ナビレンスは、視覚障がいのある方をはじめ、誰もが快適に移動できる環境を目指して開発された次世代型の案内サポートシステムです。専用アプリを使ってカラフルなコードを読み取ると、進む方向や周囲の情報を音声で案内してくれます。視認性と認識速度に優れ、離れた場所からでも利用できるのが特長です。
2025年大阪・関西万博でも採用されています。
ナビレンスは視覚障がい者だけでなく、高齢者や車いす利用者など、さまざまな方に役立つユニバーサルなアプリです。より多くの人に知ってもらい、広く普及させることが、誰もが安心して移動できる社会づくりにつながります。
このたび、小千谷市視覚障害者福祉協会と新潟医療福祉大学社会連携推進機構との共催により、新潟市障がい者ICTサポートセンターの山口俊光先生を講師にお迎えし、「ナビレンス体験会」を小千谷市勤労青少年ホームにて開催いたしました。
当日は、視覚障がい当事者をはじめ、ご家族や福祉関係者など16名が参加され、活気ある雰囲気の中でナビレンスの活用体験や意見交換が行われました。
また、本学からは作業療法学科の原田あいさん、救急救命学科の新田純平さんが参加し、運営サポートを担当。参加者との交流を通じて、実践的な学びを深める機会ともなりました。
今後も地域社会との連携を深めながら、誰もが安心して暮らせる社会づくりに貢献してまいります。
専門職を目指す学生にとって実践力を磨く有意義な活動となりました。
-------参加した学生の声-----
ナビレンス体験会に参加し、講師の先生や視覚に障がいのある方々のお話をうかがう中で、私たちにとって当たり前の日常の中に、視覚障がいのある方にとっては大きな困難が数多く存在することに気づかされました。
たとえば、信号を渡ることや目的の部屋に向かうことなど、普段は意識せずに行っている行動が、立場を変えて考えると想像以上に大変なことであると実感しました。
ICTの力によって、こうした困難が少しずつ解決へと導かれていることを学びました。AIが視覚障がいのある方々の生活を支えていることを知り、大きな驚きとともに、ナビレンスのような技術が安全で快適な暮らしを支援していることを実感しました。
こうした技術が、視覚障がいのある方だけでなく、多くの人に広く知られ、活用されることを願っています。
今回の体験を通じて、視覚障がいに対する理解が深まり、日常の中での意識も少しずつ変わったように思います。初めての経験で緊張もありましたが、大変貴重な学びとなりました。これからもさまざまな場面で力になれるよう、さらに行動していきたいと思います。
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作業療法学科👉 https://www.nuhw.ac.jp/faculty/ot/
救急救命学科👉 https://www.nuhw.ac.jp/faculty/em/
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新潟医療福祉大学 社会連携推進センター
https://www.nuhw.ac.jp/community/
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