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リハビリテーション学部

Department of Prosthetics & Orthotics and Assistive Technology

学びの特色

1.ものづくり「製作技術力」×医療「支援力」で広がる活躍フィールド

医療現場から日常、国内外と活躍の場は広がる

義肢装具士は、医療機関や福祉用具・義肢装具製作所で「義肢」の製作・適合を行うほか、サポーターやコルセット、靴、インソールといった身近な医療用品、頭蓋形状矯正ヘルメットなどによる子どもへの補装具支援など多方面で人びとの生活を支えています。さらに近年は、高齢社会の進行や障がい者スポーツの普及に伴い「自立支援」のニーズが国内外に広がっています。また、性能やデザインへの要望の高まりから豊富な知識と確かな技術力を持つ義肢装具士の活躍の場は、さらに広がっています。本学では、確かな「技術力」と、チーム医療で患者さんに寄り添う「支援力」の両方を、4年間で実践的に身につけていきます。

2.地域×企業×アスリートと連携した実践的学び

ものづくりと社会づくりを同時に学ぶ

義肢装具の効率的な製作に向けた3D技術の活用や、AIを搭載した電子義手など、義肢装具の最新テクノロジーの進歩は著しいです。本学では、外部講師を招いた連携授業や実技を毎週行っています。義肢装具の研究開発が盛んな国内外の企業や、パラリンピック選手を招いた実践的授業や共同研究、強化指定部のアスリート支援、社会連携活動や海外交流研修など、医療/スポーツ/ものづくりなど他分野で人を支えられる最先端の「義肢装具」を学んでいきます。

電子義手の最前線を学ぶ特別授業

リオデジャネイロパラリンピック銅メダリストの辻沙絵選手と、世界的義肢装具メーカーÖssurの社員を招き、本学学生が最先端の電子制御義手で“つかむ”体験に挑みました。

3.福祉×工学を融合し、自立支援の専門力を育成

義肢装具と一緒に福祉用具・機器の併用を提案することで、対象者が「よりよい生活を自立して過ごすための支援」を行うことができます。本学では、福祉工学に関する科目を充実させ、最先端技術、福祉機器やロボットなど+αの支援提案・寄り添う力・資格取得で、自立支援のエキスパートを目指せます。

4.世界基準の教育と設備が国内外で活躍できる力を育む

本学科は国際義肢装具協会の認定校として、海外でも活躍できる「ISPO」という資格を取得できる国内唯一の養成校です。そのため、世界レベルの機器設備と、海外養成校との交流会や海外企業を招いた授業など、海外を見据えた技能を身につけられる環境も整っています。義肢装具士は、例えば紛争地域や途上国への国際支援活動など、海外でのニーズも大きい仕事です。

学科の取り組み

日ごろの学びを社会貢献活動につなげる障がい者陸上教室

本学科は、障がい者陸上教室「NUHW ParaTFC」を毎月開催しています。この教室を立ち上げた功績により東京五輪の聖火ランナーを務めた佐藤未希講師や、義肢装具製作会社の本学科卒業生による指導のもと、学生はボランティアスタッフとして、義足パーツ取り付けや走り方レクチャーをサポートしています。2025年、この取り組みが「障害者の生涯学習支援活動」として文部科学省から表彰されました。学生には日ごろの学びが社会貢献につながることを実感できる機会になっています。

実習風景
講義風景

OTHERS

空飛ぶ車椅子サークル

本学科を中心に活動している「空飛ぶ車椅子サークル」は、一般の家庭や病院、施設などで使用されなくなった車椅子を回収・修理・整備し、東北の被災地や東南アジアをはじめとする発展途上国に届ける活動を行っています。学内では、車椅子の修理に関する勉強会を定期的に開催し、車椅子とシーティングに関する知識・技術について学んでいます。また学外では、国内外で開催される車椅子修理会への参加や車椅子整備のために県内の福祉施設を訪問しています。本学科では、こうした活動を支援し実践的な技術の修得と国際的な活躍を目指します。

3Dスキャナー・3Dプリンターによる義肢装具の最先端ものづくり研究!

本学科では、研究施設や企業と協働で「3Dスキャナー・3Dプリンター」を用いた義肢装具製作支援システムに関する研究を進めています。対象者の身体を3Dスキャンで立体的にスキャンし、適合した義肢装具を3Dプリンターで出力(製作)するという工程で製作を行います。こうした最先端技術を義肢装具製作に応用することで、従来の人間の手によるものづくりにおける技術者の課題が改善されます。さらに製作時間の削減が期待され、対象者個々に適合した義肢装具をいち早く提供することが可能となります。

福祉機器コンテスト最優秀賞受賞!

