他の医療従事者との連携を通して 救命の最前線で傷病者の命を繋ぐ
救急救命学科
田中 樹己
| 卒業年 |
:2021年3月 |
| 出身高校 |
:山形県・山形中央高等学校 |
| 勤務先 |
:横浜市消防局 |
| 職種・職位・資格 |
:救急救命士 |
病院前救護や傷病者搬送に携わり、症状や病態を見極めた病院選定、観察や処置など、最適な医療を提供しています。傷病者やご家族の安心した表情に、やりがいを感じる毎日です。救命の最前線で役立つのが、チーム医療に対する見識です。医師や看護師、理学療法士といった多様な医療職と協働した在学中の経験が、現場での円滑な連携に活きています。現在は消防士長という立場で、時には救急隊長として部隊に同乗します。自身の経験や知識をもとに、後進の育成にも尽力していきます。
- 現在のお仕事内容を教えてください。
- 消防士長(救急救命士)・救急隊配置として24時間体制で病院前救護、傷病者搬送などを行っています。症状や病態に合わせた病院選定や、観察、処置等日々研鑽を重ねながら最適な医療を提供できるよう心がけています。
- 現在の職種・業種を志したきっかけや理由について教えてください。
- 母親が看護師ということもあり医療関係への興味が強かったことや、東日本大震災により被災された地域への派遣等をテレビ番組等で見た際に自分も人を助ける側につきたいと強く感じたことがきっかけです。
- 仕事のやりがいは何ですか?
- 病院に着いた際の傷病者の方の安心した顔や同乗されたご家族からの感謝の言葉をいただけることにはとてもやりがいを感じられています。
- 本学での学びの中で、現在の仕事に活かされていることは何ですか?
- 救急出動の中で1番多い一般住宅での対応を学ぶことができるところが現場に出てから1番役に立っていると思います。特に役立っているカリキュラムは他学科との関わりができる「連携ゼミ」です。現場に出てからも医師、看護師の方や介護士やPTの方々など様々な医療関係者と関わることが多いため大学の頃からゼミで他学科の授業内容や仕事の詳細などを聞くことができ、他の医療職に触れることができたのは大きい経験になりました。多くの医療系学科があり授業等で関わることができる部分はとてもよかったと思います。
- 今後の夢や目標は何ですか?
- 現在私は階級として消防士長という立場にあります。人員の関係では救急隊長として部隊に乗ることもありさまざまな経験をさせていただいているところです。いずれは昇任をして救急隊長として部隊をまとめること、また横浜市の救急医療の在り方や今後救命士を目指す人へ知識、経験を教える立場についても尽力していきたいと考えています。