特色
大学概要
学部・学科
キャンパスライフ
就職・資格
入試情報

卒業生メッセージ

「楽しくなければ続かない、楽しいだけでは良くならない」

理学療法学科

防 健太

卒業年 :2010年3月
出身高校 :新潟県・新潟江南高校
勤務先 :新潟県厚生農業協同組合連合会 新潟医療センター
職種・職位・資格 :理学療法士

私は現在、新潟医療センターの回復期病棟に勤務し、主に脳血管疾患、整形外科疾患の患者様に携わっています。70歳以上の高齢の患者様を担当させていただくことが多いのですが、90歳を超えてもお元気な方がいらっしゃることに驚かされています。日々の診療では、「楽しくなければ続かない、楽しいだけでは良くならない」ということを念頭に置き、患者様の笑顔を引き出せるような会話や、楽しいだけで終わらない適切な理学療法を提供できるよう試行錯誤しています。人を相手にする仕事ですので大変さも難しさもありますが、同時に面白みも感じられるやりがいのある仕事だと思います。
私は、もともと人前で話すことが苦手でしたが、大学のゼミ活動や演習で何回もロールプレイングや発表を行い、プレゼンテーション能力を高めることができました。このことは、患者様とコミュニケーションをとる上で、現在とても役に立っています。
皆さんも理学療法士に興味があるならば、ぜひ本学で勉強してみてください。私が在籍していた頃に比べ学科数も設備も増えているようですし、楽しく充実した学生生活が送れると思います。これから入学する学生が少し羨ましいくらいです。受験勉強頑張ってください!

Q&A

大学で学んだことは何ですか?
勉強面(講義や演習・実習を通じて身につけたもの)
講義を通じて知識や技術を身につけましたが、ゼミ活動や演習でプレゼンテーション能力が培われたことも身につけたことの一つだと思います。私は人前で話すことが苦手でしたが、回数を重ねることで慣れることができました。よりわかりやすく簡潔に伝えるにはどうするか、聞き取りやすい話し方や速さはどうか、と試行錯誤を繰り返しましたが、これらは患者様とのコミュニケーションにも繋がることであり、現在とても役に立っています。
課外活動面(ボランティアやサークル活動、その他学生生活で身につけたもの)
本学には多くのサークルがあります。私は野球、バレーボールなど複数のサークルに所属していましたが、それぞれで素晴らしい仲間と出会うことができました。学科を越え、学年を越えた中で良い人間関係を構築できたことは職場での円滑なコミュニケーションの土台になっていると感じます。
今後の目標・抱負を教えてください。
初めは老健施設で維持期を経験し、現在は回復期に携わっています。違う分野を経験できたことはとても貴重なことだと思いますので、この経験を活かしながら新しいことも吸収し、広い視野で治療にあたれるよう努力していきたいです。
本学の就職率は全国でもトップクラスを誇っていますが、その理由はどこにあると思いますか?
本学のサポート体制がしっかりしているからだと思います。ゼミの先生には親身に相談に乗っていただき、精神的な支えになりました。また、病院や施設の具体的な話を聞けたことも就職先を探す上で非常に役立ちました。就職センターでは、試験情報の閲覧や面接の指導・練習をしていただきました。履歴書の書き方から送り方など、基本的なことも教えていただきました。このように、充実したサポートによってスムーズに手続きや準備ができることが就職率の高さに繋がっていると思います。
本学を一言で表すと何だと思いますか? また、その理由も教えてください。
「成長の場」
当たり前のことかもしれませんが、人間的に成長できる場所だと思います。
特に、人間関係が広がったということが私にとっては大きな要因だったと感じています。
私はあまり人付き合いが得意ではありませんでしたが、入学して同期生100人の中に身を置くことになりました。さらに他学科の学生や先輩、先生方との関わりもありました。それまでと比べて格段に広がった人間関係の中で礼儀や協調性を身につけ、話し合いや取り組みをしていく上では自分の意見をしっかり持ち発信することの重要性も学ぶことができました。これらは在学中に成長できたと感じる部分であり、社会人となった今でも大事にしていることですが、学生や先生が多く在籍している本学だからこそ学べたことの一つだと思います。
国家試験合格に向けた学科でのサポートやご自身で努力されたことなどについて、実体験などを交えて教えてください。
国家試験勉強では、遅い時間までゼミ室や実習室を解放していただきました。そこでは仲間同士教え合ったり、刺激を受けたりしながら勉強することができました。
学科全体としては、定期的な模試や苦手科目の集中講義などがあり、学力はもちろんですが、モチベーションの維持としてもサポートしていただきました。
本学の就職センターの活用方法や相談に行ってみて良かったこと、役に立ったことなどを教えてください。
就職試験の準備として、やはり試験の傾向や内容を下調べすることは重要だと思います。
本学では就職活動後に試験の内容をレポートとして就職センターに提出しているので、多くの先輩方が残してくれた情報を参考に私も就職活動の準備をしました。もちろん情報通りに問題が出るわけではありませんでしたが、しっかりと準備をすることで余裕をもって臨むことができました。また、面接の練習や回答の添削など、親身になって相談に乗っていただいたことも本当に助けになりました。
本学入学を目指す高校生にメッセージをお願いします。
理学療法士という仕事に楽しさを見出すには少し時間が必要かもしれませんが、間違いなくやりがいのある仕事だと思います。興味があればぜひ本学で勉強してみてください。私が在学していた頃に比べて学科数も設備も増えているようですし、勉強の他にも楽しく学生生活が送れると思います。これから入学する学生が少し羨ましいくらいです。受験勉強頑張ってください。