学生時代に高めたコミュニケーション能力を、子どもと接する施設訪問や装具製作に発揮
義肢装具自立支援学科
池田 真由子
| 卒業年 |
:2016年3月 |
| 出身高校 |
:新潟県・北越高等学校 |
| 勤務先 |
:株式会社田村義肢製作所 |
| 職種・職位・資格 |
:義肢装具士/営業兼工員 |
週2回リハビリテーション病院や小児施設を訪問し、それ以外の時間はプラスチック製の装具を製作しています。営業と製作の両方を担当することで、装具を現場で調整したり新たな装具を提案したりする際に多くの選択肢を示せることを強みとしています。高校までは人見知りな性格でした。しかし、大学のゼミや「空飛ぶ車いす」というサークルの活動で多様な人と関わるなかで身につけたコミュニケーション能力が、子どもと接する機会が多い今の仕事を支える基盤になっています。
- 現在の職種・業種を志したきっかけや、この大学を選んだ理由を教えてください。
- 私は医療関係に携わることが長年の夢でした。母が介護福祉士として働いていたということもあり、そこで義肢装具士という職種を初めて知りました。義肢装具士について調べていく中で、ものづくりを通じて患者さんに寄り添えることに魅力を感じました。その学びを深められる環境が整っていると感じ、新潟医療福祉大学の義肢装具自立支援学科を選びました。
- 大学では、どのようなことを学びましたか。
- 在学中は「空飛ぶ車いす」というサークルに所属し、不要になった車いすの修理をして地域へ発送をする活動をしていました。発送するだけなく実際に現地訪問することもあり、施設や被災地の状況を肌で感じることで、日常が当たり前ではないと強く実感することができました。この経験が今の仕事での誰かの役に立ちたいという思いにつながっています。
- 大学で成長したと感じることはありますか。
- 私はもともと人見知りで初対面の人と話すことが苦手でした。しかし、大学のゼミ活動を通じて様々な学科の人たちと関われることによって、人と積極的にコミュニケーションをとれるようになりました。自分の世界も広がり、結果として学科を超えた友人も増え、とても充実したキャンパスライフを送ることができました。
- 現在の仕事内容を教えてください。
- 私は営業兼工員として働いており、週2回営業へ回復期リハビリ病院や小児施設を訪問しています。それ以外は工場でSHBなどプラスチックを中心とした様々な装具の製作を行っています。製作にも携わることで、現場での調整や提案に幅広い視点を持つことができ、患者さんへのより良い選択肢を示せることが強みになっていると思います。
- 仕事の中で意識している事はありますか。
- 子供と接する機会が多いのですが、子供は障害がある・ないに関わらず自分の気持ちや状況を伝えられず、意思疎通が難しい場面が多々あります。気持ちに寄り添い、担当の理学療法士さんや親御さんの話に耳と傾けながら、成長過程で最も大切な時期により良いものを選択できるようにと心がけています。子供や患者さんに限らず、これから関わる全ての人に寄り添う姿勢を大切にしたいと思っています。
- 今後の夢や目標は何ですか。
- 臨床経験10年目と増えてきましたが、固定観念にとらわれずこれからも新しいことに挑戦をし続けたいと考えています。知識や経験を深めることも重要ですが、どうしても1人では視野が狭くなってしまうと思うので、様々な人たちと関わりながら視野を広げて自分を高めていきたいです。また、人だけでなく動物も好きなので、将来は動物の義肢装具にも関われる機会をつくれたらと考えています。