新潟医療福祉大学(以下、本学)心理健康学科は、10月25日(土)に行政と連携した地域精神保健活動に参加しました。本取り組みは、ひとりの人の“こころの内面”を深く理解するだけでなく、その人を取り巻く地域や社会とのつながりを、より高い視点から見つめる力を育てることを目的としています。心理職を目指す学生にとって、医療・福祉・行政など多様な現場の方々と関わり、協働する機会は、学びを広げるうえで大切な経験となっています。また、心理職だけでなく、一般企業を含むさまざまな組織においても求められる能力の涵養に寄与するものです。

当日は、本学科教員と学生4名が参加し、「『普通ってなに?』からはじめる発達障がいとの向き合い方」をテーマに、“普通”という言葉の背景を見直し、環境とのズレから生まれる“生きづらさ”をどのように軽減できるかを、地域の皆さまとともに考える機会となりました。学生はこれまでの学びを活かしながら、現場のリアルな声に直接触れ、心理学の知識が社会の中でどのように役立つのかを実感していました。

また、新潟県身体障害者施設協議会や燕市健康福祉部との連携のもと、発達特性のある方への理解を深める研修や、身体面・精神面の困難を抱える方への支援方法を応用行動分析(ABA)の考え方にもとづいて整理し、より良い支援計画につなげる「ケースフォーミュレーション」研修など、地域連携による実践的な学びを継続して行っています。
心理健康学科では、今後も地域や行政と連携しながら、「こころ」と「社会」をつなぐ心理学の実践教育を進めていきます。
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