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卒業生メッセージ

言語聴覚士として在宅で患者様やご家族を支える

言語聴覚学科

川上 恵利

卒業年 :2012年3月
出身高校 :新潟県・新潟西高校
勤務先 :総合リハビリテーションセンター みどり病院
職種・職位・資格 :言語聴覚士

私は言語聴覚士として、訪問リハビリの仕事をしています。回復期の病院を退院後、嚥下機能や失語症でコミュニケーション面に不安のある方をはじめ、地域で生活する脳卒中後遺症の方、パーキンソン病といった難病や認知症の方など、対象とする方は多岐に渡ります。訪問リハビリの一番の特徴は、「その方の生活に沿ったリハビリ」が行えることです。失語症がありつつも買い物に行きたいという目標では、自宅で会計の練習を行ってから、お店で本人の言葉で会計ができる様にサポートします。また、リハビリをする上ではご家族との関わりも重要です。ご家族は日々続く介護に不安を感じていますが、患者様が自宅で元気に過ごすには一緒に住むご家族も元気でなければなりません。ご家族の気持ちに寄り添い、時間をかけて話し合う様に心がけています。

Q&A

現在の職種・業種を志したきっかけや理由について教えてください。
私の祖父が脳梗塞で入院した時、とある職員の方が聴診器を喉元に当てて、飲み込むときの音を聞いていました。それが言語聴覚士という職業の出会いでした。その姿が忘れられず、そろそろ進路を絞らなければいけないと考えていた高校2年生の12月に大学のオープンキャンパスへ参加し、言語聴覚士という職業の奥深さを知ったことがきっかけとなりました。

仕事で大切にしていることは何ですか?
リハビリは利用者様が主役ですが、在宅部門ではご家族との関わりがとても重要です。ご家族は日々続く介護に不安、大変さで疲労することがあります。利用者様が自宅で元気に過ごすには、一緒に住むご家族も元気でなければなりません。ご家族の気持ちに寄り添い、生活で不安なことはないか、時間をかけて聞くようにしています。それに合わせて、訓練メニューや自宅内の環境を整え、安心して在宅生活が送れるよう心掛けています。

本学での学びで活かされていることは何ですか?
大学では様々なことを学びましたが、特に臨床実習での経験はとても活かされています。患者様への礼節をはじめ、他の専門職との情報共有の重要さを実感できました。病院では1人の患者様を多職種で支えるチーム医療が行われていますが、理学療法士、作業療法士とはもちろん、在宅領域ではケアマネージャー、訪問ヘルパー、デイサービスの介護士・看護師などと深く関わります。本学の連携教育で学んだチーム医療が、活かされていると感じています。

今後、仕事を通して実現したいこと、夢について教えてください。
私は現在、失語症者向け意思疎通支援者講習を受講しています。失語症者向け意思疎通支援者とは、言葉がうまく出てこない・理解しにくい失語症の方へ、外出や交通機関の利用の際、わかりやすいように伝え、言葉の表出をサポートする人です。一人でも意思疎通支援者の方が増え、失語症があっても気軽に外出ができる未来になるよう、この活動に取り組んでいきたいと思います。