【診療放射線学科】
優れたQOLサポーターになるための3ポリシー

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【診療放射線学科】優れたQOLサポーターになるための3ポリシー

本学では建学の精神「優れたQOLサポーターの育成」のもと、優れたQOLサポーターに求められる資質・能力を5項目あげ、その英語の頭文字をとって「STEPS」と定義し、3ポリシーの中で使用しています。

アドミッション・ポリシー

[ Science&Art ] 科学的知識と技術を活用する力
高等学校卒業相当の英語・国語に加え、数学・物理・化学・生物など、入学者選抜試験にて出題する教科・科目の基礎学力を有する。

[ Teamwork&Leadership ] チームワークとリーダーシップ
相手の話をよく聞き、自分の考えを相手にわかりやすく伝えながら、他者と協力して物事を行おうとする態度を有する。

[ Empowerment ] 対象者を支援する力
対話や関わりを通して、対象者の言葉だけでなく非言語的な思いも含めて、共感的に理解しようとする態度を有する。

[ Problem-solving ] 問題を解決する力
ある事象に対して妥当な判断をくだすために、探究心を活かし、他者の意見を取り入れながら、自ら創造力を働かせる能力を有する。

[ Self-realization ] 自己実現意欲
保健・医療・福祉領域に強い関心があり、診療放射線技師になろうとする高い意欲を有する。

カリキュラム・ポリシー

[ Science&Art ] 科学的知識と技術を活用する力
新しい知識と技術を活用する力を修得し、豊かな人間性を備え、時代の求める診療放射線技師として活躍できる人材を育成する。診療放射線技師として必要な臨床医学、放射線科学を学ぶ専門基礎科目群、画像解剖学、画像診断学、診療画像検査技術学などの専門専攻科目群を配置し、得られた画像から各症例の診断に適した画像構築について学ぶ。成果は国家試験合格率などで評価する。

[ Teamwork&Leadership ] チームワークとリーダーシップ
関連する医療専門職が連携・協働し、チーム医療・チームアプローチを通して、医療人としての基礎知識や技術を高める臨床実習や診療放射線学概論、診療放射線学特論の中で、コミュニケーション力やリーダーシップのあり方を習得し、さらにグローバル社会の一員として、様々な状況でも良好なコミュニケーションを図りながら職務を遂行できる能力を養う。成果は臨床実習などで評価する。

[ Empowerment ] 対象者を支援する力
幅広い教養と高い倫理観を身につけ、対象者に共感し、人間味のある高度医療人として支援する力を修得するため、救急医療学、公衆衛生学、情報科学などの専門基礎科目群、診療画像検査技術、画像診断学、核医学検査技術学、放射線治療技術学などの専門専攻科目群を配置する。成果は実践臨床画像学、臨床実習などで評価する。

[ Problem-solving ] 問題を解決する力
論理的に思考し議論する能力と、問題を解釈し解決する能力を修得するため、放射線安全管理学、医療安全管理学などの専門専攻科目群を配置し、PBL(問題解決型授業)を取り入れた講義を行う。また、論理的思考による解決への道筋を見い出す力を修得するために卒業研究を配置する。成果は卒業研究などで評価する。

[ Self-realization ] 自己実現意欲
地域医療や救急医療における診療放射線技師の役割を理解し、優れたQOLサポーターとして、自主的・継続的に自己研鑽に努める心構えを身につけるため、専門専攻科目群として実践臨床画像学、画像診断学、バイオデザイン論、医療経営論を配置する。成果は臨床実習、卒業研究などで評価する。

ディプロマ・ポリシー

[ Science&Art ] 科学的知識と技術を活用する力
診療放射線技師に必要とされる科学的知識と技術を習得し、幅広い教養と見識から臨床現場や研究分野で活用できる。

[ Teamwork&Leadership ] チームワークとリーダーシップ
診療放射線技師として必要な技術と多職種連携の技能を有し、グローバル社会の一員として、様々な状況でも良好なコミュニケーションを図りながら職務を遂行できる。

[ Empowerment ] 対象者を支援する力
診療放射線技師として高い倫理観と責任感を有し、対象者の人権を尊重するとともに、コミュニケーションによって地域社会の活性化や対象者のQOL向上に取り組むことができる。

[ Problem-solving ] 問題を解決する力
診療放射線技師として必要な専門知識と技能などの論理的思考力を有し、他の専門領域の知見も活かしながら、様々な状況でも総合的な判断のもと問題解決ができる。

[ Self-realization ] 自己実現意欲
国内外を問わず、最新の医療・診療放射線技術の進歩や社会変化に広く関心をもち、生涯を通じて主体的・意欲的に知識および技術を習得し、それらを適切な場で発信することができる。

