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【社会連携】とよさか中高年教養大学「健康長寿学」実施報告 (7月)

2025.08.25 新着情報

とよさか中高年教養大学は、中高年の北区民の皆さまを対象として11科目が開講されており、本学はそのうち「健康長寿学」を担当しています。

今年度4回目となる7月の講座は、7月24日(木)に葛塚コミュニティセンターで開講され、約30名の方々が受講されました。
今回は教育・学生支援機構の豊田典子先生が「海外の健康習慣」をテーマに講演を行いました。

講座の前半では、WHOによる肥満率ランキングを紹介しながら、各国の食文化や生活習慣と健康の関わりについてお話がありました。
日本人女性の体重減少傾向や、サブ・サハラ地域における低体重と貧困の問題にも触れ、健康を考えるうえで社会背景や文化的要因を理解することが大切だと伝えられました。

後半では、世界の珍しい健康法として、フィンランドのサウナ後の氷水入浴、中国の公園での体操やダンス、ロシアのニンニクネックレスなどが紹介されました。
これらには研究報告もあるものの、例えばフィンランドのサウナ健康法に関する研究はフィンランド人のみを対象としているなど、
必ずしも日本人にそのまま当てはまらないこと、取り入れる際には医師に相談し、科学的根拠を吟味するヘルスリテラシーの大切さも強調されました。

また、日本では常識とされる習慣が海外では驚かれる例として、発熱時の入浴、大勢での入浴、かけ湯の習慣を紹介し、
文化の違いが「マナーの問題」ではなく「互いに知らないこと」から生じる場合が多いことを説明しました。
外国人居住者が増える北区においても、多文化共生の視点を持ち、相互理解を深めて社会を築くことの重要性を伝えました。

本講座では、世界各地の写真や地図を多用し、まるで旅行をしているような気分を味わえる工夫、さらにクイズを取り入れ、参加者が自ら考える時間を作る工夫がされました。

受講者からは、驚きや納得の声が多く聞かれ、終了後には「楽しかった」との感想が寄せられました。特に、肥満率の話題に関連してミクロネシア連邦やJICA新潟での取り組みに触れた場面では、地元と世界のつながりを感じられ、大きな反響がありました。
海外の事例を「他人ごと」とせず、自分の生活と重ね合わせて体感できる学びの場となったことが印象的な講座でした。

  

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