「10月10日・目の愛護デー」に合わせて、新潟市北区の2つの小学校で、社会連携推進機構の石井雅子教授が「目の健康」をテーマに授業を行いました。
視機能科学科と心理健康学科の学生がサポートとして参加し、10月9日(木)には南浜小学校5年生16名、10月10日(金)には岡方第二小学校5・6年生27名が受講しました。
授業では、目の仕組みや“見える”原理を、正視・近視・遠視・乱視の体験を通して楽しく学びました。マリオット盲点の実験では、自分の「見えない部分」に気づきました。乱視の原因となる角膜や水晶体のゆがみについても理解を深めました。さらに、白内障や緑内障などによる見え方の変化をシミュレーションし、「もし見えにくくなったら何が困るか?」を全員で話し合いました。最後に、目の緊張やリラックスの重要性について学び、子どもたちは「目を大切にしよう」という意識を新たにし、日常生活でできる目のケアを考えるきっかけとなりました。

サポートした学生の感想
・ 授業では、目の模型やレンズを使って「ものが見えるしくみ」を分かりやすく紹介し、白内障や緑内障などの病気についても見え方の体験を交えながら学びました。
・ 授業の補助として、児童がスムーズに体験できるよう器具の準備や誘導を行いました。
・ 子どもたちが学校で「マリオット盲点」をすでに学んでいたことに驚きました。
・ 実際に模型を触ったり、体験キットを使ったりすることで、どの子も真剣に授業に取り組んでいる様子が印象的でした。
・ 視野狭窄の体験では「ゲームの画面が見えない」「友達の顔が見えなくなる」など、子どもならではの感想が多く聞かれ、視覚の大切さを改めて感じる貴重な時間となりました。
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小学・大学連接教育とは
小学校と大学が連携して行う教育活動で、小学生が大学の授業や研究に触れることで、学びへの興味や探究心を育む取り組みです。大学の教員や学生との交流を通じて、科学や健康など身近なテーマを体験的に学び、「学ぶことの楽しさ」や「知ることの喜び」を感じることができます。
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