とよさか中高年教養大学は、中高年の北区民の皆さまを対象として11科目が開講されており、本学はそのうち「健康長寿学」を担当しています。
今年度7回目となる10月の講座は、10月23日(木)に葛塚コミュニティセンターで開講され、35名の方々が受講されました。
今回は健康栄養学科の中村純子先生が「からだを元気にする食べ方をマスターしよう」をテーマに講演を行いました。
講座では、骨粗しょう症や高血圧、脂質異常症の予防を目的として、健康で長生きするためのバランスの良い食事の摂り方についてお話ししました。
まず、骨を丈夫に保つために、日常生活の中でカルシウムを効果的に摂取する方法について、乳製品だけでなく冷凍野菜や乾物などの身近な食材を上手に使う工夫について紹介しました。
次に、減塩の大切さを理解し、美味しさを損なわずに塩分を控えるための具体的な方法について紹介しました。
中でも、調味料の使い方の工夫や食品成分表示の活用は、身近で簡単にできる減塩法だと参加者からも好評でした。
さらに、脂質異常症の予防については、油脂の「量」だけでなく「質」も大切であることを説明し、飽和脂肪酸やトランス脂肪酸はどのような食品に含まれているのかを理解してもらい、食品を選ぶポイントをお伝えしました。
参加者の皆さんはチェックシートを用いて自身の食生活を振り返り、無理なく継続できる食生活改善の大切さを改めて感じて頂けた講座となりました。
講義の中では、「野菜は生のまま冷凍してもよいのか」「日光にはどのくらいの時間あたるとよいのか」といった具体的な質問もあり、参加者の皆さんの健康への関心の高さが感じられました。
また、チェックシートの結果を確認しながら、周囲の受講者と日々の食事について意見を交わす姿も印象的でした。
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