新潟医療福祉大学 作業療法学科では、新潟県内の医療系大学として初めて、「パラスポーツ指導員(初級)」の資格を在学中に取得できる仕組みを導入しました。
この資格は、公益財団法人日本パラスポーツ協会が認定するもので、障がいのある方々の身体的・精神的な健康維持や社会参加を目的としたスポーツ活動の支援・指導を行うために必要な知識と技術を備えていることを証明するものです。
◆ 作業療法とパラスポーツの親和性 ー “生活を支える”専門職としての広がり
作業療法士は、病気やけが、障がいなどによって日常生活に困難を抱える方々に対し、「作業(=日々の生活行為)」を通じて心身の機能回復や生活の再構築を支援する専門職です。
新潟医療福祉大学 作業療法学科では、「その人らしい生活」を支えることを目標に、医療・福祉・地域の現場に即した実践的な学びを重視しています。近年では、単なる身体機能訓練にとどまらず、スポーツ・余暇活動・創作活動といった文化的・社会的活動の重要性が高まっており、パラスポーツはまさにその一つとして注目されています。
こうした背景から、パラスポーツに関する知識と指導技術を身につけることは、現代の作業療法士にとって大きな武器となります。
◆ 新潟医療福祉大学 作業療法学科の特色
• 全国トップクラスの国家試験合格率・就職実績
• 臨床・福祉・地域支援に強い“実践力重視”の教育体制
• 多職種連携を体験的に学べる「連携教育プログラム」
• リハビリ・障がい者支援・高齢者支援など幅広い進路に対応
今回の「パラスポーツ指導員」資格取得対応は、こうした本学科の教育方針と親和性が高く、作業療法の新たな可能性を学生自身が切り開いていくための重要なステップとなります。
◆ 学生一人ひとりの“+α”を育てる大学へ
新潟医療福祉大学では、「高度な専門性」だけでなく、「人と関わる力」「地域社会との接点」「創造的な課題解決力」といった“+α”の力を育む教育を大切にしています。
作業療法学科におけるパラスポーツ指導員資格取得の取り組みは、その象徴的な例であり、障がいのある方々と共に歩む未来志向のリハビリテーションを実現する第一歩です。
今後も、地域社会と連携しながら、より実践的で価値ある教育を通じて、次代を担う作業療法士を育ててまいります。
