言語聴覚学科の落合助教が県内高校への出張講義にて、言語聴覚士の魅力を講義しました。言語聴覚士は、職業認知が少しずつ高まってきておりますが、依然社会的ニーズに供給が追い付いていません。言語聴覚士の職域は広く、十分に理解されていない現状もあります。社会の方々へ言語聴覚士についてご理解いただきたいと考えております。
◆概要
言語聴覚学科の落合助教が県内高校への出張講義にて、言語聴覚士の魅力を講義しました。言語聴覚士は、職業認知が少しずつ高まってきておりますが、依然社会的ニーズに供給が追い付いていません。言語聴覚士の職域は広く、十分に理解されていない現状もあります。

出張講義では、2回に分けて80名程度の高校生にご参加を頂きました。「人・町・社会を変えるリハビリテーション」として、言語聴覚士に留まらずリハビリテーションに関わる職種のご紹介をさせて頂きました。リハビリテーションは、病気やケガによる心身の機能障害への対応に注目をされることが一般的には多いかと思います。しかしながら、広く活動や参加を支え、全人間的復権を目指す職種であり、個人だけでなく時に社会全体への働きかけも重要な職責です。そのため、職域は拡大し様々な活躍のフィールドが存在することをお伝え致しました。後半は言語聴覚士の職務をご紹介致しました。言葉の科学や、失語症や摂食嚥下障害に対するリハビリテーション場面の動画も供覧し、「コミュニケーション」と「食べる」といった人間の尊厳に関わる仕事のやりがいや魅力についてお話を致しました。
言語聴覚士は、「言語」というワードから「運動」とは無縁のように感じられる方も多いかと思います。しかしながら、「話す」「食べる」もすべて脳神経系からの指令が筋肉に伝わることで成立する「運動」です。講義では、運動時の筋肉の活動が確認できるように表面筋電図を使用して、「食べる」ときに働く筋の活動についても解説を致しました。「話す」「食べる」を運動としてとらえ、脳科学や言語学、心理学といった知識と統合させ学際的に取り組んでいくことで、仕事の奥深さとやりがいは更に広がります。運動に興味がある方も幅広く「コミュニケーション」や「食べる」ことを支援する言語聴覚士の仕事を知ってもらえると嬉しいです。
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