大学院生・川村瞭さんの英語論文が国際誌に掲載されました!
◆研究要旨
本研究は複数の強度による機械的刺激を与えた際の脳賦活部位を特定しました。また、刺激に対する脳賦活と疼痛閾値との関連について検討しました。結果から、刺激強度の増加に伴って高次領域に賦活が拡大すること、疼痛閾値の違いが刺激に対する脳内処理の違いを反映している可能性が明らかになりました。本研究は2026年1月12日付で発行された国際誌「Frontiers in Human Neuroscience」に掲載されました。
◆研究者からのコメント
本研究は、個人差が大きく客観的評価が難しい疼痛知覚について、その神経基盤を脳機能の観点から明らかにすることを目的に実施しました。痛みの評価は主観的評価が主流ですが、これらは対象者自身の情動・認知・期待といった心理的要因に影響される可能性があります。今後の研究により疼痛知覚の神経基盤の解明や客観的評価指標の確立が期待され、本研究が研究発展の一助となれば幸いです。
◆研究成果のポイント
・複数の刺激強度で機械的刺激を与えた際の脳賦活部位を特定しました。
・疼痛感受性の違いが刺激に対する脳内処理様式の違いを反映している可能性を明らかにしました。

◆原論文情報
Kawamura R, Sasaki K, Shimizu S and Kodama N (2026) Neural basis of intensity-dependent brain activity in response to mechanical stimulation and the level of pain sensitivity. Front. Hum. Neurosci. 19:1723960. doi: 10.3389/fnhum.2025.1723960