【理学療法学科】佐藤成さんの研究論文が、国際誌『PLOS ONE』に採択されました!

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佐藤成さん(理学療法学科15期生、大学院修士課程2年、応用理学療法Lab、運動機能医科学研究所)の研究論文が、国際誌『PLOS ONE』に採択されました!

この研究はスポーツやリハビリテーション現場で行うことが多いストレッチングを定期的に行った際にどのような効果があるのか?という研究です。詳しい研究については以下に紹介いたします。


研究成果:
長期的なストレッチング介入でも筋力や筋肉のサイズは大きくならない?ことを明らかにしました。

研究内容の概要:
一般的にはストレッチングは関節や筋肉の柔軟性を増加させるために用いられています。しかし、その反面、ストレッチング直後には筋力やジャンプパフォーマンスを低下させるなど、悪影響も多くあることが報告されています。また、興味深いことに、動物を用いた実験では、長期間の定期的なストレッチングすることで筋肉が太くなるという研究も数多くあります。ご存知の通り、筋肉の太さ(大きさ)は筋力と関係があるため、定期的なストレッチング介入は筋肉量増加に繋がって、結果的には筋力の増加に繋がると考えられていました。しかし、動物実験で用いられているストレッチの強さや時間は、ヒトが実際に行うストレッチとは大きく異なるものでした。そのため、本研究ではヒトでも実施可能な強度と時間を用いて、週1回または週3回のストレッチが筋力や筋肉のサイズに与える影響を検討しました。その結果、定期的なストレッチングを行っても筋力増強や筋肥大効果は望めないことが明らかになりました。今回の研究より、筋力増加や筋肥大効果を期待するためにはストレッチングではなく、レジスタンストレーニングを行う必要がある事が示唆されます。

佐藤さんからのコメント:
本研究では、スポーツや臨床の現場で実施することが多いストレッチが筋肉の強さや太さに与える影響を調べました。その結果、6週間の週1回または週3回のストレッチは筋力や筋肉のサイズを変化させないことが明らかとなりました。近年では、ストレッチは筋力を低下させるといったネガティブな報告が散見されますが、本研究の結果から、定期的なストレッチは筋力に悪影響を与えないことが明らかとなりました。また,6週間のストレッチでは筋肉のサイズが変化しなかったため、今後はより長時間・高強度のストレッチを用いて、ヒトでも筋肉のサイズが大きくなるかどうかを検討していきたいと考えています。

本研究成果のポイント
➀スポーツ現場や臨床現場での応用性が高く、セルフで実施可能なふくらはぎのストレッチを用いた点

本研究で用いたふくらはぎのセルフストレッチの様子
http://www.nuhw.ac.jp/topics/news/2006241.pdf (10.1KB)

②定期的なストレッチが筋力に悪影響を与えないことを明らかにした点

本研究での筋力測定の様子
http://www.nuhw.ac.jp/topics/news/2006242.pdf (29.6KB)

http://www.nuhw.ac.jp/topics/news/2006243.pdf (35.9KB)
http://www.nuhw.ac.jp/topics/news/2006244.pdf (28.0KB)

定期的なストレッチング介入では筋力増加や筋肥大効果は望めない一方で,ストレッチング直後に生じる筋力低下・パフォーマンス低下などはおこらないと考えられるので、定期的なストレッチング介入の悪影響は筋力・パフォーマンス面ではない可能性が明らかになりました。

原著論文情報
Sato S, Nakamura M, Hiraizumi K, Kiyono R, Fukaya T, Nishishita S, Nunes JP. The effects of static stretching programs on muscle strength and muscle architecture of the medial gastrocnemius PLOS ONE [in press]

>>理学療法学科の詳細はこちら
http://www.nuhw.ac.jp/faculty/medical/pt/

>>理学療法学科オリジナルサイトはこちら
http://www.nuhw-pt.jp/

>>SHAINプロジェクトの詳細はこちら
https://www.nuhw.ac.jp/shain/

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