4月16日(木)~19日(日)に開催された第82回 日本放射線技術学会総会学術大会において、診療放射線学科の小原先生が「2026年 CyPos賞 金賞」を受賞されました!
◆研究概要
小原先生らは、病院内などで行うX線検査を、実際の放射線測定データをもとにPC上でより現実に近く再現する研究を行いました。
X線の性質を実測値に合わせて補正するとともに、電子1個あたりの補正係数を定義して取り入れることで、実際の測定結果とPC上の計算結果を結びつけ、より正確な線量予測につながる可能性を示しました。
なお、本研究成果は、第82回日本放射線技術学会総会学術大会で発表し、CyPos賞金賞を受賞しました。
◆研究者のコメント
本研究は、私たちが病院で受けるX線検査に使われる目に見えない放射線を、実測データをもとにPC上でより現実に近く計算し、より正確に評価するための基盤的研究です。
今後は、X線装置の管理や線量評価の精度向上につながり、安全で信頼性の高い検査環境づくりへの応用が期待されます。
◆研究成果のコメント
1.目に見えない放射線を、病院内のX線検査に近い形でPC上に再現することを目指しました。
2.実際の放射線測定データを使ってX線の性質を補正し、現実の条件に近づけました。
3.電子1個あたりの補正係数を定義して取り入れ、実際の測定結果とPC上の計算結果を結びつけました。
4.その結果、基本となる測定データがあれば、任意の場所の線量をPC上でより正確に予測できる可能性を示しました。
◆原論文情報
小原 佑介,関本 道治,石川 文裕,芦立 琉,湯浅 仁博
診断領域X線に対するモンテカルロシミュレーションの定量的検証:実測HVL補正と電子単位補正係数の導入
第82回日本放射線技術学会総会学術大会
2026年 CyPos賞 金賞受賞
◆用語の説明
放射線:X線検査などで使われる、目に見えないエネルギーの一種。
線量:放射線がどれくらい物質や人体に与えられるかを表す量。
シミュレーション:現実の状況をコンピュータ上で再現し、結果を予測すること。
補正係数:実際の測定結果とPC上の計算結果の差を小さくするために用いる値。
◆研究者情報
新潟医療福祉大学医療技術学部 診療放射線学科
助教 小原 佑介