2026年4月12日(日)、新潟駅バスターミナルにおいて、視覚障害者支援アプリ「ナビレンス」の体験会(実証実験)が開催されました。 ナビレンスについてはここをクリック
「ナビレンス」は、スマートフォンを用いて周囲の情報を音声で取得できる視覚障害者支援アプリです。新潟市では新潟駅バスターミナルへの設置を決定し、3月末に設置工事が完了したことを受け、今回の体験会が実施されました。当日は、視覚障害当事者やご家族、サポーターなど約30名が参加しました。
本学からは社会福祉学科および救急救命学科の学生4名が参加し、視覚障害当事者の方々の移動支援や体験サポートを行いました。体験会では、学生が当事者の方と一緒にナビレンスアプリを活用しながらバスターミナル内を歩行し、利用者の視点からアプリの利便性や課題について意見交換を行いました。
参加した学生からは、「視覚障害のある方は、点字ブロックや周囲の人の動き、杖や盲導犬など多くの情報を同時に意識しながら移動していることを知った」「『右に進みます』『止まります』など、具体的に状況を言葉で伝えることの大切さを学んだ」といった声が聞かれました。
ナビレンスの活用については、「音声案内が周囲の騒音で聞き取りにくい場面があった」「スマートフォンと白杖の利用で両手がふさがる場合がある」「『目的地まで○メートル』という表現は距離感が分かりづらいという利用者の声があった」など、実際の利用環境ならではの課題にも気づくことができました。一方で、「遠距離からでも認識しやすい」「汚れに強い素材で読み取りやすい」といった利点も体感しました。
救急救命学科の学生からは、「将来、救急救命士として障害のある方を支援する際にも、今回学んだ配慮や関わり方を活かしていきたい」との声もあり、体験を通じて専門職として必要な視点を深める機会にもなりました。
今回の活動を通して学生たちは、障害の有無にかかわらず誰もが暮らしやすい社会づくりには、支援技術の発展だけでなく、利用者の声を丁寧に聞き、多様な立場から考えることの重要性を学びました。
今後も本学では、地域や行政との連携を通じて、学生が実践的な学びを得られる機会を大切にし、共生社会の実現に向けた取り組みを進めてまいります。
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