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【理学療法学科】江玉睦明教授らの研究論文が国際誌に掲載されました!

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江玉睦明教授(理学療法学科、スポーツ医科学Lab、アスリートサポート研究センター、運動機能医科学研究所)らの研究論文が国際誌に掲載されました!

【研究結果】
足の横アーチを構成する外側底側靭帯(外側リスフラン靭帯)の形態を明らかにしました!

研究の概要
ヒトの足部にはアーチ(土踏まず)があり、板ばねのような高い剛性を有しているため効率的な二足歩行が可能となっています。
このアーチは、縦アーチ(内側・外側)と横アーチで構成されています。
内側縦アーチ(内側縦足弓)に関しては古くから多くの研究が報告されていますが、横アーチについてはあまり着目されていませんでした。
そんな中、2020年に世界的に有名な科学雑誌であるNatureに横アーチに関する研究が掲載され、横アーチが足の剛性の40%以上に関係していることが報告されました。
更に同年に、横アーチを構成する新しい靭帯「外側底側靭帯(外側リスフラン靭帯)」がFoot & Ankle Internationalで報告されました。
しかし、この報告では標本数が11足と少なく、外側底側靭帯の形態については十分に明らかにされているとは言えない状況でした。
そこで本研究では、大規模標本を用いて外側底側靭帯の形態を明らかにしました。

その結果、外側底側靭帯は3つのタイプに分類でき、出現率は62%でした。
先行研究では第5中足骨底から第2中足骨を結ぶ靭帯であると報告されていましたが、本研究の結果では、100足中99足で第5中足骨底と外側楔状骨を結ぶ靭帯として観察できました。
また、長さは約32mm、幅は約2.3mm、厚さは約0.2㎜であり、非常に薄い靭帯であることが明らかとなりました。
この靱帯だけではアーチの剛性にあまり寄与しない可能性が考えられました。
しかし、外側底側靭帯は高い確率(85%)で隣接する長足底靭帯や後脛骨筋腱と結合していたため、これらの組織と連結して足部の剛性に寄与している可能性が考えられました。

本研究は、国際誌『Clinical Anatomy』に掲載予定です。

江玉先生からのコメント:
足部に関しては、まだまだ明らかにされていない靭帯が存在します。これらを明らかにすることで足部機能の解明につながると信じて、地道に研究に取り組んでいきたいと考えています。

研究のポイント
1.外側底側靭帯の形態を明らかにした点

>>図1
http://www.nuhw.ac.jp/topics/news/2009291.pdf (85.1.KB)

2.外側底側靭帯をタイプ分類した点

>>図2
http://www.nuhw.ac.jp/topics/news/2009292.pdf (91.4KB)

TypeⅠ:帯状の外側底側靭帯が存在している
TypeⅡ:外側底側靭帯が長足底靭帯や後脛骨筋腱と連結している
TypeⅢ:外側底側靭帯が欠損している

1:外側底側靭帯、2:長足底靭帯と連結する線維束、3:長足底靭帯、4:後脛骨筋腱と連結する線維束、5:後脛骨筋腱、6:底側靭帯(内側楔状骨-第2・3中足骨間)、7:長足底靭帯と後脛骨筋腱と連結する外側底側靭帯

原著論文情報
Edama M, Takabayashi T, Hirabayashi R, Yokota H, Sekine C, Inai T, Matsuzawa K, Otsuki T, Maruyama S, Kageyama I. Morphological features of the lateral plantar ligament of the transverse metatarsal arch. Clinical Anatomy.[in press]

>>理学療法学科の詳細はこちら
http://www.nuhw.ac.jp/faculty/medical/pt/

>>理学療法学科オリジナルサイトはこちら
http://www.nuhw-pt.jp/

>>SHAINプロジェクトの詳細はこちら
https://www.nuhw.ac.jp/shain/

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