佐々木美里さん(当時4年生)と澤谷歩さん(同)が共同で製作した義手が「福祉機器コンテスト(日本リハビリテーション工学協会主催)」の学生部門で最優秀賞を受賞しました!生まれた時から片腕がない佐々木美里さんは、義肢装具士を目指して本学科へ入学し、その卒業研究を通して、今の自分に“できること”と“できないこと”を抽出し、どのような機構を持った義手であれば今までできなかった作業ができるようになるのかに着目し、まったく新しい発想の義手を製作しました。本来ならば、良い腕の長さや形に合わせる義手ですが、製作工程や作業効率を向上させる目的で義手の長さを自在に調整することができる義手を製作しました。製作した義手を使用することで、一人ではできなかった作業工程が可能になりました。この義手は製作者2名の想いとアイデアが詰まった傑作品です!この素晴らしい結果は、新潟県内および全国、さらには世界でTV放映されました。

臨床実習Ⅳ 台湾への研修

本学科では、4年間で4回の臨床実習があります。最終学年である4年次では、義肢装具関連施設で義肢装具士としての業務について学びます。国内の実習先はもちろんですが、希望によっては海外の施設に実習へ行くことも可能です。過去には台湾の国立病院内にある義肢装具製作部へ実習に行きました。臨床実習実習を通して、国際的な視野を広げられることも本学科の特徴です。

新発田市内の小学校へのパラスポーツ教育活動

近年、「パラスポーツ」という言葉を良く耳にするようになりました。パラスポーツといっても数多くの種目があり、競技に取り組んでいる方の障害も様々です。そこで本学科では健康スポーツ学科と共同で、小学生を対象としたパラスポーツ教育活動を行っています。活動では実際にスポーツ用の車いすや義足を体験してもらい、普通の車いすとの違いや障害についてより理解してもらえるように取り組んでいます。

スポーツ分野にも応用される義肢装具の技術

現在では、義肢装具の技術は、障害者への義肢・装具を開発することだけにとどまらず、スポーツ分野においても、幅広く応用されています。例えば、“靴型装具の理論と技術”は、スポーツシューズの開発に活かされ、“足底装具”はスポーツ用インソールの開発に役立っています。そのため、本学科では在学生が競技者のスポーツパフォーマンスが向上するシューズやインソールの研究を行い、また教員もメーカーなどと一緒に研究開発を行っています。本学科では、今後も「医療」「福祉」の分野のみならず、「スポーツ」の分野でも活躍することのできる人材を育成していきます。

海外の国立大学・病院とのMOU締結

台湾最大の国立病院である台北榮民總醫院やタイの国立大学であるマヒドン大学と国際交流協定(MOU:Memorandum of Understanding)を締結しています。各施設と本学科の教職員や学生が臨床実習や研究活動、技術セミナーを通じて多角的に交流し、両者の発展を目指しています。学生はこれらの施設で開催される臨床実習やセミナーに参加することができます。

全国の大学で使用される教科書の執筆を担当する教員

義肢装具自立支援学科の教授陣は、全国の大学で教科書的に使われている書籍や専門書の執筆を担当している教員が数多く存在します。また研究や臨床の現場でも使われているバイブル的な本もたくさん含まれています。その分野は動作解析・歩行分析・義肢装具・リハビリテーション医学・福祉機器など多岐にわたります。ぜひ教科書の著者から直接うける授業を期待してください。

「靴と歩行を科学する」について

靴は歩くための道具として発展してきました。最初の目的は足を保護することであり、次第に作業や歩行を補助する目的を帯びるようになりました。近年では競技としてのスポーツに欠かすことのできないものとなり、競技の特性を考慮した目的別のシューズも開発されています。また特有の歩行パターンを示す幼少期や、歩行運動能力が低下した高齢者向けの靴の開発も進められています。ヒトの足裏は体表面積の1~2%程度といわれており、こんなに小さな面積で全体重を受けているため、トラブルが多い部位でもあります。大学での研究成果をこのような分野に転用し、人々のQuality of lifeを向上させる目的のために研究を推進しています。

最新の研究成果を学ぶ。~学生の学術大会(学会)へ積極的に参加します~

日頃の研究成果を発表する学術大会は通常、「学会」と呼ばれています。これは研究者が参加するのではなく、学生も参加しています。本学科では1年次より関係学会に参加して最新の研究成果を勉強したり商業展示で実際の機器に触れたりと、経験を積むことができます。さらに4年生を中心として、卒業研究の成果を報告する学生もいます。学生のうちから学会に参加し、研究や臨床現場の視野を広げることができます。