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臨床技術学科

ゼミ紹介

※学生の在籍学年は2020年度在籍時のものです。

髙野ゼミ感染制御学に関する研究

髙野 操助教写真

髙野 操
Misao Takano
教授

病院内で発生する感染症は、医療関連感染症または院内感染症と呼ばれ、治療や手術、医療器材、検査、機器、環境、ヒトなど様々な要因が感染源になります。病院内では医療関連感染を予防するために、微生物学担当の臨床検査技師は医師や看護師とともに感染対策チームを構成し活動しています。本ゼミでは、将来の臨床検査技師が医療関連感染症を減らす貢献をするために、病院環境や医療器具からの感染メカニズムについて研究しています。また、細菌層のバイオフィルムに着目して、生育環境や抵抗性、殺菌等の影響を実験しています。研究を通して、医療関連感染の予防に興味を持つ学生が増えると嬉しいです。

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山本 珠貴写真

臨床技術学科4年
山本 珠貴
新潟県
小千谷高校出身

バイオフィルムとは、シンクやお風呂場のぬめりなどとして観察される微生物が作り出す膜です。一度形成されると除去が難しく、医療関連感染の温床となります。そこで本ゼミでは、バイオフィルムの形成を抑制できる医用材料についての研究を行っています。本研究を通して、院内感染予防と安全な医療の提供に繋げたいと考えています。

<ゼミの研究内容例>
●バイオフィルムモデルを用いた細菌の変動に関する研究
●スポーツ選手と皮膚常在菌
●薬剤耐性菌の発生と疫学

小野ゼミ体外循環に関する研究

小野 等講師写真

小野 等
Hitoshi Ono
講師

心臓血管手術に使用される人工心肺(体外循環)装置には、血液を体に循環させ生命維持するための送血カニューレ(チューブ)と脱血カニューレが必要です。私は、主に送血カニューレの血流に関して研究しています。この送血カニューレは先端が細く、その細い所から患者様の体に血液を1分間に約4~5リットルも流します。本ゼミでは、送血カニューレの先端から流れ出るジェット流が大動脈に与える影響や、様々な人工物を使用した場合のそれらが与える影響を可視化したり、人工心肺で使用する部品などを調べたりすることで、より良い体外循環に繋がるよう研究しています。

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名取 真司写真

臨床技術学科4年
名取 真司
長野県
伊那弥生ヶ丘高校出身

私は、人工心肺装置の安全性について研究しました。人工心肺装置には、動脈フィルタと呼ばれる動脈血のゴミや気泡を取り除く部品がありますが、その性能はメーカーによって様々です。そこで、各社の動脈フィルタを比較検討し、どのような条件に適しているか模索しました。今後はこの研究で得た知識を臨床現場で活かしたいです。

<ゼミの研究内容例>
●人工心肺に使用されるカニューレに関する研究
●ジェット流が血管に与える影響に関する研究
●ローラーポンプに関する研究

森田ゼミ血液中のがん診断マーカーに関する研究

森田 邦恵助教写真

森田 邦恵
Kunie Morita
助教

血液中にはエクソソームという小胞が存在していますが、その中に存在する特有な遺伝子を検出して、がんの早期発見に役立てようという研究が注目されています。本ゼミでは、最近開発された血液中のエクソソームからRNA(核酸の一種)を検出する試薬の評価を行っています。この試薬はまだ開発されたばかりなので、病院では一般的に使用されていませんが、将来がんの発見に利用されると考えられています。いずれは、がんの患者様の診断ができるような遺伝子を見つけるための研究に繋げて行くことができる、がんの早期発見に結び付く、やりがいのある研究です。

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山田 倫生写真

臨床技術学科4年
山田 倫生
山形県
南陽高校出身

私は、血液中の血清と呼ばれる液体を解析し、皮膚がんの早期発見に繋がる腫瘍マーカー(病気の目印)を探す研究を行っています。この研究で新しい腫瘍マーカーが発見できれば、患者様のがんを早期に発見でき、より多くの患者様を救うことができます。PCRを用いて研究を行っているため、医療職を目指す方は興味を持てる内容だと思います。

<ゼミの研究内容例>
●ELIZA法によるストレス物質の解析に関する研究
●学内実習のストレスに関する研究
●リアルタイムPCRによるエクソソームマーカーに関する研究

