

発表の内容は、新潟医療福祉大学が取り組んでいる自治体からの委託による地域連携活動の一つである新潟水俣病患者支援の健康教室についてです。この活動は2012(平成24)年から開始し、これまでに19回開催してきました。健康教室は、大学生による足浴(足湯)やマッサージ、軽く体を動かすレクリェーション、患者との会話が主な活動内容となっています。その目的は、第一に、大学生が患者に、足浴やマッサージなどを提供しながらコミュニケーションを図り、くつろぐ場を提供することです。第二に、水俣病の主な症状である足の冷え、しびれなどに対して、ゆっくりと身体を温め、全身の血行をよくし、その軽減に繋げることです。この取り組みは、地域にある課題に対して、大学生が自治体と協働して取り組んでいる地域連携の実践で、大学生が地域にある社会資源の一つとして、有機的繋がりを創る上で、接着剤の役割を果たしています。
これからも、学生たちが、地域にある課題に対して積極的に関わることで、地域の福祉に寄与することと学生自身の多様な学びに繋がればよいと考えています。
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http://www.nuhw.ac.jp/faculty/welfare/sw/

