臨床検査と臨床工学を学んだ価値を、病理検査技師として働く現場で実感
臨床技術学科
戸田 かすみ
| 卒業年 |
:2024年3月 |
| 出身高校 |
:新潟県・新潟第一高等学校 |
| 勤務先 |
:社会福祉法人 新潟市社会事業協会 信楽園病院 診療部 病理検査科 |
| 職種・職位・資格 |
:臨床検査技士/病理検査技師 |
病理検査技師として1年目の私の主な仕事は、病理医が顕微鏡で組織や細胞を観察して正確な診断を下すための、質の高い標本作製。患者さんから採取した組織や細胞が病理検査科に届きます。これを手際よく整形・染色し、病理医に提供します。遺伝子検査、手術中の方針決定、死因の判断などに関わるため、スピード感と緊張感を持って仕事に臨んでいます。在学中に臨床検査と臨床工学の2分野を学べたことで、多方面から患者さんの状態を考えられるようになりました。
- 現在の職種・業種を志したきっかけや、この大学を選んだ理由を教えてください。
- テレビドラマをきっかけに臨床検査技師という職業に興味を持ち、地元である新潟県で国家資格の取得を目指せる大学を探し、新潟医療福祉大学臨床技術学科を見つけました。目標としている臨床検査技師のみならず、臨床工学技士の資格も4年間で同時に取得できることで、就職の際に視野を広げることができると思い、この学部を選びました。
- 大学では、どのようなことを学びましたか。
- 臨床工学技士の資格取得の勉強を通して、高校では選択しておらず苦手意識のあった物理も学び、習得することができました。現在臨床検査技師として働いている中でも、院内で患者数の多い血液浄化療法や、消化器内視鏡検査、オペ室での業務など、臨床工学分野を学内での講義や実習、臨地実習を通して既に見て学んでいて良かったと感じることも多々あります。
- 大学で成長したと感じることはありますか。
- 2分野の勉強を同時進行で行う大変さはありましたが、学んでいくうちに当初はバラバラに感じていた科目同士の繋がりや、検査分野で学んだ知識が工学分野で生かされる場面などを感じることができ、多方面から患者様の状態を考えられるようになりました。また、自分に合った時間の使い方や勉強方法を身に付けることができ、学科内で多くの先輩・後輩・先生方とも積極的に関わりを持てるようになりました。
- 現在の仕事内容を教えてください。
- 現在は病理検査技師として働いています。内視鏡検査、手術等で採取された組織や、尿、喀痰、体腔液などの中にある細胞を、病理医が顕微鏡で観察および診断できるようにするために標本作成を行う仕事です。通常のHE染色に加え、診断の補助となる多種多様な特殊染色や免疫染色も行い、また遺伝子検査や、手術の方針に関わる術中迅速診断、亡くなった患者様の病理解剖にも携わる立場として働いています。
- 仕事の中で意識している事はありますか。
- 病理検査技師として、検体の取り違えやコンタミネーションを起こさないこと、クオリティーの高い標本を作ることを常に意識しています。固定~包埋の仕方、面出し、薄切時のスピードや切片の厚さ、染色時間、検体処理にかかる時間など、一つ一つの工程が標本の質に関わるため、検体ごとに臨機応変に、丁寧かつ素早く、取り違え等が起こらないような正しい方法で標本作製ができるよう日々学び、鍛錬しています。
- 今後の夢や目標は何ですか。
- 入職後1年目である現在は、慣れてきた業務もあれば、緊張やプレッシャーを感じる業務も多くあります。先ずはそれらを逸早く身に付け、検査室での全ての業務を先輩方と同様にこなせるようになることが現在の目標です。認定資格の取得もできるよう、年月をかけて経験を積み、病理医のみならず、他科の先生方、看護師、病理以外の検査を行う検査技師、患者様からも信頼していただけるような病理検査技師になること目指しています。