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看護学部

Department of Nursing

看護師(国家資格)

治療の補助や入院されている方などへのケアや指導を行うチーム医療の要!

看護師とは、病気やけがを抱える人だけでなく、健康の維持・増進を必要とするすべての人を支える医療専門職です。医師の診療を補助するだけでなく、対象者の心身の状態や生活背景を丁寧に把握し、必要なケアを提供します。こうした支援の根底には、相手に寄り添い、その人のいのちやこころ、生活に向き合うという看護の本質があります。看護師が担う役割は病院やクリニックにとどまらず、訪問看護ステーション、介護施設、学校、企業、行政など、多様な現場で必要とされています。高齢化が進む現在、地域や自宅で暮らし続けるための支援が重要視され、看護師は“医療と生活をつなぐ存在”としてさらに注目されています。また、看護にはさまざまな専門分野があり、救急看護や小児看護、がん看護をはじめとする多くの領域で、高度な専門性をもつ看護師が活躍しています。患者さんや家族に最も近い立場で寄り添い、さまざまな場で力を発揮する看護師は、人々の暮らしと医療を支えるうえで欠かせない存在です。

看護師の仕事

看護師の仕事内容は、「観察・判断」「ケアの提供」「調整・連携」という三つの柱で構成されています。まず、体温や脈拍、呼吸、血圧、意識レベルなどのバイタルサインや患者さんの表情・訴えから状態を的確に観察し、変化を早期に発見します。次に、医師の指示に基づく処置や投薬、食事・清潔・排泄などの日常生活援助、病気の予防や早期回復・再発予防に向けた支援など、患者さんの状態に応じた多様なケアを提供します。さらに、患者さんとその家族が不安や悩みを抱える場面も多いため、心理的な支えに加え、必要な情報の提供や意思決定を支えることも看護師の大切な役割です。加えて、医師・薬剤師・リハビリ職・福祉の専門職など多職種と連携し、患者さんの状態や思いを共有しながら、チームが一体となって支援できるよう調整します。この三つの柱を基盤に、看護師は観察力・判断力・実践力、そしてコミュニケーション力を活かし、一人ひとりのいのち・こころ・生活を支えます。

仕事の内容

バイタルサイン測定

全身状態の変化や異常の兆候を早くできるように、バイタルサイン( 脈拍・呼吸・体温・血圧・意識レベル) を測定し基準値や普段の数値と比較して正常か、異常がないかを確認します。

入院患者様の補助

病院や診療所において、医師の診察や手術の補助、入院をしている患者様の入浴や食事などの身の回りのお世話や、治療の補助をします。患者様本人や家族への説明、サポートなども行います。

ミーティング、カンファレンス

看護師同士のミーティングで日々行っている看護ケアの問題点や課題を解決する為に話し合ったり、患者様の情報を共有します。また、一人の患者様には多くの職種が関わっているため、カンファレンスで多職種とチーム医療・ケアについて方法を考えたり、情報の共有をします。

家庭訪問

私がこの資格・職業を選んだ本当の理由

看護師になるには

適性

看護師に求められる最も重要な適性は、「人を思いやる気持ち」と「コミュニケーション力」です。患者さんは不安や痛みを抱えているため、相手の立場に立って共感し、安心につながる関わりをすることが大切です。また、看護師は医師をはじめとする多職種と協力しながら働く専門職であり、周囲と相談しながら物事を進める力や、必要な情報を正確に伝える力が求められます。さらに、看護の現場では体力や集中力も必要となるため、自分自身の体調を管理することも重要です。医療は日々進歩しており、看護師には常に新しい知識や技術を学び続ける姿勢が欠かせません。自分自身と相手に丁寧に向き合い、学びを積み重ねていくことが、看護師としての成長を支えます。

活躍するフィールド

看護師の活躍の場は非常に広く、病院・クリニックを中心に多様な領域へ広がっています。急性期病院では、手術や救急医療など命に直結するケアに携わり、高度な医療の最前線で働きます。地域のクリニックでは外来患者の診察補助や生活支援を行い、地域医療の中心的役割を担います。また、訪問看護ステーションでは、自宅で療養する患者さんを支え、超高齢社会の中でその需要が急増しています。さらに、保育園・企業・学校・介護施設など、医療機関以外のフィールドでも多くの看護師が活躍しています。医療が多様化・在宅化する現代では、看護師の働く場所はこれからもますます広がっていきます。

