真柄 邑菜さん (視機能科学科8期生,北海道大学病院) と佐々木 陶子さん (視機能科学科8期生,金沢医科大学病院) が2年次のUROP (研究プロジェクト演習) から4年次の卒業研究まで行っていた研究がBMC Ophthalmology に公開されました!
◆研究概要
この研究では視線解析技術を用いて,被検者の眼位 (斜視や斜位) を計測し,眼球偏位の軌跡を可視化しました。従来の眼位検査では片眼を隠しながら検査を進めていくため,遮閉下で眼がどのように偏位していくかはわかりませんでした。本研究では遮閉下でも視線を検出できる特殊な装置を用いることで,眼球の偏位量に加えて偏位の際の速度や偏位が安定するまでの時間,これらの相関などが明らかとなりました。

◆研究者からのコメント

2年次から継続していたことがこのように形となりとても嬉しいです! これからもたくさんのことを学びながら色々なことに挑戦したいと思います!(真柄 邑菜)

UROPで研究に取り組んだことは、社会人になってから、より自分自身のためになったと感じています!これからも色んなことに率先してチャレンジしていけたらと思います! (佐々木 陶子)
◆原論文情報
・論文名
Quantitative analysis of ocular deviation under eye occlusion: a descriptive study using the ORTe EYENAC eye-tracking system
・著者
Shunya Tatara, Yuna Magara*, Touko Sasaki*, Fumiatsu Maeda, Noriaki Murata, Kazuhiro Itagaki, Tomoya Handa and Haruo Toda
* Contributed equally to this work and share second authorship.