診療放射線技師の業務指針とSTEPSのマッチング

下記表は、本学の掲げる各学科のSTEPSが各職種の業務指針などと整合性がとれているかのマッチングを確認したものです。※業務指針などの出典は、表の下部に記載。
各表の左の列には業務指針などの項目が並び、表頭には順にS・T・E・P・Sの欄が並んでいます。
業務指針とSTEPSの内容が項目全体として良く合致する場合には◎が記載され、項目の中のキーワードが良く合致する場合には〇が記載されています。
結果をご覧いただくと、本学のSTEPSが各専門職の業務指針などと良く一致していることがご確認いただけると思います。

  S T E P S
1)放射線業務の質の向上への取り組み          
1.部門管理          
1-1.組織に求められる医療水準に見合った構造・設備、医療機器・機材、要員などを整備する      
1-2.部門の責任者とその役割・責任を明確にする    
1-3.部門の運用管理マニュアルを整備し、運用・管理体制を明確にする    
1-4.労働安全・労働衛生に関する業務環境の改善を推進する      
1-5.顧客ニーズを把握し、患者中心の医療と質の向上に向けたPDCAサイクルを回転させる    
2.放射線技術管理          
2-1.職員教育技術研修の担当者(責任者)とその役割・責任を明確にする    
2-2.放射線技術マニュアルを整備し、放射線業務の標準化を図る    
2-3.組織的な職員教育研修システムを構築する    
2-4.業務引継ぎ体制を整備する    
2-5.職員教育研修の整備と研修の機会を確保する      
3.放射線管理          
3-1.放射線管理の担当者(責任者)とその役割・責任を明確にする      
3-2.放射線管理マニュアルを整備し、安全管理の標準化を図る    
3-3.医療被ばくや放射線診療従事者(放射線業務従事者)の被ばくを適正管理する    
3-4.放射線の出力測定や放射線管理区域の漏洩線量を適正管理する      
3-5.放射線管理区域への立ち入りを適正管理する      
4.医療機器管理          
4-1.医療機器管理の担当者(責任者)とその役割・責任を明確にする    
4-2.医療機器管理マニュアルを整備し、安全管理の標準化を図る    
4-3.医療機器の受入・設置・使用・廃棄を適正に行う      
4-4.医療機器の保守・点検・修理と品質管理を適正に行う    
4-5.医療機器の添付文書、操作マニュアル、不具合報告、回収情報などを適正管理する      
5.医用画像情報管理          
5-1.医用画像情報管理の担当者(責任者)とその役割・責任を明確にする    
5-2.医用画像情報管理・運用マニュアルを整備し、安全管理の標準化を図る      
5-3.医用画像情報を適正管理する      
5-4.個人情報を適正管理する      
5-5.画像ビュワーや画像診断ワークステーションの品質管理を適正に行う      
2)倫理法令遵守への取り組み          
1.責務

診療放射線技師は、公平、公正かつ生命の尊重、人格の尊重を旨とし、最適な医療情報および放射線治療の実践ならびに放射線安全の確保に努め、もって国民保健の維持発展に寄与する。

 
2.法令の遵守

診療放射線技師は、診療放射線技師法、医療法、その他の関連法令を遵守する。

   
3.防護の最適化

診療放射線技師は放射線の利用にあたり、訂正な照射及び防護の最適化に努める。また、照射するにあたり、人々に十分な説明を行う。

   
4.チーム医療

診療放射線技師は、医療の担い手の一員として他の医療専門職の立場を尊重し、情報を共有することで医療および保健、福祉の向上に努め、患者中心の安全な医療を実践する。

   
5.医用画像情報管理地域医療への貢献

診療放射線技師は、地域医療向上のため、地方自治体および関連団体に協力する。

     
6.インフォームドコンセント

診療放射線技師はインフォームドコンセントの理念達成のために説明・相談を行い信頼関係の構築に努める

     
7.個人情報の保護

診療放射線技師は、職務上知り得た個人情報の取り扱いに適正に遂行する

     
8.信頼の保護

診療放射線技師は、その職務遂行にあたって、品位と信頼を維持する

     
9.自己研鑽

診療放射線技師は、生涯にわたり高い知識と技術の水準を維持するために、常に自己研鑽に努め、あわせて後進の育成に当たる。

   

1)放射線業務の質の向上への取り組み
 3団体合同プロジェクト班策定「放射線業務の安全の質管理指針」
 日本放射線技術学会、日本診療放射線技師会、日本画像医療システム工業会合同プロジェクト

2)日本診療放射線技師会 「倫理ガイドライン」(平成25年4月27日改定)

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