将来性

看護師の将来性は医療職の中でも特に高く、今後も安定した需要が続くと予測されています。日本は超高齢化が進み、医療や介護サービスの需要が増す一方で、看護師は慢性的な人手不足が続いており、全国どこでも求められる職種です。特に在宅医療の拡大により、訪問看護や地域包括ケアで活躍できる看護師のニーズは大きく伸びています。また、救急看護、小児看護、がん看護など専門分野が細分化される中、認定看護師・専門看護師としてキャリアアップする道も整っており、身につけたスキルに応じて活躍の場が広がります。AIやロボットが発展したとしても、「人に寄り添うケア」は代替が難しい領域です。だからこそ、看護師はこれからの社会でも変わらず必要とされる職業です。

保健師(国家資格)

地域で暮らす人々に
予防的な視点から
健康支援を行う専門職

保健所や市町村などで、さまざまな健康診断や健康相談、家庭を訪問して健康上のアドバイスを行うなど地域住民の健康管理や保健指導などを行います。その対象は乳幼児、妊産婦・褥婦・高齢者・障害者と幅広く、働く場所によってさまざまです。

保健師の仕事

地域で暮らす個人と家族、集団を対象として、人々の健康を守るための仕事をしています。
市区町村(保健所・保健センター)などの公的機関で働く保健師は、乳幼児健診・育児相談や生活習慣病予防の健診や保健指導、各種がん検診、介護予防や認知症への取り組みなど、住民と協働した地域主体の健康づくりを行います。
必要な人には家庭訪問をしたり、同じ悩みを持つ人たちが集まれるような教室を開催することもあります。

老人ホーム、社会福祉施設、学校、一般企業まで、幅広いフィールドで活躍しています。

健康増進が注目される現代、予防活動を行う保健師は、地域包括支援センターや社会福祉施設、学校や一般企業などでの健康管理支援まで、幅広いフィールドで活躍しています。また、地域住民の高齢化により長期療養患者が増加する中、その健康管理を行う保健師へのニーズはますます高まっています。

【企業・事業所の保健師】

働く人の健康管理やメンタルヘルス対策、健康相談、健診結果に基づく保健指導、職場環境の調整等も行います。

【学校で働く保健師】

児童、生徒、学生と教職員の健康の保持増進を目的に、健康診断や健康管理、保健指導などを行います。学生や教職員の心とからだの健康保持に努めています。

【その他】

病院や福祉施設で働く保健師や、発展途上国などの海外で、母子保健活動や衛生教育などを行う保健師もいます。

保健師になるには

保健師になるには、看護師免許の取得が前提です。そして、保健師になるための養成所や学校で1年以上保健師に関することを学ぶ必要があります。
保健師の国家試験に合格し、厚生労働大臣の免許を受けると、保健師として働くことができます。
看護師国家試験に合格した者、または看護師国家試験の受験資格を有する者で、次のいずれかに該当する者。

  1. 文部科学大臣の指定した学校で、6カ月以上、保健師になるのに必要な学科を修めた者(修業見込み者を含む)
  2. 厚生労働大臣の指定した保健師養成所を卒業した者(卒業見込みの者を含む)
  3. 外国の保健師学校を卒業し、または外国で保健師免許を得た者で厚生労働大臣が上記に掲げる者と同等以上の知識および技能を有すると認めた者

仕事の内容

健康相談

地域住民の健康に関する相談や、企業で働く方のメンタルヘルスに関する相談などを受け、必要なアドバイスをします。また、必要に応じて病院を紹介します。

乳幼児健診

乳幼児健診を通し、成長スピードに遅れがないかなどの発育の確認や、子どもが飲まない、食べない、話さないなどの保護者の育児の悩みや不安の相談に乗り、必要な助言や支援を行います。

生活習慣病予防対策

脳血管疾患・心疾患、またこれらの危険因子となる動脈硬化症や糖尿病・高血圧症などの生活習慣病に関する様々な啓発活動を企画・実施をして、地域住民への理解を促します。そして、地域住民が健康に過ごせるようサポートをします。