牧口ゼミ 医療施設におけるシステム安全に関する研究

牧口 智夫准教授写真

牧口 智夫
Tomoo Makiguchi
准教授

近年、医療施設において「システム安全」という考え方で、患者様の安全を確保するためのリスクマネジメント法が定着しつつあります。「システム安全」とは、医療機器、使用環境、患者様と医療スタッフ全体を一つの「システム」として捉え、安全対策を行うという考え方です。本ゼミでは、医療機関や医療機器メーカーと連携しながら、「医療機器にどのくらいバクテリアがいるか」、「透析液(透析時に使用する血液を浄化するための液)が無菌状態であるか」といった調査など、ゼミ生が探究したいテーマに合わせて幅広く「システム安全」のあり方について研究しています。

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<ゼミの研究内容例>
●人工呼吸器における人工鼻と加温加湿器の能力の比較検討に関する研究
●至適医療安全管理マニュアルの作成の試みに関する研究
●血液透析回路脱落汚染時の消毒法の検討に関する研究

大山ゼミ 血液検査学に関する研究

大山 富三講師写真

大山 富三
Tomizo Ohyama
講師

血液検査学は、貧血・白血病・血友病などに代表される血液疾患の診断、治療効果、経過観察などに欠かせない学問です。また、感染症、悪性腫瘍、肝臓・腎臓などの各種臓器疾患などの検査としても有用です。そのため、血液検査は日常の診療行為に欠かすことのできない基本的な検査です。現在は、自動分析装置を用いた検査が主流ですが、正確な結果を出すためには様々な注意すべきことがあり、誤った結果を出すと誤診を招いたり治療に支障が出たりします。そこで本ゼミでは、正確な結果を出すためにはどうすべきか、誤った測定をするとどのような結果をもたらすかなどを研究テーマにしています。

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<ゼミの研究内容例>
●血液凝固検査における検体保存状態が与える影響に関する研究
●固定条件による血液塗抹標本の染色性の検討に関する研究
●EDTA・2K採血管使用時に採血量が与える影響に関する研究

長濱ゼミ 医療技術安全管理に関する研究

長濱 大輔教授写真

長濱 大輔
Daisuke Nagahama
教授

医療現場では、様々な危険性と隣り合わせで医療行為が行われています。近年では、確実な診断が可能で、体への負担が少ない「先端医療技術」を用いて病気の診断や治療、そして予後を推定しています。しかし、無理な適用は予期せぬインシデント(医療ミスが発生したが患者に影響がないケース)やアクシデント(医療ミスが発生し患者に影響があるケース)を起こしかねません。本ゼミでは、医療事故の危険を回避し安全性を確保するという考え方である「医療安全管理学」を学ぶとともに、事故の原因を明らかにし、二度と同じミスが起こらないような対策をとることを目的に研究しています。

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<ゼミの研究内容例>
●臨床工学技士の医療安全管理に関する研究
●輸血時の医療安全管理に関する研究
●病理組織検査の医療安全管理に関する研究

高橋ゼミ 命を守る最新医療機器に関する研究

髙橋 良光講師写真

髙橋 良光
Yoshimitsu Takahashi
講師

近年、医療の進歩による医療機器の高度化に伴い、最新の医療機器を安全で的確に操作することのできる臨床工学技士が求められています。臨床工学技士は「人工透析装置」や「人工呼吸器」といった生命維持装置の操作・点検を行います。その中で本ゼミでは、透析治療を行う際に使用する「針の形状」を研究し、患者様にとってできるだけ痛みを伴わない治療方法を確立するために研究を進めています。また、「人工呼吸器」が与える肺への影響を研究することを目的に、豚の肺を使用し設定条件を変化させながら観察・評価しています。患者様の役に立つ研究を、楽しみながら一緒にしてみませんか?

