臨床現場に活きる専門性を強みに患者様のQOL向上に貢献したい
言語聴覚学科
大澤 莉礼
| 卒業年 |
:2023年3月 |
| 出身高校 |
:新潟県 佐渡高等学校 |
| 勤務先 |
:イムス三芳総合病院 |
| 職種・職位・資格 |
:言語聴覚士 |
急性期病院で言語、高次脳、嚥下機能のリハビリテーションを行っています。在学中の実践経験、特に失語症の講義での評価演習は臨床現場に直結する学びでした。一人ひとりの患者様の生活を見据えたリハビリを提供できる言語聴覚士を目指します。
- 現在のお仕事内容を教えてください。
- 急性期病院で言語聴覚士として働いています。
入院・外来で患者様に言語機能・高次脳機能・嚥下機能のリハビリテーションを行っています。また、言語発達遅滞や自閉スペクトラム症のお子さんに対しても外来でのリハビリテーションを行っています。
- 現在の職種・業種を志したきっかけや理由について教えてください。
- 医療系の仕事や言語学・心理学に興味があったからです。
- 仕事のやりがいは何ですか?
- コミュニケーションで笑顔が見られたり、食事を食べられなかった患者様が食事を食べられるようになったときなど、少しでも良くなった姿を見られることがやりがいです。
- 本学での学びの中で、現在の仕事に活かされていることは何ですか?
- 基礎から応用までじっくり学ぶことができ、学生時代に学んだことが土台となって患者様との関わり方やリハビリの内容に活かすことができています。特に失語症に関する講義では、学生同士でペアを組み、検査の手順を学んだり、実際の患者様の音声で評価を行った経験が現在の臨床場面で活かせていると思います。特に役立っているカリキュラムは「ゼミ活動」と「臨床実習」です。ゼミ活動では小児発達支援センターの見学をさせていただく機会があり、実際の患者様と接することによって、実際に臨床場面に出た際に必要な礼儀や、臨床症状などを実際にみることができ、講義で学んだことと関連付けることができました。臨床実習では本学が大切にしているチーム医療をより一層実感できる機会だと日頃の業務から感じることがあります。また、日々の業務では、理学療法士・作業療法士はもちろん、医師や看護師、ソーシャルワーカーと連携し、情報共有を密に行うことが重要だと感じています。本学が大切にしている「チーム医療」を学生時代から意識しやすい環境があったからこそ、自分から多職種に働きかけていくことを心掛けられていると思います。
- 今後の夢や目標は何ですか?
- 一人ひとりの患者様と向き合い、患者様のその先の生活を見据えたリハビリを提供できる言語聴覚士になりたいです。