私がこの資格・職業を選んだ本当の理由

活躍するフィールド

Case1

保健相談所・保健センター

都道府県や市区町村に所属する「保健所」や「保健センター」などで、乳幼児の健診や地域住民に対する健康相談などを行います。

このフィールドで活躍する卒業生

吉田 友美

卒業年 :2018年3月
出身高校 :新潟県・柏崎高校
勤務先 :聖籠町役場
職種・職位・資格 :保健師

地域の健康を守る

私は現在、地域で暮らす住民の健康を守る保健師として、約2,000人が暮らす地区を担当し、家庭訪問などを行っています。日々地域を回りながら、赤ちゃんから高齢者まですべての年齢層の方と関わり、地域や各家庭の状況や健康課題を把握し、予防や解消に繋がる活動をしています。

Case2

企業

企業で働く人々の健康状態の把握や、メンタルケア対策などを行い環境の改善に取り組みます。社員の一人として、企業に所属し健康管理室や医務室で社員の健康状態の管理や、健康診断の実施、社員のカウンセリングなど、社員の健康管理を行います。

Case3

病院・健診センター

患者様の退院後の保健指導や、健康診断を受けた人に対して健康指導を行います。病気予防のアドバイスや感染症対策、退院後の生活指導を行います。また、健康診断や予防接種のサポートなど患者様だけでなく医療機関で働くスタッフの健康管理も行います。

助産師(国家資格)

女性と家族に寄り添い、
生涯にわたる女性の
健康を支える専門職

妊娠から出産・育児と、母子の健康を支える職業です。出産の介助や、妊婦・その家族に対する出産や育児の相談、指導をします。また、思春期や更年期の女性への保健指導も行います。

助産師の仕事

助産師の主な仕事は出産の介助ですが、他にも妊産婦とその家族に対する出産や育児の相談・指導や、思春期や更年期の女性への保健指導等も業務としています。近年では「父性」を含めた家庭保健が重要視されています。少子化・核家族化が進む現代においては、社会の変化に先見性を持って適応し、思春期から中高年まで、生涯にわたる女性の健康を援助できる能力が求められています。

助産師になるには

国家試験に合格すると免許が与えられます。国家試験の受験資格を得るには次のような方法があります。
看護師国家試験に合格した者、または看護師国家試験の受験資格を有する者で、以下の1〜3のいずれかに該当する者。

  1. 文部科学大臣の指定した学校で、1年以上、助産に関する学科を修めた者(修業見込みの者を含む)
  2. 都道県知事の指定した助産師養成所を卒業した者(卒業見込みの者を含む)
  3. 外国の助産師学校を卒業し、または外国で助産師免許を得た者で、厚生労働大臣が1、2に掲げる者と同等以上の知識および技能を有すると認めた者

なお、現在は男性が助産師になることは出来ません。助産師国家試験の受験資格は女性のみに与えられています。

仕事の内容

妊婦の健康診査や保健指導

妊婦の健康診査と保健指導を行います。また、陣痛が来たときの対応方法や出産してから退院するまでの流れなど出産の基礎知識を教えたり、出産に対しての不安などを抱える妊婦の相談に乗り、妊婦の精神的・肉体的サポートをします。

分娩介助

助産師は出産の介助をします。陣痛の間隔、血圧、体温など母体の状態を見ながら、医師と連携し声掛けやマッサージ、呼吸法の促しなどを行いながら、お産の進行をサポートします。

出産後の指導や援助

産後の体調管理や授乳指導、おむつ交換や沐浴などの育児指導などを行います。また、退院後の生活や、育児に関する相談を受けたり、必要なアドバイスを行います。

活躍するフィールド

Case1

病院・診療所などの医療機関

医師と連携をとりながら、妊産婦の健康診査や出産の介助をします。

このフィールドで活躍する卒業生

小林 由紀恵

卒業年 :2012年3月
出身高校 :新潟県・十日町高校
勤務先 :新潟大学医歯学総合病院
職種・職位・資格 :助産師・看護師

命の誕生に携わる

私は現在、助産師としてお産の際の分娩介助や新生児のケアを行っています。また、外来では妊婦健診や出産に向けての保健指導にも携わっています。
大学病院である当院には、様々なリスクを抱えた妊産婦が救急搬送されてくるため、急変にも対応できるスキルが求められます。

Case2

助産所

助産師は自分で「助産所」を開設(開業)することができます。
妊産婦の健康診査や出産の介助、産後の授乳指導などの保健指導を行います。異常時には医療機関と連携し、お産をサポートします。

Case3

保健所・保健センター

子育て支援活動や乳幼児健診、新生児のいるお宅への家庭訪問などを行い、お母さんの育児や健康をサポートします。