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<ゼミの研究内容例>
●スマートフォンを用いた医療機器の教育的活用に関する研究
●人工呼吸器がブタ肺に与える影響に関する研究
●スマートフォンが医療機器に与える影響に関する研究

中村ゼミ 血液浄化療法に関する研究

中村 藤夫教授写真

中村 藤夫
Fujio Nakamura
教授

現在、慢性透析患者様は全国で32万人(2016年末)に達しています。この疾患は腎移植以外には治療法がなく、一生続けなければなりません。しかし、血液浄化療法は慢性腎不全のみならず、閉塞性動脈硬化症、敗血症、薬物中毒などの疾患に対して様々な治療法を提供しています。これらの治療法は、合成高分子材料、材料工学などの発展により、病因物質を除去することが可能となりました。本ゼミでは、「Wライセンス取得者(臨床技術者)」の育成という観点から工学分野、検査分野の両方の視点から研究を行い、また、外部施設と連携しながら研究しています。

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渡邊ゼミ超音波画像診断に関する研究

渡邊 博昭教授写真

渡邊 博昭
Hiroaki Watanabe
准教授

超音波画像診断は、身体に痛みを伴わない非侵襲検査として広く普及しています。検査によって、腹部の疾患を発見することや心臓の大きさや動きを見たりします。しかし、一方で診断装置の適切な設定を怠った場合、あるいは不十分な手技などによって疾患の発見率が低下する恐れがあります。本ゼミでは、医療安全の観点から、患者様に不安を与えない検査の進め方や疾患を見落とさず適切な診断に結びつけるための研究を行っています。また、現在は臨床検査技師が超音波画像診断に携わる機会が多くなっているため、研究を通してゼミ生に検査手技の指導も行っています。

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川村ゼミ免疫に関する研究

川村 宏樹准教授写真

川村 宏樹
Hiroki Kawamura
准教授

私は、臨床検査の中で、「人間の体が自分でない物(病原体など)を排除する」メカニズムである“免疫”という分野を担当しています。研究は、この“免疫”のメカニズムに重要な認識機構と影響を与える因子、検査法の改良を目的として行っています。一般的に研究の魅力は、未だ誰も見つけていない現象を発見することと言われがちですが、私は、研究の先にある自分の論文が他の研究者の参考となった時に「貢献できて良かった」と思うことに魅力を感じます。研究は、同じ分野を研究している他大学とも連携しながら進め、今後もさらなる発展を目指していきます。

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小澤口ゼミ 医療用各種センサーに関する研究

小澤口 治樹教授写真

小澤口 治樹
Haruki Kozawaguchi
教授

医療機器の中には、脳波、血流、呼吸、筋肉の動きや内臓を捉えた超音波信号を電気信号に変えて処理するものがあり、様々なセンサーが使用されています。これらセンサーの性能が、医療機器の使い易さを左右しているといっても過言ではありません。近年では、「光」「放射線」「におい」 などの新しいセンサーの高性能化・小型化も進んでいます。本ゼミでは、こうした新機能センサーを医療機器などに適応することを目的に研究を進めています。研究を通して、新しい医療用測定器を開発し、医療機器開発の分野に貢献していきたいと考えています。

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久保野ゼミ 臨床検査のピットフォールに関する研究

久保野 勝男教授写真

久保野 勝男
Katsuo Kubono
教授

臨床検査の多くが自動分析装置により実施されている一方で、そこには時として様々な落とし穴があります。もっとも頻繁に実施される臨床化学検査は、正確かつ迅速にその情報を医師をはじめとした診療側に提供することが求められ、検査室は確実な検査結果を提供していく責任があります。本ゼミでは、これらの臨床検査に及ぼす影響因子の検知・解析と適切な対処の研究を行っています。本ゼミでの研究を通して得られる技術とマインドは、将来、医療現場で臨床検査技師として活躍したいと考える学生への揺るぎない基盤になると確信しています。

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藤井ゼミ 体外循環中の生体反応に関する研究

藤井 豊講師写真

藤井 豊
Yutaka Fujii
講師

心臓血管手術を受ける患者様や肺機能が低下した患者様は、自身の心臓で血液の循環および肺での酸素化が維持できません。その際に、人工心肺や補助循環と呼ばれる体外循環が使用されます。体外循環は、循環器や呼吸器分野で多く使用され、日本では約5万症例、世界に目を向けると約130万症例が行われており、なくてはならない医療技術です。しかし、一方で様々な合併症を引き起こすことが知られています。本ゼミでは、体外循環中の生体反応のメカニズムの解明や生体適合性が高い機器の開発を行い、より良い体外循環法を提供するための研究を行っています。

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